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トップメッセージ

最終更新日: 2024.01.31
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未来のために行動する

代表取締役会長兼社長 柳井正

経営とは、持続可能であることを前提にしています。ゴーイング・コンサーン(going concern=企業が将来にわたって継続していく前提)です。持続可能であるためには、グローバルな視点と良識をもって経営してくことが大事だと、創業時から考えてきました。

我々が提供しているLifeWear(究極の普段着)には、精緻な日本のものづくりの精神が息づいています。服の細部にまで心を配り、一枚一枚の生産プロセスに自ら関与して、深い信頼関係にある長年のパートナーと共に服をつくり続けています。最先端の技術を駆使して改革し、より良く進化させ、絶え間ない改善を続けていく。服そのものの価値を正面からお客様にお伝えし、「日本発の新しい服」としてブランディングを強化することで、グローバルでのブランドポジションを確実なものとしてきました。

地方の炭鉱町の商店街から始まり、売上高3兆円を目前に控えた今日まで、ひたすら真面目に、本当に良い商品をお客様に提供し続けています。そのおかげで2023年8月期の売上高は2兆7,665億円(前期比20.2%増)、営業利益は3,810億円(同28.2%増)と、大幅な増収増益となりました。連結業績に占める海外ユニクロ事業の売上高は初めて5割を超え、すべての事業国・地域で大幅な成長を遂げました。進化し続けるLifeWearを世界中のお客様に提供し続ければ、必ず世界最高のグローバルブランドになれると確信しています。グローバルなビジネスをより強力に進めるため、経営体制の面では、次世代の「チーム経営」強化の一環として、ユニクロ事業のグローバルCEOを務める塚越大介が、株式会社ユニクロの代表取締役社長兼COOに就任しました。今後は塚越を中心にグループが一体となった真の「全員経営」を実現し、経営の質をより高いものにしていきます。

我々が培ってきた独自の文化や発想を活かせば、世界の問題解決のために大きな貢献ができると思います。高い志をもつ個人や企業と力を合わせることで、平和で安定した世界をつくる道が開けると信じています。我々のステートメントである「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」ための挑戦を、これからも続けていきます。

2024年1月
株式会社ファーストリテイリング
代表取締役会長兼社長 柳井 正

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