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廃棄物管理と資源効率の向上

最終更新日: 2021.04.02
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ファーストリテイリングは、資源の使用量削減やリユース・リサイクルの促進などに取り組み、地球環境への影響を最小限に抑えていきます。

廃棄物管理と資源効率の向上方針

廃棄物は、適切な処理をすることで再利用可能な貴重な資源になります。事業活動から排出される廃棄物(お客様のご不要になった商品廃棄を含む)について、排出量の削減をめざすとともに、再利用および適切な処理を推進し、資源の循環利用に取り組みます。循環経済(サーキュラーエコノミー)の実現と資源効率の最大化を追求するため、資源の使用量削減やリユース・リサイクルの促進などに取り組んでいきます。資源効率を向上させるうえで最も大切なのは、長期にわたってお客様が服をご愛用くださることです。高品質で長くご使用いただける服をお客様に提供することで、資源効率性の高い社会の実現に貢献します。

目標

資源を無駄にしないビジネスモデルの追求

ファーストリテイリングは、シンプルで高い機能性を持ち、お客様に長くご愛用いただける、質の高い服づくりに努めています。お客様から寄せられたご意見を分析し、商品の細部に至るまで細かい改良を加えるとともに、生産数量の予想精度の改善や物流改革などにより、お客様が求める本当に良い商品を、必要な量かつ最適なタイミングでお届けし、生産や販売における無駄をなくす取り組みを進めています。どうしても在庫として残った商品については、値下げや翌シーズン以降への持ち越しによって最終的に全て売り切るなど、廃棄はしない方針としています。販売後の商品についても責任を果たすため、商品を回収し、リユース・リサイクルする取り組みを進めています。また、リサイクル素材の導入も推進しています。

使い捨てプラスチック使用削減に向けたグループ方針

ファーストリテイリングは、地球環境に配慮した持続可能な事業構築に向けた取り組みの一環として、2019年7月に、「サプライチェーン全体で不要な使い捨てプラスチックを原則として撤廃、使わざるを得ないものについては環境配慮型素材に切り替える」グループ方針を策定しました。

・ショッピングバッグと商品パッケージにおける環境配慮
ショッピングバッグと商品パッケージの素材使用量の削減や、環境配慮型素材への切り替えにより、環境への影響を抑えていきます。 2019年より、店頭でお客様の手に渡る使い捨てプラスチックのうち、ショッピングバッグと商品パッケージの85%に当たる約7,800トン分の廃止と切り替えに取り組み、2020年末時点で達成しました。

自社

・原材料調達における資源利用の効率化
商品の企画および調達する原材料の選定において、リサイクル素材の活用など、資源効率の向上につながる原材料の利用を促進します。

・商品の企画における資源利用の効率化
ユニクロは、LifeWearとしてのタイムレスなデザインと耐久性を追求し、お客様に長く愛用していただける服を企画・生産・販売することで、資源がより効率的に使用される社会の形成に貢献します。

・店舗、オフィスにおける資源リサイクル
世界中で展開する店舗とオフィスから排出される廃棄物を適正に管理・処理することで、資源リサイクルを推進します。国内ユニクロでは、廃棄される段ボールを100%リサイクルするという目標を掲げ(ロードサイド店舗のみ)、この目標数値を2017年度に達成しています。また、ショッピングモールに出店している店舗でも、ビルのオーナーと協業し、資源リサイクルを推進していきます。

サプライチェーン

生産工程で発生する廃棄物の抑制や、繊維くずの再利用などの新しい技術を研究していきます。また、輸送方法の最適化や梱包材の再利用などを通して、廃棄物を最小限に抑えていきます。

お客様

お客様がご不要になった服を回収し、服を必要としている難民・避難民などに提供します。また、回収後の再利用ができない服は、適切な処理を実施したうえで、さまざま資源(廃棄物固形燃料など)として活用する取り組みを推進します。

自社における取り組み

原材料調達における資源利用の効率化

・ダウンのリサイクル
ユニクロは、お客様が着られなくなったユニクロのダウンを国内全店舗で回収し、取り出した羽毛を新しいダウン商品の素材として再利用する取り組みを開始しました。2020年秋冬シーズンから、リサイクル・ダウンを素材の一部に使用したダウン商品を販売しています。

関連リンク

・リサイクルポリエステル繊維の活用
ユニクロの高機能速乾ウエア「ドライEX」は、東レの新しい高付加価値ペットボトルリサイクルポリエステルを素材の一部に使用しています。

