HOME > サステナビリティ > 環境への配慮 >廃棄物管理と資源効率の向上

廃棄物管理と資源効率の向上

最終更新日: 2022.09.02
to English page

ファーストリテイリングは、資源の使用量削減やリユース・リサイクルの促進などに取り組み、地球環境への影響を最小限に抑えていきます。

廃棄物管理と資源効率の向上方針

廃棄物は、適切な処理をすることで再利用可能な貴重な資源になります。事業活動から排出される廃棄物(お客様のご不要になった商品廃棄を含む)について、排出量の削減をめざすとともに、再利用および適切な処理を推進し、資源の循環利用に取り組みます。循環経済(サーキュラーエコノミー)の実現と資源効率の最大化を追求するため、資源の使用量削減やリユース・リサイクルの促進などに取り組んでいきます。資源効率を向上させるうえで最も大切なのは、長期にわたってお客様が服をご愛用くださることです。高品質で長くご使用いただける服をお客様に提供することで、資源効率性の高い社会の実現に貢献します。

目標

ファーストリテイリングは、あらゆる人の生活を豊かにする「究極の普段着」というLifeWearのコンセプトに基づき、お客様が本当に必要とするものだけをつくり、販売する「有明プロジェクト」と連動して、「LifeWearを生み出す」服の生産から輸送、販売まですべてのプロセスにおいて、廃棄物を徹底的に排除した環境負荷の少ないモノづくりを実現します。さらに販売後も、リユースやリサイクルなどを通してLifeWearをより長く活かし続けるための新たなサービスや技術の開発に取り組みます。

資源を無駄にしないビジネスモデルの追求

ファーストリテイリングは、シンプルで高い機能性を持ち、お客様に長くご愛用いただける、質の高い服づくりに努めています。お客様から寄せられたご意見を分析し、商品の細部に至るまで細かい改良を加えるとともに、生産数量の予想精度の改善や物流改革などにより、お客様が求める本当に良い商品を、必要な量かつ最適なタイミングでお届けし、生産や販売における無駄をなくす取り組みを進めています。どうしても在庫として残った商品については、値下げや翌シーズン以降への持ち越しによって最終的にすべて売り切るなど、廃棄はしない方針としています。販売後の商品についても責任を果たすため、商品を回収し、リユース・リサイクルする取り組みを進めています。また、リサイクル素材の導入も推進しています。

LifeWearを生み出す

・商品の企画
ユニクロは、LifeWearとしてのタイムレスなデザインと耐久性を追求し、お客様に長く愛用していただける服を企画・生産・販売することで、資源がより効率的に使用される社会の形成に貢献します。

・原材料調達・生産
商品の企画および調達する原材料の選定において、リサイクル素材の活用など、資源効率の向上につながる原材料の利用を促進します。2030年度までに全使用素材の約50%をリサイクル素材などに切り替えることをめざしています。また、生産工程で発生する廃棄物の抑制や、繊維くずの再利用などの新しい技術を研究していきます。

・店舗・オフィス・物流・EC
廃棄物ゼロの実現
お客様へ商品をお届けする過程で使用する商品パッケージ、輸送途中の段ボールやビニール袋、ハンガーなどの資材の削減・切り替え・再利用・リサイクルを通して、廃棄物を削減し、早期に埋め立て処分ゼロを実現することをめざしています。リサイクルが実施できない部分については、埋め立て処理ではなくエネルギー回収を優先させる方針です。

使い捨てプラスチックの使用削減
ファーストリテイリングは、地球環境に配慮した持続可能な事業構築に向けた取り組みの一環として、2019年7月に、「サプライチェーン全体で不要な使い捨てプラスチックを原則として撤廃、使わざるを得ないものについては環境配慮型素材に切り替える」グループ方針を策定しました。ショッピングバッグと商品パッケージの素材使用量の削減や、環境配慮型素材への切り替えにより、環境への影響を抑えていきます。 2019年より、店頭でお客様の手に渡る使い捨てプラスチックのうち、ショッピングバッグと商品パッケージの85%に当たる約7,800トン分の廃止と切り替えに取り組み、2020年末時点で達成しました。

紙の使用削減
ファーストリテイリングは、責任ある紙の調達に関するグループ方針を定め、ショッピングバッグ、商品パッケージ、販促資材、オフィス備品などの紙使用について、紙の使用量を節減するとともに、森林資源の持続可能な利用と生物多様性の保全の観点から持続可能な原料から生産された紙の使用を推進しています。

