FAST RETAILING

「リアル×デジタル×
ものづくりの力」を結集し、
唯一無二の価値を提供できる
ファッション企業へ。

Tsuyoshi Sakai

SPECIAL 04

社員インタビュー

ミッション・業務内容

コンサルティングファームと国内大手アパレルを経て、ジーユーに転身。経営企画部を担う酒井は、ジーユーの中長期の成長戦略を立案しているキーパーソンである。今後、いかなる価値を追い求め、グローバルでの存在感を示していくのか。酒井の語る内容から、他のアパレルともWEBサービス会社とも違うジーユー固有の強みと、お客様に世界一愛されるブランドになるための方向性が明らかになる。

実業の世界は、
不確実な事柄であふれている。

現実のビジネスの世界には、
ファクトを積み上げても説明のつかないことや、
予測不能な事柄が山積している

コンサルティングファームに勤務していた頃は、金融からメーカー、小売、ITまで多岐にわたる企業を担当し、国内大手アパレルに移ってからは、IT部門・物流部門・業務プロセス改革部門の統括責任者を務めつつ、デジタル戦略の立案も兼務。ですが、業容自体は必ずしも芳しいとは言えず、国内市場相手の企業としては、成長への期待感が希薄だったのも事実です。

そんな状況下にいた私にとって、アーリーステージにある伸び盛りのベンチャーで、グローバルな土俵で戦うという意志を打ち出しているジーユーは、非常に眩しい存在でした。

また、コンサルタント時代には、「こういうファクトだから、将来予測はこうです」というような理由付けが求められていましたが、現実のビジネスの世界には、どんなにファクトを積み上げても説明のつかないことや、予測不能な事柄が山積しています。コンシューマービジネスに身を置く醍醐味は、そうした不確実性を承知しつつもリスクを取って実行し、トライ&エラーを繰り返しながら地歩を固めていけるところにあると捉えています。

BtoCは、行動も結果もジブンゴト。
己の信じる価値を問いかけて、
ダイレクトな反応を得られるところが面白い

私は、前職の国内大手アパレルの時代から今日まで、コンシューマービジネスの世界に身を置いているわけですが、これまでの経験で感じているのは、コンシューマービジネスは、直接消費者に向き合っており、決断も実行もそこから生じる結果も、すべてジブンゴトだということです。世の中に自分たちの信じる価値を問いかけて、ダイレクトな反応を得られるというのは、猛烈にエキサイティングです。殊にジーユーには、一人ひとりが、何が必要なのかを考えていくカルチャーがあり、どんなチャレンジでも行える。挑戦が許され、歓迎される社風は大きな魅力であると感じます。

ファッションはトレンドの移り変わりが早く、需要予測が難しい事業です。生産にも相応の期間が必要です。サステナブルの観点から言うと、製造の無駄も可能な限り排除しなければなりません。「欠品と余剰」の極小化は両立し難いテーマですが、だからこそ大きなやりがいと社会的意義があると考えています。

ファッションは
ブランド側から押し付けられるものではない。

「新たな自分に出会うことの喜び」を創出し、
Emotionを提供する企業になっていかねばならない

今後、グローバルで戦っていくためには、ヒット商品に依存せずとも安定的に成長し、利益を上げることのできる仕組みが必要不可欠。これからの数年間がまさに構造の再構築を行うべき時期であると認識しています。

Emotionで言うならば、商品の魅力を的確に伝え、新しい自分を見つけていただくための販売方法を確立すること。さらに言えば、便利に、簡単に、欲しいものが探せて、買える仕組みをつくりあげ、デジタル上のSolutionを先鋭化させていくことも重要だと思います。つまり、究極的な「Emotion×Solution」の探求です。目指す姿をこのように定義すると、競合相手も明確化されてきます。私たちが今後戦っていくべき相手は、いわゆるアパレルではなく、AmazonをはじめとするITやECの巨人であると考えています。

Amazonに無くて、ジーユーに有るのがリアル店舗です。いかにデジタル技術が発展しても、コンシューマービジネスの本質が店舗にあることに変わりはなく、お客様の心理を最も理解しているのは販売現場で働くメンバーです。この優位性を活かすためにも、店舗からの声を吸い上げる仕組みの再構築と出店攻勢を同時並行で推進していきます。

店舗は、
経営力や統率力を
育む場でもある。

世界を変えていくのは、「人」である。
人々を支え、動かす力を養っていくうえで、
この会社に勝る場所はない

プロパーの皆さんはほぼ全員が店舗からキャリアをスタートして店長になり、スタッフと向き合い、マネジメントや変革を積み重ねながら、大きな組織を動かす立場にステージアップしています。

私もコンサルタントだった時代には、思考力やデータを整理分析する力といったものを鍛えることができましたが、考え抜いて正解を出したとしても、それを実行するのは事業会社の現場で働く人でした。変革の主体となって世界にパラダイムシフトを起こすのは、ITでもAIでもなく「人」であり、そのような人たちを支え、背中を押して、時には厳しい指導も行いながら会社をグッと前に進めていく経営手腕は、プロパーの皆さんのほうが秀でていると痛感します。事実、ジーユーでは私と同世代の人が副社長の職位にありますし、「現場・現物・現実」と対峙し続けてきた彼の言葉は説得力も視座の高さも違います。「本気で世界一を目指そう」と志を一つにして切磋琢磨し協力している環境は稀有であり、大変に恵まれていると実感しています。これはジーユーで働く大きな魅力だと思うのです。

GU

酒井 剛志

Tsuyoshi Sakai

経営改革部 統括部長
兼 デジタルイノベーション推進部 部長
兼 グローバル商品本部 部長

2016年中途入社。以来、経営企画部部長として、経営戦略・ブランディング戦略・中期経営計画の策定などを行う。2018年春より、デジタルイノベーション推進部の部長を兼務している。

※プロフィールはインタビュー当時のものです。
※現在は「経営改革部 部長」「GU SCM改革プロジェクト統括」
「グローバル商品本部 部長」を兼任しています。

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