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化学物質管理

最終更新日: 2020.03.31
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ファーストリテイリングは、水や大気の汚染防止と低減および化学物質の管理を徹底し、お客様と工場従業員の安心・安全を守り、環境を保護します。

化学物質管理方針

化学物質は、染色その他の加工工程、仕上げ工程など、服の生産において重要な役割を担っています。ファーストリテイリングは、商品の生産プロセスにおいて、水や大気の汚染防止と低減に努めるほか、化学物質の管理を徹底し、環境を保護します。すべての取引先工場の協力のもと、商品や生産プロセスにおける有害化学物質の排出ゼロをめざし、お客様と工場従業員の安心・安全を守ります。また、化学物質管理に関する取り組みを行う団体とパートナーシップを結び、一企業では解決が難しい業界全体の課題に取り組んでいきます。

目標

ファーストリテイリングは2013年、商品や生産プロセスにおける有害化学物質の排出を、2020年までにゼロにすることにコミットしました。コミットメントに従い、優先物質の廃絶に向けた取り組み、APEOsの廃絶、PFCsの廃絶、主要な素材工場における排水検査の実施および結果の開示を行いました。2019年末時点で主要な素材工場における排水基準の遵守率は99.8%となっています(詳細は、下記「有害化学物質の排出撲滅に向けた取り組みの進捗」を参照)。

今後も、サステナブルな化学物質管理の実現に向けて、継続的に安心・安全な商品の開発を推進します。また、工場で使用される化学物質の透明性および安全性を高めるとともに、取引先工場と協働し、化学物質の取り扱い管理におけるベストプラクティスを展開していきます。

取り組み

有害化学物質排出ゼロに向けたコミットメントのもと、制限物質リストを公開しています。主要な素材工場では排水検査を定期的に実施しています。万が一、有害化学物質が検出された場合は、工場とともに改善に向けた取り組みを行います。素材工場では、有害化学物質の代替物質の採用と、化学物質管理の強化を推進しています。また、業界全体の課題解決に貢献するため、有害化学物質排出ゼロ(ZDHC: Zero Discharge of Hazardous Chemicals)グループにも加盟しています。ZDHCグループは、消費者と労働者の保護および環境保全の促進のため、テキスタイル、レザー、フットウエアのバリューチェーンにおける有害化学物質の排出ゼロに向けて取り組む業界団体です。ZDHCが提供する製造時制限物質リストや情報プラットフォーム「ZDHC Gateway」を活用することで、業界統一の基準でパフォーマンスを測定し、より効果的に改善を進めることが可能となります。

取り組みの全体進捗

制限物質リストの作成と公開

より包括的な化学物質管理を実施するため、商品と生産プロセスにおける制限物質リストを設けています。制限物質リストは毎年更新し、取引先工場に基準の遵守を要求しています。有害化学物質の混入は未然に防止すべきとの考え方(未然防止アプローチと予防原則)に基づき、法令や業界基準だけでなく、当局、NGO、文献から得られた情報も参考にし、専門家と協議したうえで、対象物質を特定しています。

排水については、ZDHCグループの排水ガイドラインにおける基準を採用しています。

関連リンク

排水検査の実施と情報公開

主要素材工場に対して、ZDHCグループの排水ガイドラインに基づく排水検査の実施および中国環境NGOのIPE(The Institute of Public & Environmental Affairs)のウェブサイトでの検査結果の公開を義務付けています。検査の結果、有害化学物質が検出された場合は、取引先工場と当該物質を製造する化学メーカーへ調査を実施し、原因を特定し、改善指導を行っています。

特定物質の廃絶に向けた取り組み

・アルキルフェノールエトキシレート(APEOs)
APEOsは、界面活性剤として使われる化学物質の一種であり、工業用の洗浄剤として広く使われていますが、内分泌かく乱性が指摘されています。
ファーストリテイリングでは、2012年よりAPEOsを含む製剤の使用を禁止しています。取り組みの結果、2019年には全ての対象工場の排水において基準値未満を達成しました。

・パーフルオロ化合物(PFCs)
PFCsは、雨や汚れから衣服を守るために、アパレル・アウトドアウエア業界で広く使用されている耐久撥水加工剤です。国際環境NGOグリーンピースは、PFCsの難分解性などを問題視しています。ファーストリテイリングは、生産段階におけるすべてのPFCs使用を廃絶することを目標とし、これまで取引先とともに、より安全なPFCsの代替物質・代替技術の開発を進めてきました。その結果、2017年秋冬シーズンからは全商品でPFCsの使用を廃絶しました。

取引先工場の化学物質管理の監査を実施

「生産パートナー向けのコードオブコンダクト」に基づき、取引先の縫製工場および主要素材工場を対象に、労働環境モニタリングと同時に環境監査も実施しています。環境監査では、化学物質の保管状況、取扱説明書の整備状況、従業員のトレーニング状況などが監査項目として含まれています。第三者の専門機関が定期的に監査し、改善が必要な工場については、ファーストリテイリングの従業員が直接訪問し、工場とともに改善活動に取り組んでいます。

また、アパレルの素材生産工程においては、多くの水やエネルギー、化学物質などが必要とされ、環境への負荷が高くなる可能性があります。2015年、アパレル業界の環境負荷低減を推進するNPO「サステナブル・アパレル連合(SAC)」が開発した環境評価基準「HIGGインデックス」をユニクロの主要素材工場に導入しました。化学物質管理はHIGGインデックスの主要テーマの一つです。HIGGインデックス導入により、素材工場の化学物質管理状況に関する調査・評価を行い、工場とともに改善に取り組んでいます。

関連リンク

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