関連リンク

LifeWearを活かし続ける

ファーストリテイリングは、お客様に長く着ていただける服を生産し販売するだけでなく、ご使用いただいた後の服の価値を最大限活かすことも、重要な責務だと考えています。お客様のもとでご不要になった商品を店舗で回収し、様々な形で役立てています。お客様がご不要になった服を回収し、服を必要としている難民・国内避難民などに提供しています。社会的に弱い立場にある人々に対して年間1,000万着の衣料を寄贈することをめざしています。また、回収した服から新しい服へのリサイクルを行い、再びお客様にお届けする取り組みを進めています。回収後の再利用ができない服は、適切な処理を実施したうえで、さまざま資源(固形燃料など)として活用する取り組みを推進します。

LifeWearを生み出す取り組み

原材料調達・生産

商品の企画および調達する原材料の選定において、リサイクル素材の活用など、資源効率の向上につながる原材料の利用を促進します。2030年度までに全使用素材の約50%をリサイクル素材などに切り替えることをめざしています。2019年以降、段階的にリサイクル素材の導入を進め、これまでユニクロの高機能速乾ウエア「ドライEX」ポロシャツの一部にリサイクルポリエステル、ファーリーフリースの一部に30%のリサイクルポリエステルを使用しています。また、リサイクルナイロンを30%使用したウエストバッグなどを販売しています。今後も、レーヨンやナイロンなどの化学繊維から段階的に低環境負荷素材の導入を拡大する予定です。

関連リンク

店舗・オフィス・物流・EC

・廃棄物ゼロの実現
国内ユニクロ店舗では、独立型店舗であるロードサイド店舗から廃棄される段ボールの100%リサイクルをめざし、外部のリサイクル会社と協力して取り組みを推進した結果、2017年度に100%のリサイクルを達成しました。また、国内ユニクロでは、店舗の閉店や改装の際に不要となった什器や設備の一部を、新規店舗で再利用し、この取り組みは中国や韓国のユニクロにも拡大しています。2021年より、梱包材などをリサイクルしていくために、一部の地域で、店舗での分別、回収、リサイクル処理の実証実験を開始しています。また、2022年から、ユニクロ・ジーユーで、商品輸送時の梱包材をリサイクルしやすいよう、単一素材への切り替え・統一に着手しています。物流では、段ボールなど、多くの廃棄物が排出されます。物流から排出される廃棄物を削減するため、さまざまな取り組みを推進しています。例えば、国内ユニクロ・ジーユーの日本の倉庫では、段ボールの再利用と、折り畳みコンテナ(オリコン)を利用した配送に切り替えることによって、新規に購入する段ボールを大幅に削減しています。

・使い捨てプラスチック使用削減に向けた取り組み
ファーストリテイリングは、2019年9月1日より、プラスチック製ショッピングバッグの素材を、再生紙などの紙製に変更し、2020年末時点で、切り替えを完了しました。また、素材にかかわらず、ショッピングバッグ全体の使用量を減らし、省資源を促進するため、ユニクロをはじめとするグループブランドの店舗で、オリジナルのエコバッグを販売し、マイバッグの持参を呼びかけています。さらに、マイバッグの利用促進のため、国内ユニクロとジーユーでは、2020年9月1日より、ショッピングバッグを有料化しています。また、欧州、北米、韓国など、海外のユニクロとジーユー(一部の国と地域を除く)でも、2019年9月以降、それぞれショッピングバッグを有料化しています。
プラスチック製商品パッケージについても、撤廃または再生紙などを使用した代替パッケージへの切り替えを進めています。2019年秋冬シーズンから、ユニクロのルームシューズでプラスチック製パッケージを廃止したほか、紙のヘッダータイプのパッケージの導入や、代替素材パッケージへの切り替えを進めています。

・紙使用の削減に向けた取り組み
ファーストリテイリングは、責任ある紙の調達に関するグループ方針を定め、ショッピングバッグ、商品パッケージ、販促資材、オフィス備品などの紙使用について、過剰利用の廃止や使用量を削減する取り組みを進めています。2022年5月より、ユニクロでは、紙の伝票をアプリ表示に変更、Eコマースで商品と同梱される紙の明細書を廃止、ジーユーでは店舗での印刷物の削減に取り組んでいます。オフィスにおいてもペーパーレス化を積極的に推進しています。