関連リンク

ショッピングバッグ

ファーストリテイリングは、2019年9月1日より、プラスチック製ショッピングバッグの素材を、再生紙などを使用した環境配慮型の紙製に変更し、2020年末時点で、切り替えを完了しました。
また、素材にかかわらず、ショッピングバッグ全体の使用量を減らし、省資源を促進するため、ユニクロをはじめとするグループブランドの店舗で、オリジナルのエコバッグを販売し、マイバッグの持参を呼びかけています。さらに、マイバッグの利用促進のため、国内ユニクロとジーユーでは、2020年9月1日より、ショッピングバッグを有料化しています。また、欧州、北米、韓国など、海外のユニクロとジーユー(一部の国と地域を除く)でも、2019年9月以降、それぞれショッピングバッグを有料化しています。

商品パッケージ

プラスチック製商品パッケージについても、撤廃または再生紙など環境に配慮した素材を使用した代替パッケージへの切り替えを進めています。2019年秋冬シーズンから、ユニクロのルームシューズでプラスチック製パッケージを廃止したほか、紙のヘッダータイプのパッケージの導入や、代替素材パッケージへの切り替えを進めています。

店舗での資源リサイクル

国内ユニクロでは、独立型店舗であるロードサイド店舗から廃棄される段ボールを、100%リサイクルするという目標を掲げています。外部のリサイクル会社と協力して、2017年度は100%のリサイクルを達成しました。

また、国内ユニクロでは、店舗の閉店や改装の際に不要となった什器や設備の一部を、新規店舗で再利用しています。この取り組みは、中国や韓国のユニクロにも拡大しています。

サプライチェーンにおける取り組み

物流

物流では、段ボールなど、多くの廃棄物が排出されます。物流から排出される廃棄物を削減するため、さまざまな取り組みを推進しています。

取り組みエリア内容

段ボールの削減

国内ユニクロ
・ジーユー

工場から販売国の倉庫に届いたユニクロとジーユーの商品の一部は、倉庫で開梱され、店舗からの発注にあわせて詰め替えられます。従来は、詰め替え後、店舗向け配送用に使用する段ボールを新規に購入していましたが、日本の倉庫では、段ボールの再利用と、折り畳みコンテナ(オリコン)を利用した配送に切り替えることによって、新規に購入する段ボールを大幅に削減しています。国内ユニクロでは、年間の新規段ボール購入量を約70%削減しました。

倉庫作業の紙使用量の削減

国内ユニクロ

国内ユニクロでは、従来、倉庫から店舗に商品を出荷する際に、出荷指示を紙で確認しながら商品のピッキング(棚から取り出す作業)を行っていました。現在では、出荷指示を紙ではなく、端末上で確認することで、紙の使用量を削減しています。また、Eコマースにおいても、紙のオーダー伝票を電子データで確認することにより、紙使用量を大幅に削減しました。

全商品リサイクル活動

ファーストリテイリングは、2006年より、お客様のもとで不要になった服を、ユニクロとジーユーの店舗で回収し、再利用する全商品リサイクル活動を行っています。回収した服は選別し、着用可能な服(回収した服の約80%)は難民・避難民など、服を必要としている人々に寄贈しています。着用に適さない服(同約20%)は、破砕機で細かく裂き、金属を取り除いてから紙とプラスチックを混ぜ合わせて圧縮することで、廃棄物固形燃料(RPF*)として再利用しています。RPFは、石炭など化石燃料の代替として、大手製紙会社の専用ボイラーで使われています。
*RPFはRecycled Paper and Plastic Fuelの略

廃棄物固形燃料(RPF)

回収した服でできた廃棄物固形燃料(RPF*)

関連リンク

廃棄物量

自社

単位:トン

項目 廃棄物の種類 2018年度
(2017年9月-2018年8月)
2019年度
(2018年9月-2019年8月)
2020年度
(2019年9月-2020年8月)
店舗 可燃物 廃棄物量
(一部店舗実績値)
2,681 2,463 2,745
リサイクル率(%) - - -
廃棄物量
(全店舗推計)
6,279 5,738 7,258
廃プラスチック類 廃棄物量
(一部店舗実績値)
2,630 3,580 2,947
リサイクル率(%) 33 17 15
廃棄物量
(全店舗推計)
6,217 11,865 11,591
段ボール 廃棄物量
(一部店舗実績値)
12,525 11,721 11,208
リサイクル率(%) 100 100 100
廃棄物量
(全店舗推計)
27,077 25,833 29,080
廃棄物量(全店舗推計)
合計
39,573 43,436 47,929
本社 154 185 138
集計範囲
  • 本社:山口本社と六本木本部と有明本部
  • 店舗:国内ユニクロとジーユー
  • 本社:山口本社と六本木本部と有明本部
  • 店舗:国内ユニクロとジーユー
  • 本社:山口本社と六本木本部と有明本部
  • 店舗:国内ユニクロとジーユー

※2019年度の算出方法を見直すとともに、2020年度より過去3年間の実績値とリサイクル率を追記しました。

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