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最終更新日: 2022.12.14

気候変動と水セキュリティの2領域で「CDP Aリスト」に選出 - 先進的な取り組みと透明性により国際指標で最高評価を獲得

株式会社ファーストリテイリング
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株式会社ファーストリテイリングはこのたび、気候変動と水セキュリティに関する積極的な取り組みと透明性が評価され、環境情報開示のプラットフォームを提供する国際的な非営利団体CDPにより、2022年の「Aリスト」企業に認定されました。

今回CDPの評価対象となったグローバル10,000社以上のうち、ファーストリテイリングは、2022年気候変動・水セキュリティ質問書を通じて報告されたデータに基づいて、2領域で「Aリスト」に認定された数少ない企業の1社となりました。ファーストリテイリングが、CDPの指標において複数の領域で「Aリスト」に選出されるのは初めてのことです。
CDPの環境情報開示とその評価プロセスは、企業の環境報告におけるゴールドスタンダードとして広く認知されています。

株式会社ファーストリテイリング グループ執行役員(サステナビリティ担当) 新田 幸弘のコメント
「当社の取り組みと透明性がCDPに評価されたことを大変うれしく思います。ファーストリテイリングでは、サステナビリティを事業そのものと捉え、サステナビリティの考え方を内包した服であるLifeWearを通して、全く新しいアパレル産業の在り方を実現すべく、社員全員が日々取り組んでいます。2022年のAリスト入りは、こうした取り組みの重要なマイルストーンです」

ファーストリテイリングは、あらゆる人の生活を豊かにする「究極の普段着」というLifeWearの考え方を進化させ、品質やデザイン、価格だけでなく、環境・人・社会の観点を含むあらゆる「よい服」の定義に応える服づくりを進めています。なかでも、気候変動対応を最重要課題の一つと位置づけ、2021年9月に、サプライチェーン領域を含めた温室効果ガス排出量の2030年度までの削減目標を公表しました。店舗や主要オフィスなどの自社運営施設でのエネルギー使用に由来する排出量を90%、商品の原材料生産・素材生産・縫製に関わる排出量*を20%削減します(2019年度比、絶対量)。また、自社の使用電力における再生可能エネルギーの割合を、2030年度までに100%とします。これらの目標は、国際機関SBTイニシアティブより、パリ協定の目標に基づいた温室効果ガス排出量の削減目標であるSBT(Science-Based Targets)として認定されており、目標達成に向けて着実に取り組みを進めています。また、水資源の管理においても、バリューチェーン全体を通じたリスクアセスメントを定期的に行い、地域の課題に即した水の汚染防止と低減、使用量の削減を行うことで、地域の水環境を健全な状態にする「ウォーター・アクション」を実行していることなどが評価されました。

*ユニクロとジーユー対象

CDPは、企業行動に関する最も豊富で包括的なデータセットを保有しており、独自の開示プロセスと方法論は、高いレベルの信頼を生み出しています。2022年には、130兆米ドル以上の資産を持つ680社以上の機関投資家と、6.4兆米ドルの調達支出を持つ280社の大手購買企業が、CDPのプラットフォームを通じて環境への影響、リスク、機会に関するデータの開示を要請し、過去最高の約18,700社の企業がこれに応じました。

ファーストリテイリングの気候変動・水資源管理への取り組みの詳細は以下をご参照ください。
https://www.fastretailing.com/jp/sustainability/environment/climatechange.html
https://www.fastretailing.com/jp/sustainability/environment/water.html

 

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