HOME > IR情報 > IRニュース > ファーストリテイリング 2015年8月期 決算サマリー

IRニュース

最終更新日: 2015.10.08

ファーストリテイリング 2015年8月期 決算サマリー

株式会社ファーストリテイリング
PDF (230KB)
to English page

連結業績

グループ事業別業績

【決算ハイライト】2015 年8月期は過去最高の業績を達成

■2015年8月期連結業績実績: 過去最高の業績を達成
売上収益は1 兆6,817 億円、前期比21.6%増、営業利益は1,644 億円、同26.1%増、親会社の所有者 に帰属する当期利益は1,100 億円、同47.6%増と、過去最高の業績を達成しました。営業利益では、J Brand 事業、システム関連、米国ユニクロ店舗などの減損損失合計161 億円と、ロンドンや上海の旗艦店改装に 伴う固定資産除却損18 億円を計上しております。また、税引前利益では、円安による外貨建資産などの 換算差額が増え、金融損益が162 億円と前期の50 億円から大幅に増えております。

■国内ユニクロ事業:過去最高の業績を達成
既存店売上高6.2%増に支えられ、売上収益は7,801 億円(前期比9.0%増)、営業利益は1,172 億円(同 10.3%増)、と過去最高の業績を達成しました。冬のコア商品の販売好調に加え、春の立ち上げりも順調 だったものの、梅雨の時期が例年より気温が低かったことにより、夏物販売はやや低調に推移しました。

■海外ユニクロ事業:計画通りの増収増益、グレーターチャイナ、韓国の好調が続く
売上収益は6,036 億円(同45.9%増)、営業利益は433 億円(同31.6%増)と過去最高の業績を達成しま した。特に、グレーターチャイナ、韓国が好調で全体の業績をけん引、グレーターチャイナは売上収益3,044 億円(同46.3%増)、営業利益386 億円(同66.1%増)へとビジネスが拡大いたしました。一方、米国は 売上の計画未達が続き、事業の赤字幅は前年比で拡大する結果となっております。

■グローバルブランド事業: 大幅な増収益、ジーユーが好調
売上収益は 2,953 億円(同 17.6%増)、営業利益は 144 億円(前期は営業損失 41 億円)と大幅な増収増益となりました。特に、ジーユー事業の売上収益は 1,415 億円(同 31.6%増)、営業利益は 164 億円(同2.7 倍増)と、極めて好調な業績を達成しています。一方、セオリー事業、コントワー・デ・コトニエ事業は減益、J Brand 事業は赤字継続により減損損失 51 億円を計上しております。

■2016 年8月期の連結業績予想:
通期の売上高は 1 兆 9,000 億円、前期比 13.0%増、営業利益は 2,000 億円、同 21.6%増、税引前利益は2,000 億円、同 10.7%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は 1,150 億円、同 4.5%増、EPS は 1,128.05円を見込んでいます。1 株当たり年間配当金は、中間配当金 185 円、期末配当金 185 円を合わせて 370 円、前期比 20 円増を予想しております。

業績概要

■国内ユニクロ事業:過去最高の業績を達成、既存店売上高が前期比 6.2%増収

国内ユニクロ事業の売上収益は 7,801 億円(同 9.0%増)、営業利益は 1,172 億円(同 10.3%増)と過去最高の業績を達成しました。これは、既存店売上高が前期比で 6.2%増収と好調だったことによります。ただし、売上総利益率は前期比で 0.2 ポイント低下し、人件費増加等の影響により、売上販管費比率は同0.1 ポイント上昇しております。秋冬シーズンは、ヒートテック、ウルトラライトダウン、ウールセータ ーなどの冬のコア商品の販売実績が計画値を上回る勢いでした。特に 2014 年秋から販売を本格化した、従来のヒートテックよりも 1.5 倍暖かい"ヒートテックエクストラウォーム"の人気が高く、好調な販売を記録しました。春の立ち上げも順調でしたが、6 月以降の梅雨の時期が例年より気温が低かったことにより、夏物販売はやや低調に推移しました。2014 年 10 月には、グローバル旗艦店の UNIQLO OSAKA、グロ ーバル繁盛店の吉祥寺店を出店し、地域に根ざした店舗経営で、お客様の支持を集める人気店舗となっています。

■海外ユニクロ事業:過去最高の業績を達成、グレーターチャイナ、韓国がけん引

海外ユニクロ事業の売上収益は 6,036 億円(同 45.9%増)、営業利益は 433 億円(同 31.6%増)と過去最高の業績を達成いたしました。エリア別のトレンドとしては、グレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国の業績が大幅な増収増益となり、全体の業績をけん引いたしました。また、東南アジアの営業利益は前年並み、欧州はロンドンのグローバル旗艦店の全面改装により固定資産除却損を計上した結果、営業利益は減益となりました。米国は年間の出店数が 17 店舗と、急速に店舗数を増やしたことと、ユニクロのブランドがまだ米国市場で認知されていないことで売上の計画未達が続き、事業の赤字幅は前年比で拡大する結果となっております。

好調を維持しているグレーターチャイナの 2015 年 8 月期の業績は、売上収益が 3,044 億円(同 46.3%増)、営業利益が 386 億円(同 66.1%増)と大幅な増収増益となりました。期末店舗数はグレーターチャイナ合計で 467 店舗に達しております。2015 年 8 月期末の海外ユニクロ事業全体の店舗数は 798 店舗に達し、前期末比 165 店舗の純増となりました。

■グローバルブランド事業:増収増益、ジーユーが好調

グローバルブランド事業の売上収益は 2,953 億円(同 17.6%増)、営業利益は 144 億円(前期は営業損失 41 億円)でした。J Brand 事業の赤字継続により減損損失 51 億円を計上しております。同セグメントに含まれるジーユー事業の業績は極めて好調で、売上収益 1,415 億円(同 31.6%増)、営業利益 164 億円(同 2.7 倍増)の大幅な増収増益を達成いたしました。業績好調の背景としては、"ガウチョパンツ"などファッショントレンドを掴んだ商品企画力により若年層に限らず幅広い年代へ顧客層が拡大したこと、柔軟な増産への対応などが挙げられます。期末店舗数は国内 314 店舗、海外 5 店舗に拡大しております。
一方、セオリー事業は米国ラグジュアリー市場の不調により、営業利益は減益、コントワー・デ・コトニエ事業も減益でした。J Brand 事業は米国市場におけるプレミアムデニム市場不振の影響を受け、赤字が拡大する結果となっております。

■2016年8月期の業績予想:過去最高の業績を予想

2016年8月期の連結業績予想は、売上高1兆9,000億円、前期比13.0%増、営業利益2,000億円、同21.6%増、税引前利益2,000億円、同10.7%増、親会社の所有者に帰属する当期利益1,150億円、同4.5%増、基本的1株当たり当期利益は1,128.05円を見込んでおります。

また、各セグメントでは、いずれも増収増益を見込んでおります。2016年8月期末の店舗数は国内ユニクロ事業で846店舗(フランチャイズ店含む)、前期末比5店舗増、海外ユニクロ事業で958店舗、同160店舗増、グローバルブランド事業で1,369店舗、同30店舗増、合計3,173店舗、同195店舗増を予想しております。

1株当たり年間配当金は、中間配当金185円、期末配当金185円を合わせて370円、前期比20円増を予想しております。

 IR情報に決算データや各種リリースなどを開示しております。

ページトップへ