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税務の基本方針

最終更新日: 2020.12.23
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ファーストリテイリングは、「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」というコーポレートステートメント(企業理念)を掲げ、グローバル化を加速して事業運営を行っています。このような事業展開に伴って税務もまたグローバル対応の必要性が高まっています。

ファーストリテイリングは、トップマネジメントの関与のもと、各国・各エリアの税制改正、クロスボーダー取引や新規国への参入に係る課税関係に対し、「グローバルワン・全員経営」の精神に基づき、税務チームメンバーだけではなく、全社員が税務における法令遵守の精神を持ち適切に税務運営していく必要があると考えています。

適切な税務運営とは、各国・各エリアの税制に基づき、公正公平な考え方及び事業実態に沿った納税を行うことであり、適切な納税を行うことは、各国・各エリアの経済及び社会発展の上で重要な役割を担っています。そのために、ファーストリテイリングは法令遵守、経理・税務部門の体制・機能の整備・運用、専門機関からの情報収集の徹底に努めます。

私たちの税務の基本方針は、以下の通りです。

法令遵守

ファーストリテイリングは、各国・各エリア及び国際的な税法並びに「OECD移転価格ガイドライン」を遵守することで、グローバルに納税義務を果たしています。ファーストリテイリングのグローバル化が進むと同時に、グループ税務管理の複雑さも増しますが、事前に専門家と十分な検討を行うことで税務リスクを最小化します。なお、ファーストリテイリングは、租税回避目的でタックスヘイブンを使用しません。

透明性

ファーストリテイリングは、世界レベルで多国籍企業の税務の透明性への関心が高まっていることを理解しており、税務の基本方針を公表し遵守することで透明性の確保に努めます。

体制

グループCFOを税務運営の責任者とし、グローバル税務チームを設置し、高度な専門知識を有するメンバーが日々の業務にあたっています。グループ各社において日々発生する様々な税務上の課題については、グローバル税務チームと各国・各エリアの税務担当者が密接な連携により対応します。それらの内容についてはグループCEO・CFOに迅速に報告し、解決する体制を整えています。
また、各事業で発生する税務上の課題についても必要に応じて関連する取締役会での議論・報告を行っています。なお、監査役・監査役会に対しても定期的に課題の報告を行っています。 これらの定期的な報告をもとに、税務に関するコーポレートガバナンスの維持向上に継続的に努めています。

啓発活動

税務チームメンバーは定期的に外部セミナー等へ参加し、必要な情報収集をするよう心がけています。また、高度な専門知識や経験を有する業務に関しては、大手税理士法人や法律事務所から技術的な税務サポートを受けるだけでなく、知識を内部に蓄積・活用することにより成長し続けるチームを目指しています。また、当該知識を全社員に共有すべく、社内研修を行っています。

税務当局との適切なコミュニケーション

ファーストリテイリングは、各国・各エリアの税務当局とのオープンで適切なコミュニケーションを心がけています。税務上の処理(解釈)に関して、税務当局との意見の相違が生じないよう、各税務当局と適切なコミュニケーションを行い、解決に努めます。

制定 2018年12月1日

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