LifeWearを活かし続ける取り組み

・服のリユース(寄贈活動)
お客様がご不要になった服を回収し、服を必要としている難民・国内避難民などに提供しています。将来的には、社会的に弱い立場にある人々に対して年間1,000万点の衣料を寄贈することをめざし、2021年度は、約508万点を寄贈しました。活動開始以降の累計寄贈点数は、約4,619万点にのぼります(2006年~2021年8月末)。

関連リンク

・服のリサイクル

回収した服から新しい服へのリサイクルを行い、再びお客様にお届けする取り組みを進めています。ユニクロが推進している「RE.UNIQLO」の服から服へのリサイクルでは、回収したダウンジャケットのダウンとフェザーを抽出し、新しいダウンジャケットの原材料として活用しています。また、ジーユーでは商品を回収する際にポリエステル素材を分別し、新しい商品の素材にリサイクルする取り組みも行っています。着用に適さない服は、破砕機で細かく裂き、金属を取り除いてから紙とプラスチックを混ぜ合わせて圧縮することで、固形燃料(RPF*)に転換しています。RPFは、石炭など化石燃料の代替として、大手製紙会社の専用ボイラーなどで使われています。また、新しい取り組みとして、回収した服を新しい服の原材料にリサイクルする取り組みも進めています。
*RPF : Refuse Paper and Plastic Fuelの略

廃棄物固形燃料(RPF)

回収した服でできた固形燃料(RPF*)

関連リンク

リペア、アップサイクリング

2021年8月、ユニクロとドイツのNGO、Berliner Stadtmissionは、共同でベルリンのタウエンツィーンシュトラーセにあるユニクロ旗艦店に、「セカンドライフスタジオ」を設立しました。お客様が古着を店舗に持ち込むと、スタジオのデザイナーチームが、古着をパッチワークのデニムバッグや刺繍入りのTシャツなどのアップサイクル品に生まれ変わらせ、お客様に提供しています。また、スタジオではお客様の服のリペアも可能です。ジーンズの穴を刺し子の技法を使って直したり、シャツのボタンをつけ直したりするサービスも提供しています。さらに、2022年2月、ユニクロは米国ニューヨークのソーホーにあるユニクロ旗艦店に、同年3月にはシンガポールの「UNIQLO 51@AMK」店に、「RE.UNIQLOリペアスタジオ」を設立し、シャツのボタン交換、縫い目修復、穴あき補修、ファスナー交換などのサービスを提供しています。2022年4月には、英国ロンドンのリージェントストリートにあるユニクロ店舗にペアスタジオを設置し、同様のサービスに加え、ハサミや針、糸など日本の刺し子道具も販売しています。今後もお客様のご要望を踏まえて、サービスを拡大していく予定です。

廃棄物量

自社

単位:トン

項目 廃棄物の種類 2018年度
(2017年9月-2018年8月)
2019年度
(2018年9月-2019年8月)
2020年度
(2019年9月-2020年8月)
2021年度
(2020年9月-2021年8月)
店舗 可燃物 廃棄物量
(一部店舗実績値)
2,681 2,463 2,745 2,744
リサイクル率(%) - - - -
廃棄物量
(全店舗推計)
6,279 5,738 7,258 6,815
廃プラスチック類 廃棄物量
(一部店舗実績値)
2,630 3,580 2,947 3,018
リサイクル率(%) 33 17 15 10
廃棄物量
(全店舗推計)
6,217 11,865 11,591 11,556
段ボール 廃棄物量
(一部店舗実績値)
12,525 11,721 11,208 11,253
リサイクル率(%) 100 100 100 100
廃棄物量
(全店舗推計)
27,077 25,833 29,080 26,481
廃棄物量(全店舗推計)
合計
39,573 43,436 47,929 44,852
本社 154 185 138 115
集計範囲
  • 本社:山口本社と六本木本部と有明本部
  • 店舗:国内ユニクロとジーユー
  • 本社:山口本社と六本木本部と有明本部
  • 店舗:国内ユニクロとジーユー
  • 本社:山口本社と六本木本部と有明本部
  • 店舗:国内ユニクロとジーユー
  • 本社:山口本社と六本木本部と有明本部
  • 店舗:国内ユニクロとジーユー

※2019年度の算出方法を見直すとともに、2020年度より過去の実績値とリサイクル率を追記しました。

サプライチェーン

項目 単位 2020年
(2020年1月-12月)
縫製工場廃棄物 トン 合計 76,353
うち、繊維系廃棄物 50,816
集計範囲 ユニクロとジーユー

※一部推計値を含みます。

ページトップへ