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最終更新日: 2020.08.17

新疆ウイグル自治区に関連する報道等について

株式会社ファーストリテイリング
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ファーストリテイリンググループは、いかなる人権侵害も容認しないという方針の下、あらゆる形態の強制労働を厳格に禁止し、サプライチェーンのすべての企業にその順守を求めています。国際労働機関(ILO)などの国際機関が定める基準に沿って2004年に制定した「生産パートナー向けのコードオブコンダクト」でもこの方針を明示し、生産パートナーには、業務の再委託や原材料の調達に際しても、この内容に準拠した企業とのみ取引を行うことを求めています。

中国新疆ウイグル自治区の人権問題を懸念する各種報告書や報道については認識しています。ファーストリテイリンググループの主力ブランドであるユニクロが製品の生産を委託する縫製工場で新疆ウイグル自治区に立地するものはなく、同地区で生産されている製品はありません。また、ユニクロ製品向けの生地や糸を供給する素材工場や紡績工場で、同地区に立地するものもありません。本年3月、「オーストラリア戦略政策研究所(Australian Strategic Policy Institute:ASPI)」が発表した報告書で、ユニクロと関連付けられたYoungor Textile Holdings Co. Ltd、およびQingdao Jifa Huajin Garment Co. Ltdについては、ユニクロとの間に取引はないことを確認しています。

一方、ファーストリテイリンググループはすべての取引先縫製工場および主要素材工場に対して、「生産パートナー向けのコードオブコンダクト」に基づいた適正な労働環境が整備、維持されていることを確認するため、第三者機関による監査を定期的に実施しています。さらに、工場の従業員が、雇用主から人権侵害など不当な扱いを受けた場合に当社に直接、匿名で訴えられるホットラインを設置、運用しています。これまでのところ、これらの監査やホットラインを通じて、強制労働が行われた事実は確認されていません。さらに、サプライヤーに対しては、調達する綿花の生産においても強制労働がないよう求め、確認しています。

ファーストリテイリンググループでは引き続き、製品が倫理的な環境で生産されていることを確認するため、サプライチェーン全体のデューディリジェンスを実施していきます。具体的には、二次取引先である素材工場のサプライヤーおよびさらに上流の工程を把握し、適正な労働環境が維持されていることを、国際的なガイドラインに基づき確認していきます。万一、報道されているような強制労働が確認された場合には、取引先工場に対し、当該サプライヤーとの取引停止を求めます。

ファーストリテイリンググループは、2025年までにサステナブルコットンの調達比率を100%とする目標を掲げています。今後も、生産過程において人権や労働環境が適正に守られたサステナブルコットンの調達を進めてまいります。

 

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