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化学物質管理

最終更新日: 2019.05.10
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ファーストリテイリングは、水や大気の汚染防止と低減および化学物質の管理を徹底し、環境を保護します。商品や生産プロセスにおける危険化学物質の排出をゼロにすることをめざしています。2017年秋冬シーズンからは、耐久撥水加工剤のPFC(パーフルオロ化合物)の使用を禁止しました。また、一企業では解決が難しい業界全体の課題に取り組むため、化学物質管理に関する取り組みを行う団体とパートナーシップを結んでいます。

化学物質管理方針

商品の生産プロセスにおいて、水や大気の汚染防止と低減に努めるほか、化学物質の管理を徹底し、環境を保護します。すべての取引先工場の協力のもと、商品や生産プロセスにおける危険化学物質の排出ゼロをめざし、お客様と工場従業員の安心・安全を守ります。

目標

危険化学物質排出ゼロに向けたコミットメント

ファーストリテイリングは2013年、商品や生産プロセスにおける危険化学物質の排出を、2020年までにゼロにすることにコミットしました。

取り組み

危険化学物質排出ゼロに向けたコミットメントのもと、制限物質リストを公開しています。主要な取引先工場では排水検査を定期的に実施し、その結果を開示しています。万が一、危険化学物質が検出された場合は、ファーストリテイリング各事業の生産部が、工場とともに改善に向けた取り組みを行います。取引先工場では、危険化学物質の代替物質の採用と、化学物質管理の強化を推進しています。また、業界全体の課題解決に貢献するため、危険化学物質排出ゼロ(ZDHC: Zero Discharge of Hazardous Chemicals)グループにも、メンバーステータス「Friend」として加盟しています。ZDHCグループは、消費者と労働者の保護および環境保全の促進のため、テキスタイル、レザー、フットウエアのバリューチェーンにおける危険化学物質の排出ゼロに向けて取り組む業界団体です。ファーストリテイリングは、ZDHCが提供する製造時制限物質リストと情報プラットフォーム「ZDHC Gateway」を活用していきます。

取り組みの全体進捗

制限物質リストの作成と公開

制限物質リストを毎年更新し、取引先工場に基準の遵守を要求しています。危険化学物質の混入は未然に防止すべきとの考え方(未然防止アプローチと予防原則)に基づき、下記の方針に従い、リストの更新を行っています。

1)コミットメントの中では、11の物質群が優先化学物質として定義されていますが、この11の優先物質以外も管理対象とするため、専門家の助言のもと、化学物質の抽出および危険性の評価に下記項目を追加し、制限物質を特定しています。

1. CPA Green Screen Database/Approach およびその他の化学物質の安全性・有害性に関する情報源
2. 法令および業界基準
3. 業界で広く使用されている化学物質

・危険化学物質のスクリーニング方法について
2013年10月1日、危険化学物質のスクリーニング方法の詳細を公開しました。

・化学物質の代替と有害性スクリーニング方法の開発に向けたステップ
2013年3月5日、化学物質の代替と有害性スクリーニング方法の開発に向けたステップを発表しました。

2)より包括的な化学物質管理を実施するため、商品と生産プロセスにおける制限物質リストを設けています。排水については、ZDHCグループの排水ガイドラインにおける基準を採用しています。

関連リンク

排水検査の実施と情報公開

主要素材工場に対して、ZDHCグループの排水ガイドラインに基づく排水検査の実施および中国環境NGOのIPE(The Institute of Public & Environmental Affairs)のウェブサイトでの検査結果の公開を義務付けています。検査の結果、危険化学物質が検出された場合は、染色・素材生産の専門家である匠チーム(生産部)が、取引先工場と当該物質を製造する化学メーカーへ調査を実施し、原因を特定し、改善指導を行っています。

特定物質の廃絶に向けた取り組み

2013年6月28日、アルキルフェノールエトキシレート(APEO)に関する調査結果を公開しました。

・パーフルオロ化合物(PFC)廃絶の進捗について
PFCは、雨や汚れから衣服を守るために、アパレル・アウトドアウエア業界で広く使用されている耐久撥水加工剤です。国際環境NGOグリーンピースは、PFCの難分解性などを問題視しています。ファーストリテイリングは2013年の「排出ゼロ実現策へのコミットメント」において、2016年7月1日までに、生産段階におけるすべてのPFC使用を廃絶することを目標とし、これまで取引先とともに、より安全なPFCの代替物質・代替技術の開発を進めてきました。その結果、2016年の販売商品に占めるPFC使用商品の割合は約2%まで削減でき、2017年秋冬シーズンからは全商品でPFCの使用を廃絶しました。

PFC代替済み商品群

代替済み商品群機能性試験項目代替にあたり見直した機能
コート、ブルゾン、 パーカ類の一部 撥水性、撥水耐久性、撥油性、防汚性、縫い目ズレ、風合い、変色、液安定性、工程安定性 撥油性、風合い

取引先工場の化学物質管理の監査を実施

「生産パートナー向けのコードオブコンダクト」に基づき、取引先の縫製工場および主要素材工場を対象に、労働環境モニタリングと同時に環境監査も実施しています。環境監査では、化学物質の保管状況、取扱説明書の整備状況、従業員のトレーニング状況などが監査項目として含まれています。第三者の専門機関が定期的に監査し、改善が必要な工場については、ファーストリテイリングの従業員が直接訪問し、工場とともに改善活動に取り組んでいます。

また、アパレルの素材生産工程においては、多くの水やエネルギー、化学物質などが必要とされ、環境への負荷が高くなる可能性があります。2015年、アパレル業界の環境負荷低減を推進するNPO「サステナブル・アパレル連合(SAC)」が開発した環境評価基準「HIGGインデックス」をユニクロの主要素材工場に導入しました。化学物質管理はHIGGインデックスの主要テーマの一つです。HIGGインデックス導入により、素材工場の化学物質管理状況に関する調査・評価を行い、工場とともに改善に取り組んでいます。

関連リンク

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