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商品の開発

最終更新日: 2019.09.17
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水の使用を大幅に削減できる画期的なジーンズ生産技術の開発など、取引先との強固なパートナーシップを活かし、社会・環境に配慮した商品開発を進めています。

サステナブルなジーンズ生産技術の開発

ファーストリテイリングは、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのジーンズ研究・開発施設「JEANS INNOVATION CENTER(ジーンズイノベーションセンター)」で、ジーンズの加工工程の水使用量を最大99%、平均90%以上(※1)削減する技術を開発しました。ユニクロは2018年秋冬シーズンから、メンズレギュラーフィットジーンズに、J Brandでも同シーズンから、サステナブル・カプセル・コレクションに、この技術を導入しています。2019年には、両ブランドがこの技術で、当社グループのジーンズ全生産量の約3分の1に相当する約1,000万本のジーンズを生産するほか、2020年までに、グループ傘下の全ブランドで生産・販売するジーンズにこの技術を導入し、生産を拡大していきます。

この先進技術は、ナノバブルやオゾンでジーンズを洗うウォッシュマシーンと、ジーンズデザイナーの熟練技術をかけ合わせることで、品質やデザインを保ちながら、従来の生産方法に比べ、加工工程の水使用量を大幅に削減します。この技術の導入による水の削減量を、2020年に当社グループで生産する予定の約4,000万本のジーンズで試算すると、従来の生産方法に比べて約37億リットル削減することができ、これは国際基準プールの容積(※2)で換算すると約1,500杯分に相当します。また、加工工程で使用する軽石を半永久的に使える人工石に変えることで、水質汚染を軽減するほか、伝統的な生産方法では手作業で行ってきた「擦り」の工程にレーザー機械を導入することで、工場従業員の負担も軽減します。

(※1)ユニクロの2017年メンズレギュラーフィットジーンズと2018年同型商品を比較した場合
(※2)ユニクロメンズレギュラーフィットジーンズの削減率で試算した場合。国際基準プールとは、長さ50メートル、
10レーン(1レーンの幅は2.5メートル)、水深2メートル、1杯あたり250万リットルとする。

ジーンズイノベーションセンター

ジーンズイノベーションセンターは、ファーストリテイリングが2016年11月、米国カリフォルニア州ロサンゼルスに設立したジーンズの研究・開発を行う専門施設です。同センターには、当社グループからジーンズの専門家が集結し、ジーンズの伝統を守りつつ、革新的な技術や素材を活用したジーンズの開発を進めています。

ユニクロのメンズレギュラーフィットジーンズ

ユニクロの2018年秋冬のメンズレギュラーフィットジーンズは、 ヴィンテージジーンズを参考に、世界トップクラスのデニム メーカーであるカイハラ社のコットン100%デニムを使用し、 今回の先進技術を用いて生産されています。コットン100%だからこそ映える、昔ながらのデニムらしい加工感が特徴です。ヒップまわりはリラックスしつつ、レッグラインはストレートなシルエットに仕上げているので、どなたでもすっきり穿着こなすことができます。価格は3,990円(税抜)です。

J Brandのサステナブル・カプセル・コレクション

ロサンゼルス発のプレミアム・デニムを中心とするコンテンポラリーブランドのJ Brandは、2018年秋冬シーズンのサステナブル・カプセル・コレクションに、この先進技術を導入しています。同コレクションは、リサイクルコットンなど環境に配慮した原材料を使用し、再生エネルギーや高効率エネルギーで稼働する工場で縫製されています。ウィメンズ4型、メンズ6型が販売され、価格は228~398米ドルです。

ダウンのリサイクル

お客様が着られなくなったウルトラライトダウンをユニクロの店頭で回収し、東レが新たに開発したダウン分離システムによってダウンだけを取り出します。その後洗浄工程を経て、新しいダウン商品の素材として活用します。2019年9月から回収をスタートし(※1)、2020年秋冬シーズンから、リサイクル・ダウンを素材の一部に使用したダウン商品を販売する予定です(リサイクル品は、全ての商品ではなく一部商品となります)。

従来、布団などのダウンが含まれる製品のリサイクルは、解体を手作業で行うことが一般的です。ウルトラライトダウンの場合、表地が薄く縫製も複雑なため、解体の難易度が高く、従来の手作業ではダウンを効率良く取り出すことが困難でした。ユニクロのダウンリサイクルでは、ウルトラライトダウン専用の分離機械の開発によって、ダウンの切断、攪拌分離、回収までを完全自動化させ、従来の手作業に比べて約50倍の処理能力を実現しました。また、ダウンが舞い飛ぶ環境下での手作業を廃止することにより、作業者の負担軽減にも配慮しています。

(※1)回収は日本のみです。 難民支援向け商品とは分けて回収します。

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リサイクルポリエステル繊維の活用

ユニクロは2020年春夏シーズンから、東レの新しい高付加価値ペットボトルリサイクルポリエステルを使用した高機能速乾ウエア「ドライEX」の生産を開始します。

回収したペットボトルから作られるリサイクル繊維はこれまでも存在していましたが、回収されたペットボトルへの混入異物により、特殊な断面を持つ繊維や極細繊維の生産は困難でした。また、従来のリサイクル繊維ではペットボトルの劣化などによる黄ばみの問題があり、その克服が課題となっていました。

このたび、東レが開発したリサイクル原料中の異物を除去する独自のフィルタリング技術により、バージン原料同様に特殊な断面や多様な繊維の製造が可能となりました。さらに、東レ独自のリサイクル識別システムで、ペットボトルリサイクル繊維のトレーサビリティも実現しました。

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