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最終更新日: 2016.04.07

ファーストリテイリング 2016年8月期 第2四半期決算サマリー

株式会社ファーストリテイリング
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連結業績

グループ事業別業績

【決算ハイライト】2016 年8月期上期は増収減益

■2016 年8月期の連結業績実績: グローバルブランドで増収増益
売上収益が1 兆116 億円、前年同期比6.5%増、営業利益が993 億円、同33.8%減と、増収減益となりました。 グローバルブランド事業は増収増益を達成いたしましたが、国内ユニクロ事業は減収減益、海外ユニクロ事業は 増収減益の結果となりました。また、2月末の為替レートが期首に比べ円高に転じたことにより、その他費用、お よび金融費用に為替差損228 億円(同424 億円減)が発生し、税引前四半期利益は前年同期比816 億円の大幅 な減益となりました。

■国内ユニクロ事業:冬物販売が苦戦、粗利益率の低下により減益
計画を下回り、減収減益となりました。売上規模の大きい11月、12月の販売が苦戦し、既存店売上高は1.9%の 減収となりました。この結果、1月、2月に値引き販売を強化し、売上総利益率は同3.5ポイント低下いたしました。 また、物流費、人件費を中心に販管費が2.0ポイント増加したため、営業利益は同28.3%の減益となりました。

■海外ユニクロ事業:グレーターチャイナ、韓国、米国が苦戦し、増収減益
売上はほぼ計画通りの増収、営業利益は計画を下回り大幅な減益となりました。グレーターチャイナ、韓国は減益、米国は赤字幅が拡大いたしました。一方、東南アジア・オセアニア地区、欧州はほぼ計画通りの増収増益を達成いたしました。

■グローバルブランド事業:増収増益、ジーユーが好調
計画通りの増収増益を達成しました。特にジーユー事業が好調で、大幅な増収増益を達成いたしました。キャンペーン商品のニットやワイドパンツ、ジョガーパンツといったトレンドボトムスの販売が好調で、既存店売上高は2桁増収となりました。

■2016 年8月期の連結業績予想: 減額修正
通期の売上収益は 1 兆 8,000 億円、前期比 7.0%増、営業利益は 1,200 億円、同 27.0%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は 600 億円、同 45.5%減、EPS は 588.55 円と減額修正いたしました。1 株当たり年間配当金は、業績予想の減額修正を反映させ、中間配当金 185 円を含み、前年と同額の年間配当金 350円を予想しております。

業績概要

■国内ユニクロ事業:冬物販売が苦戦、粗利益率の低下により減益

国内ユニクロ事業の上期の売上収益は 4,536 億円(同 0.2%減)、営業利益は 641 億円(同 28.3%減)と、計画を下回る業績となりました。商品の新しさ・ニュース性をお客様へ伝えきれなかったことに加え、商品構成が防寒衣料に偏り、暖冬に対応できていなかったため、売上規模の大きい 11 月、12 月の販売が苦戦し、既存店売上高は 1.9%の減収となりました。一方、Eコマースの売上は 253 億円(同 28.4%増)と好調に推移し、売上構成比は5.6%へ拡大いたしました。収益面では、1月、2月に値引き販売を強化したため、売上総利益率は同 3.5 ポイント低下いたしました。また、物流費、人件費を中心に販管費が増加したため、営業利益は計画を大きく下回り、同28.3%の減益となりました。
なお、2月末の国内ユニクロの直営店舗数は 805 店舗と、前年同期末比で9店舗減少し、フランチャイズ店は39 店舗と同 11 店舗増加しております。このうち、10 店舗は直営店からフランチャイズ店へ転換したものです。

■海外ユニクロ事業: グレーターチャイナ、韓国、米国が苦戦、計画を下回り減益

海外ユニクロ事業の上期の売上収益は 3,892 億円(同 12.7%増)、営業利益は 294 億円(同 31.4%減)と、売上はほぼ計画通りとなったものの、営業利益は計画を下回り大幅な減益となりました。グレーターチャイナ(中国大陸・香港・台湾)、韓国は減益、米国は赤字幅が拡大いたしました。これらの地域では暖冬の影響に加え、特に香港、台湾、韓国では景気のスローダウンの影響も受け、販売が苦戦しました。一方、東南アジア・オセアニア地区(シンガポール・マレーシア・タイ・フィリピン・インドネシア・オーストラリア)、欧州(英国・フランス・ロシア・ドイツ・ベルギー)はほぼ計画通りの増収増益を達成いたしました。なお、その他費用に、米国での4店舗の店舗閉店に伴う損失約 13 億円に加え、為替差損 16 億円等を計上した結果、営業利益は同 31.4%の減益となりました。
海外ユニクロ事業全体の2月期末の店舗数は 890 店舗、前年同期末比 174 店舗増となりました。欧州では、10月にベルギーに初進出し、成功を収めております。また、2016 年3月にはロンドンのグローバル旗艦店 311 オックスフォードストリート店がリニューアルオープンし、新しいロンドンカルチャーの発信拠点として期待が高まっております。

■グローバルブランド事業:計画通りの増収増益、ジーユーが好調

グローバルブランド事業の上期の売上収益は1,673億円(同12.9%増)、営業利益は143億円(同21.9%増)と、計画通りの増収増益になりました。ジーユー事業は、計画を上回り、前年同期比で大幅な増収増益を達成いたしました。キャンペーン商品のニットやワイドパンツ、ジョガーパンツといったトレンドボトムスの販売が好調で、既存店売上高は2桁増収となりました。また、1月、2月の端境期では春物商品の立ち上がりも好調で、粗利益率が改善し、大幅な増益となりました。
セオリー事業、コントワー・デ・コトニエ事業は計画を下回り減益、プリンセス タム・タム事業については、ほぼ計画通り前年並みの業績となっています。J Brand事業は計画を下回り、赤字幅が拡大しております。

■2016年8月期の業績予想:減額修正

2016年8月期の連結業績予想につきましては、上期の進捗状況を勘案し、2016年1月7日に公表しました予想数値に対して、修正いたしました。修正の背景は以下の通りです。

1) 当第2四半期連結累計期間で、国内ユニクロ事業および海外ユニクロ事業の営業利益が計画を下回り大幅な減益となったこと
2) 第3四半期以降の予想について、国内ユニクロ事業および海外ユニクロ事業の営業利益予想を下方修正したこと
3) 第3四半期以降の予想にJ Brand事業の減損損失および、国内・海外ユニクロ事業の店舗減損損失合計210億円を見込んだこと
4) 為替レートが期初に比べて円高となったため、当第2四半期連結累計期間でその他収益・費用がマイナスとなったこと
5) 2月末の為替レートを通期レートの前提とし、金融費用に為替差損175億円を予想に織り込んだこと

以上により、通期の業績予想は、売上収益1兆8,000億円(前期比7.0%増)、営業利益1,200億円(同27.0%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は600億円(同45.5%減)としております。
なお、期末の1株当たり配当金予想は1月7日に予想していた185円から165円に修正し、前年と同額の年間配当金350円を予想しております。

 IR情報に決算データや各種リリースなどを開示しております。

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