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最終更新日: 2008.07.10

2008年8月期 第3四半期決算を発表(決算サマリー)

株式会社ファーストリテイリング
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連結業績
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【サマリー】第3四半期も大幅増益継続

好調な上期に引き続き、第3四半期(3月~5月)も大幅な増収増益を達成することができました。主力の国内ユニクロ事業は販促活動が奏功し、既存店売上高が4.2%増になったことに加え、粗利益率、経費比率を改善させることができ、計画を上回る営業利益を達成することができました。

海外ユニクロ事業は、中国、香港、韓国が引き続き順調に業績を拡大させることができ、ニューヨークのグローバル旗艦店の業績も好調に推移したことから、第3四半期累計でも黒字を計上することができました。国内関連事業はキャビンやワンゾーンの収益改善により、第3四半期(3月~5月)では若干の黒字を達成しました。一方、グローバルブランド事業は欧州の消費環境の悪化により利益は横ばいという結果になりました。

2008年8月通期の連結業績予想は、4月10日の中間決算時に発表した従来予想の通りとなるものと見込んでおり、売上高5,855億円、前期比11.5%増、営業利益801億円、前期比23.4%増、1株当たり利益403円33銭を見込んでおります。なお、1株当たりの年間配当金は中間配当としてすでに実施した65円を含み、前年と同水準の130円を予想しております。

なお本日、ジーユー、ワンゾーン、ビューカンパニーの3社の経営統合を9月1日付けに実施することを決定をいたしました。新統合会社は、靴事業では「新しい靴事業」と、低価格衣料の野では「市場最低価格」を目指して参ります。この3社統合に伴う損失として、2008年8月期に18億円の特別損失を計上する見込みです。

 国内ユニクロ事業

連結売上高の約80%を占める国内ユニクロ事業の第3四半期(3月~5月)業績は増収となり、売上高総利益率、経費比率の改善により計画を上回る営業利益を達成することができました。3月~5月の既存店増収率は4.2%増と順調な伸び率となりました。この背景としては、高品質、高機能素材のユニクロ商品への評価が高まったこと、主力商品(フライスTシャツ、デニムなど)の店頭在庫を増やしたことで分かりやすく、買いやすい売り場を実現することができたこと、キャンペーンによる集客効果があったことなどがあげられます。この第3四半期には、藤原紀香さんによる「新美脚ボトムスキャンペーン」、吹石一恵さんによる「ブラトップキャンペーン」など、ウィメンズに特化したキャンペーンによるウィメンズ商品のイメージアップが集客に寄与いたしました。第3四半期の出退店はほぼ計画通りに推移し2008年5月末の直営店舗数は前年同期末比で11店増加し、741店舗(フランチャイズ店含む:759店舗)となっています。

第3四半期(3月~5月)の売上高総利益率は、値引き率のコントロール強化により前年同期比2.4ポイントと計画を上回る水準で改善しました。また、販管費率については地域限定正社員の登用により、スタッフの採用・育成活動時間の短縮や店舗作業の効率改善が進み、前年同期比で1.4ポイント改善いたしました。

国内ユニクロの2008年8月通期の業績も従来予想の通り、売上高4,592億円、前期比8.1%増収、営業利益792億円、前期比23.9%増を予想しております。

 海外ユニクロ事業

海外ユニクロ事業は、中国、香港、韓国といったアジア地区で順調に業績を拡大したこと、2006年11月にグローバル旗艦店をオープンした米国事業の収支が改善したことなどから、第3四半期(3~5月)では売上高は71.8%増収となり、また、若干の黒字を計上することができました。2008年8月通期の海外ユニクロ事業につきましても従来予想の通り売上高は300億円、前年比76.5%増、営業損失は4億円(前期の営業損失11億円)を見込んでおります。

 国内関連事業

第3四半期(3月~5月)は、キャビンがコスト削減効果などから計画を上回る利益を達成できたこと、ワンゾーンが最需要期である第3四半期において採算性を改善できたことなどから、国内関連事業全体では若干の黒字を計上することができました。国内関連事業の2008年8月通期の業績は従来予想の通り、売上高508億円、前期比10.4%増収、営業損失27億円(前期は営業損失35億円)を見込んでおります。なお、当第3四半期からビューカンパニーの損益が連結されています。

2008年4月より検討を開始しておりました、ジーユー、ワンゾーン、ビューカンパニーの3社の経営統合を9月1日付けに実施することを決定をいたしました。新統合会社は、靴事業では「新しい靴事業」を目指し、低価格衣料の分野では「市場最低価格」を目指してまいります。これにより、生産、商品、マーケティング、管理、経営計画などの部門を統合することができ、効率的な会社運営により収益の改善を目指す予定です。なお、3社統合に伴う閉店やオフィス移転などにより、2008年8月期に特別損失約18億円発生するものと見込んでおります。

 グローバルブランド事業

グローバルブランドの第3四半期(3月~5月)の業績は計画未達となったものの、実質ベース(決算期変更修正ベース)では前年同期比で8%増収、営業利益はほぼ横ばいとなりました。フランスを中心にカジュアルブランドを展開するコントワー・デ・コトニエ事業の第3四半期3ヶ月の業績は、欧州の消費環境の悪化に伴い、売上は計画未達となっておりますが、増収増益を維持しました。2008年8月通期のグローバルブランド事業は従来予想の通り、売上高430億円、前期比17.0%増収、営業利益74億円、前期比3.2%増を見込んでおります。

 2008年8月期の業績予想

第3四半期の国内ユニクロ事業の業績が計画に対して利益面で上回っておりますが、通期予想は従来予想から変更いたしません。その結果、2008年8月期の連結業績は売上高5,855億円、前期比11.5%増、営業利益801億円、同23.4%増、1株当たり利益は403円33銭を見込んでおります。なお、1株当たりの年間配当金は中間配当金として既に実施した65円を含み、前年と同水準の130円を予想しております。

 決算説明会の資料についてはこちらをご参照ください。

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