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最終更新日: 2023.04.05

難民支援を自分ごととして学ぶ「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」が10周年 グーグル合同会社との協業で授業をアップデート、4月19日まで参加校を募集中

株式会社ファーストリテイリング
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ファーストリテイリングは、全商品を対象としたリサイクル活動の一環として、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と協働し、小中高生が自ら不要になった子ども服を回収し、慢性的な服不足に悩む難民の子どもたちに提供する「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」を行っています。
 2013年の開始以来、全国各地の小中高校など約3,600校、のべ38万人の子どもたちが参加し、SDGsや難民問題の現状を学んできました。10周年となる2023年度は、グーグル合同会社と協業し、Google Earthを使った授業を実施するなど新しい取り組みを始め、アジアへも展開を広げます。

"届けよう、服のチカラ"プロジェクトでは、ファーストリテイリングの社員が講師として、参加を希望する小中高、特別支援学校などを対象に、SDGsや難民支援の現状などについて授業を実施します。その後、子どもたちが主体となり、不要となった子ども服の回収や呼びかけの方法を考え、回収・仕分けをします。
 ウクライナ危機やトルコ・シリア地震などで難民支援に注目が集まる中、自分たちと同じくらいの年齢の難民の子どもたちの現状を知り、彼らのために服を回収することで、"自分ごと"として世界の問題を捉え、体験を通じた学びの機会としてもらいます。自分達の力で多くの服を回収した子ども達は自信を深め、進路や考えに変化が生まれています。これまで約10年間活動を続けてきたことで、地域全体に活動が広がってきました。
 近年、学校側からのICT教育のニーズの高まりもあり、2023年度は初めてグーグル合同会社と協業します。出張授業の際にGoogle Earthを活用することで、難民キャンプの位置や現地の様子などを目で見て学び、遠く離れた難民キャンプのいまをよりリアルに感じてもらい、活動にいかしてもらいます。
この他、マレーシアやシンガポールなど、アジア圏を中心に海外の学校においても「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」の展開を進めています。新たな試みとして、日本と台湾の学校をオンラインでつなぎ、5月30日(火)と6月2日(金)の2回にわたり、合同授業も行う予定です。

プロジェクトの流れ

4月19日まで参加希望校を募集
6~8月ファーストリテイリングの社員による授業
授業後生徒らが学校内や地域に呼びかけ、子ども服を回収
11月30日まで回収した服を指定の倉庫へ発送
2024年1月までファーストリテイリングとUNHCRで、難民キャンプなどに服を寄贈
各校にフォトレポートを送付
2024年2月優れた取り組みを行った学校を"届けよう、服のチカラ"アワードにて表彰
(過去の表彰式の様子: https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/society/
youth/school/power_of_clothing/award/index.html

「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」 参加校応募リンク

https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/society/youth/school/power_of_clothing/apply/index.html
締切:2023年4月19日(水)

対象校、授業形態

対象日本国内の小学校、中学校、高等学校(一貫校、特別支援学校など含む)
授業形態
  • ①出張授業(ファーストリテイリング社員訪問)
  • ②出張授業(ファーストリテイリング社員訪問、Google Earth活用、先着50校)
  • ③映像授業(データ提供のみ)
  • ④オンライン授業(ウェブ会議システム活用)
授業時間45~60分(総合的な学習、生徒会活動、委員会活動、部活動など)
授業実施日応募ページに掲載されている指定候補日からお選びいただけます

これまでの参加校数と実施の経緯

ファーストリテイリングは、2001年に始めた「フリースリサイクル活動」をきっかけに、全国でリサイクル活動を展開。UNHCRやNGOとの協働で世界各国の難民などに服を寄贈してきました。なかでも、難民の約半数を占める子どもたちの服が慢性的に不足していたため、2013年からUNHCRとともに、"届けよう、服のチカラ"プロジェクトをスタート。児童・生徒に体験を通じて、同世代の難民の子どもたちの現状、リサイクルやSDGsについて学び・考えてもらう機会を提供しています。コロナ禍を受け、2021年からは、オンライン授業も選択できるようになりました。
また、回収した服は、文化背景や現地の服のニーズなどを聞き取り、日本国内で仕分けしたのち、UNHCRと協力して直接難民キャンプなどに運び、お渡しします。不要な服を一方的に送ったり、寄贈した服が二次流通市場に出たりすることのないように管理しています。

※参考【短編映画】服の旅先
https://www.youtube.com/watch?v=uExHh5j0RzY

年度参加校参加人数
2013107校約15,000人
2014120校約16,500人
2015238校約26,300人
2016270校約30,120人
2017322校約30,600人
2018388校約40,000人
2019422校約40,000人
2020315校約30,000人
2021625校約73,000人
2022745校約88,000人

参加応募についてのお問い合わせ

"届けよう、服のチカラ"プロジェクト事務局
Eメールアドレス:fukunochikara@fastretailing.com

 

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