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CEOメッセージ

最終更新日: 2020.03.03
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世界中の個人や企業とつながり
日々の事業を通じてより良い社会をつくる

Tadashi Yanai, Chairman, President and CEO

私たちの仕事は世の中の役に立っているか

私は、強い危機感を覚えています。
世界は今、気候変動、資源の枯渇、人権問題、難民問題、 貧富の格差拡大など深刻な問題が山積しています。それにもかかわらず、各国のエゴや政治的対立で有効な対策が採られていないのが現状です。世界各地で、かつてない規模の災害が頻繁に発生するなど人類の永続的な繁栄が危ぶまれる状況です。

このような時代、企業人にとって最も重要なのは、自らの事業を通じて社会を良くしていくという考え方です。利益を上げ、雇用を生み、適正に納税することは立派な社会貢献です。しかし、これからの企業に求められるのは、 それだけではありません。

自分たちが販売している商品、提供しているサービスそのものが、
世の中の役に立っているか。事業活動そのものが社会的な負荷を増大させるやり方になっていないか。これらのことを常に考え、自らの日常的な事業そのもので環境への負荷を減らし、社会の持続的な成長を実現する。 そういう発想と具体的な行動が必要な時代になりました。

お客様が出発点

こうした考え方を商品の形で体現したのがLifeWearです。LifeWear はいわば「究極の普段着」。無駄なものをそぎ落とし、シンプルで高品質、使う人の視点で考えられた、 上質な生活を実現するための部品。人種、年齢、民族、 宗教、性別や性的指向を超えた、MADE FOR ALL「あらゆる人のための服」。人々の生活をより豊かに、より快適に変える服です。

すべての出発点は「お客様の要望に応え、顧客を創造する」ことにあります。お客様を起点に、生産から物流、 販売まですべてのプロセスの無駄をなくし、お客様にとって最も便利かつ効率的な方法、最適なタイミングで、お客様の求める商品をお届けする。資源を有効に使い、 過剰な生産、余計な労働を生み出さない。1シーズンで終わらない、長く着られる服をつくる。これが私たちの挑戦していることです。

このような姿勢を明確にするために、私たちは「服の チカラを、社会のチカラに。」というサステナビリティ ステートメントを掲げています。私たちのビジネスを支える「人(People)」「地球環境(Planet)」「地域社会(Community)」の課題を解決し、新たな価値創造をめざします。事業戦略の中核として、これらの各領域で具体的な目標やコミットメントを定め、その達成に挑み続けます。

環境問題、特に気候変動については、私たちにとって対応すべき課題でもあり、自らの行動を変革するチャンスでもあると認識しています。パリ協定にもとづいた目標設定にコミットし、自社の店舗およびサプライチェーン全体において継続的に温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。また循環型社会の実現に向けて、PET ボトル由来のリサイクル・ポリエステルを使用した商品の販売、お客様から不要になったダウン製品を回収し、ダウンをリサイクルする取り組みも開始しました。

世界中の個人、企業とつながる

私は事業を行う上で最も重要なことは使命感だと思います。 自分は何のためにこの仕事をするのか。この仕事は誰のために役立つのか。常にそのことを考え、社会を良くするために働く。常に高い目標を立て、それに挑戦することで 自らを鍛え、お客様とともに、社会とともに成長する。このような姿勢が不可欠です。

今、世界が直面している危機的状況を変えるには、国という枠組みを超え、世界中の個人と企業が連携し、行動することが必要です。私たちはこれからも優れた才能、 先端のテクノロジーを持つ個人や企業と緊密につながり、LifeWear を通じて服に新しい価値を生み出し、サステナブルな社会の実現に努力していきます。

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」

これはファーストリテイリンググループのステートメントです。 まず、自ら変わり、行動し、世界を変える。
時代を超え、国境を越え、世界のあらゆる人々に服を着る喜び・幸せ・満足を提供し続けることで、より良い社会、 持続可能な世界の実現に全力を尽くすことを約束します。

2020年1月

株式会社 ファーストリテイリング
代表取締役会長兼社長 柳井 正

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