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最終更新日: 2013.10.10

ファーストリテイリング 2013年8月期 決算サマリー

株式会社ファーストリテイリング
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連結業績
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グループ事業別業績
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【決算ハイライト】 2013年8月期は増収増益を達成

■2013年8月期の連結業績実績:
売上高は初の1兆円を超え、過去最高益を更新。円安による為替差益155億円を計上したことにより、経常利益は前期比19.0%増と高い伸び率を達成。期末配当金は150円と中間配当金を含め年間で290円、前期の260円と比べて増配の予定。
■国内ユニクロ事業:
既存店売上高7.3%増に支えられ、売上高は10.2%増も、粗利益率低下、経費比率上昇により、営業利益は5.4%減の減益。
■海外ユニクロ事業:
アジアで好調な業績が続いていることで大幅な増収増益を達成。中華圏(中国、香港、台湾)の売上高は1,250億円、営業利益135億円のビジネスに拡大。2013年8月期の下期は、韓国、米国が計画比で下振れ。米国事業の通期の赤字幅は前年並みに留まる。
■グローバルブランド事業:
ジーユー事業、セオリー事業の好調さに支えられ、大幅な増収増益を達成。ジーユーとセオリーは過去最高益を更新。一方、コントワー・デ・コトニエ事業が計画を下回り減益、J Brand事業も計画未達。
■2014年8月期の連結業績予想:
売上高は1兆3,300億円、前期比16.4%増、営業利益1,560億円、同17.4%増、経常利益は1,550億円、同4.0%増、1株当たり利益は902.88円を見込む。年間配当金は300円を予想。

 国内ユニクロ事業

国内ユニクロ事業は、連結売上高の59.8%、営業利益の72.9%を占めております。2013年8月期の売上高は6,833億円、前期比10.2%増と大幅な増収となりましたが、営業利益は968億円、同5.4%減と減益でした。課題であった客数増を達成するため、ヒートテック、ウルトラライトダウン、ウルトラストレッチジーンズ、エアリズム、ステテコ&リラコなどのコア商品を中心に、TVコマーシャル、チラシ広告などの販促活動を積極的に行った結果、客数は前期比12.0%増と大幅に増やすことができ、既存店売上高も同7.3%増となりました。しかし、販促活動を強化した結果、値引き商品に売上が集中したことによる粗利益率の低下や、シーズン末期における在庫処分により、粗利益率は同1.8ポイント低下しました。また、店舗内の商品陳列棚の高層化による新什器購入費用、4月からの店長手当制度新設などによる人件費の増加で、売上高販管費率は同0.6ポイント上昇しました。粗利益率低下と経費比率上昇により、営業利益は同5.4%減と減益の結果でした。なお、8月末の直営店舗数は834店舗(FC店19店舗除く)と、前期末比10店舗増となっております。

2014年8月期の国内ユニクロ事業の売上高は7,280億円、前期比6.5%増、営業利益は1,145億円、同18.2%増を見込んでおります。既存店売上高は1.6%の増収、店舗数は直営店10店舗の純増を予想しています。値引き率のコントロール、経費削減努力を進めることで、営業利益の増益を見込んでおります。なお、2014年春には池袋と上野にグローバル繁盛店を出店する予定です。

 海外ユニクロ事業

海外ユニクロ事業の2013年8月期の売上高は前期比64.0%増の2,511億円、営業利益は同66.8%増の183億円と大幅な増収増益を達成いたしました。8月末の海外ユニクロの店舗数は446店舗、前期比154店舗増でした。特に、中国、香港、台湾といった中華圏では、店舗数が同102店舗増加し、中華圏全体の売上高は1,250億円、営業利益は135億円まで拡大いたしました。一方、韓国事業では増収増益となりましたが、下期においては、天候不順や景気低迷の影響により、計画を下回り減益となっております。東南アジア(シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンなど)では、6月にインドネシア1号店を出店するなど、22店舗を出店し、計画を上回る好調な業績でした。欧州事業(英国、フランス、ロシア)では、計画通りほぼブレークイーブンの結果でした。米国事業では、新たに4店舗をショッピングモール中心に出店したことで増収となりましたが、下期における天候不順の影響、2013年秋にオープンする10店舗の新店関連経費増、円安による円ベースでの赤字額拡大により、収益は計画を下回り、赤字幅は前年とほぼ同水準に留まりました。

2014年8月期の海外ユニクロ事業の売上高は3,500億円、前年比39.3%増、営業利益280億円、同52.6%増を予想しております。前期と同様に、アジアでの大量出店が続く計画で、中華圏では3割以上の増収を見込んでおります。店舗数の純増としては、中華圏(中国、香港、台湾)で98店舗、韓国で30店舗、その他アジアで50店舗、米国15店舗、欧州5店舗を見込んでおります。なお、今期はドイツ、オーストラリアに初出店を計画しております。また、9月30日には上海に、グローバル旗艦店をオープンし、大盛況となっております。この店舗は、同じ建物内に、グループブランドのジーユー、PLST、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タムも出店いたしました。

 グローバルブランド事業

グローバルブランド事業の2013年8月期の売上高は2,062億円、前期比34.8%増、営業利益は174億円、同20.1%増となりました。特にジーユーは、既存店売上高の2桁増収と新規出店により、売上高は837億円(前期約580億円)、営業利益は76億円(前期約50億円)と、増収増益を達成しております。セオリー事業も増収増益となり、過去最高の業績を更新いたしました。コントワー・デ・コトニエ事業は増収となりましたが、営業利益は計画を下回り減益となっております。また、2012年12月よりファーストリテイリンググループに加わったJ Brand事業は、売上高は計画通りでしたが、営業利益は計画未達となっております。

2014年8月期のグローバルブランド事業の業績予想は、売上高2,500億円、前期比21.2%増、営業利益240億円、同37.4%増を予想しております。ジーユー事業は売上高1,000億円以上、収益率のアップをめざしております。セオリー事業は最高益の更新を予想しています。コントワー・デ・コトニエ事業は前期比横ばいを見込み、J Brand事業は、10月に日本市場において直営店1号店を大阪の阪急うめだ店に出店するなど、さらなる事業の拡大をめざしております。

 2014年8月期の連結業績予想

通期の連結売上高は1兆3,300億円、前期比16.4%増、営業利益は1,560億円、同17.4%増、経常利益は1,550億円、同4.0%増、当期純利益は920億円、同1.8%増、1株当たり利益は902.88円を見込んでおります。なお、通期の1株当たり年間配当金は300円(中間150円、期末150円)を予想しております。

 決算説明会の資料についてはこちらをご参照ください。

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