最終更新日: 2025.01.08
ファーストリテイリンググループ 日本の報酬を再強化 グローバル水準の人材の抜擢を推進
株式会社ファーストリテイリング
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ファーストリテイリンググループは、グローバル水準での競争力と成長力を強化するため、2025年3月、日本の報酬を改定し、改めて人材への投資を大幅に強化します。
弊社は2023年8月期、店舗販売員や本部社員等を含む全従業員の報酬テーブルを全面的に改定し、能力や実績に応じて決まる「グレード」ごとの報酬水準を4%~40%の範囲でアップしました。少数精鋭でグローバル水準を目指す働き方をさらに追求し、着実に生産性を改善してきました。
このような変革の歩みを継続し、企業としての競争力と成長力をさらに高めるため、世界水準で仕事をする人材を確保し、意欲と能力のある従業員にしっかり報いられるよう、現行の報酬体系に加え、新しい報酬体系を導入します。同時に、経験や社歴に関わらず、挑戦心や新しい発想をもち、グローバル水準で働く人材を経営層や要職に積極的に抜擢し、それにふさわしい報酬で処遇するとともに、適正な評価と必要な支援を行うことで、次世代のリーダーとして成長を力強く後押しします。今回導入する新報酬体系において、本部・営業の正社員の報酬テーブルは、年収が最大で11%上がる予定です。個々の抜擢や要職への登用によっては、最大で54%上がります。前回2023年時と同様、一律に上がるのではなく、各々の能力や意欲など総合的に鑑みて、新報酬体系への移行を決定します。
新人については、現行30万円である新入社員の初任給は33万円に、年収で約10%増の500万円強に、入社1~2年目で就任する新人店長は月収39万円が41万円に、年収で約5%増の約730万円にそれぞれアップする予定です。
ユニクロやジーユーの販売員については昨年11月~12月にかけて、各地域の報酬動向を踏まえ、スタート時給を最大1700円までアップするなど、時給を見直しました。その後も個々の実績や能力に応じてアップするほか、スタート時給自体、随時、見直す予定です。2024年9月には、販売員から店長を目指す従来のキャリアコースとは別に、販売員でありながら店長と同水準の処遇を目指すキャリアを選択できる制度を新たに導入しており、世界水準の店舗経営を担う人材の育成をさらに推進します。
日本以外の世界各地でも、弊社の報酬体系が小売業にとどまらない全産業ベースで十分に優位性のあるよう随時、見直しています。
■ 株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 柳井 正のコメント
グローバル水準の少数精鋭の組織へと変革を進め、企業としてさらに成長するために、新しい報酬体系を改めて導入するとともに、世界水準で働く意欲や能力のある優秀な人材の抜擢を強化します。パート・アルバイトから経営者に至るまで一人ひとりが高い目標を持って挑戦を続け、成長と賃上げの好循環を推進できるよう、今後も報酬を含む組織のあり方を継続的に見直していきます。