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最終更新日: 2020.01.14

ファーストリテイリングがファッション業界気候行動憲章に署名

株式会社ファーストリテイリング
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株式会社ファーストリテイリングはこのたび、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局が推進する「ファッション業界気候行動憲章(Fashion Industry Charter for Climate Action)」に署名しました。同憲章は、地球の平均気温の上昇を産業革命前との比較で2℃よりもはるかに低く抑えるというパリ協定の目標を支持し、2030年までにサプライチェーンも含めた温室効果ガス排出量の合計30%を削減することなど、ファッション業界全体で連携して推進すべき取り組みを定めたものです。

ファーストリテイリングは従来、パリ協定における温室効果ガス排出量削減目標を尊重し、原材料の調達から生産工程、物流、店舗まで、サプライチェーンを含む自社の事業活動全般における温室効果ガス排出量の把握と削減に向けた取り組みを進めてきました。2019年2月には、パリ協定の目標と科学的知見に基づいた温室効果ガス排出量削減目標であるSBT(Science Based Targets)を2年以内に策定することを表明しています。

このたびのファッション業界気候行動憲章への署名を通じて、持続可能な素材の調達や、生産工程の環境負荷低減、消費者との対話と意識向上に向けた働きかけなどの取り組みをさらに強化し、業界全体での温室効果ガス排出量削減に向けた連携を加速していきます。

【株式会社ファーストリテイリング グループ執行役員 新田幸弘のコメント】
当社は、サステナビリティを事業の根幹と位置づけ、ビジネスを成長させながら、同時に環境負荷を低減するための取り組みを進めています。なかでも、世界で深刻化する気候変動への対応は、全ての企業にとって最大にして喫緊の課題です。パリ協定に準拠したファッション業界気候行動憲章への署名により、世界中の企業やステークホルダーとの連携を加速し、持続可能な世界の実現に向けた業界横断の取り組みに参画していきます。

気候変動に対応したファーストリテイリングの主な取り組み

リサイクル素材の活用

商品の企画段階から、より環境負荷の少ない原材料の利用を促進しています。2020年春夏シーズンには、PET ボトルをリサイクルしたポリエステル繊維を使用した、高機能速乾ウエア「ドライEX」のポロシャツを発売。また、2020年秋冬シーズンからは、ユニクロのダウン商品から回収したリサイクルダウンを素材の一部に使用したダウン商品を販売する予定です。

素材生産におけるエネルギー使用量削減

アパレル産業のサプライチェーンにおいて特に多くのエネルギーを必要とする素材の生産工程の環境負荷低減に向けて、ユニクロの主要素材工場を対象に、初期目標として2020年までに2016年エネルギー使用量実績の10%を削減するプログラムを推進しています。現在進めているSBTの策定により、さらに長期的な削減目標を設定していきます。

店舗の省エネルギー化推進

国内のユニクロ店舗では、2020年までに温室効果ガス排出量を2013年度実績比で単位面積当たり10%削減することを目標に掲げています。LED照明の導入や店舗設計の見直しなどにより、2018年度末時点ですでに約19%の削減を達成。2019年9月には、ユニクロ川越店が国内の小売店舗としてはじめて、建物と敷地利用における国際的な環境性能評価システムLEEDのO+M分野において、ゴールド認証を取得しました。また、2018年3月にオープンした中国のユニクロ深セン万象天地店では、太陽光パネルによる再生可能エネルギーを活用しています。

ファーストリテイリングの気候変動への対応の詳細は、以下リンクからご覧いただけます。
https://www.fastretailing.com/jp/sustainability/environment/climatechange.html

 

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