最終更新日: 2012.04.12
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ユニクロは、企画から生産・販売までを一貫して行うSPA(Specialty store retailer of Private label Apparel : アパレル製造小売企業)のビジネスモデルを確立しています。
独自商品の開発による他社との差別化、販売状況に応じた機動的な生産調整、賃料や人件費を抑えたローコストな店舗経営に磨きをかけ、「高品質で低価格の商品」を提供しています。
※SPA(Specialty store retailer of Private label Apparel : アパレル製造小売企業)とは、素材調達、企画、開発、製造、物流、販売、在庫管理など、製造から販売までのすべての過程を一貫して行う業態のことです。
R&D(デザイナー/パタンナー)
ユニクロのR&Dセンターでは、世界の最先端のファッションやライフスタイル、新しい素材の情報などを常にリサーチしています。商品の発売の約1年前には、それらの情報をもとにした「コンセプト会議」が開かれます。「コンセプト会議」の席上では、R&Dのデザイナーとマーチャンダイジング(MD)・マーケティング・素材開発・生産部門の各担当者たちが議論を重ねて、秋冬・春・夏の各シーズンのコンセプトを決定します。その後、決定されたコンセプトに沿って、デザイナーたちがデザイン起こし、デザインサンプルを作成します。デザイン決定後もさらに色やシルエットの微調整を複数回行います。
素材開発・調達
ユニクロでは、世界中の素材メーカーと直接交渉することで、「高品質」「大量安定調 達」「ローコスト」を実現しています。
なかでもコア商品の素材開発は、特に重要だと考えています。例えばデニムについては、
世界中のデニムメーカーから高い評価を受けているカイハラ株式会社から、ユニクロ仕様で紡織・染色したデニム生地を調達しています。また、ヒートテック、シルキードライのような機能性新素材を東レ株式会社と協 働で開 発し、新しい服の需要を創造しています。
このように素材メーカーと協働できるのは、年間約6億点という大規模な生産量があるからです。
マーチャンダイジング(商品企画)
商品企画から生産までの過程で、大変に重要な役割を担っているのが、マーチャンダイザー(MD)です。MDが最初に行うのが、R&Dのデザイナーとの話し合いです。ここで、シーズンごとのコンセプトに沿った商品企画・デザイン・素材が決定されます。
次にMDは、秋冬・春・夏の各シーズンの商品構成と、それぞれの生産数量を決定します。このときの重要な判断材料となるのが、綿密に練られたマーケティング戦略です。
MDのもうひとつの重要な仕事は、シーズン中の増産、あるいは減産の決定を行うことです。需要に合わせた生産調整の決定を、商品計画と協働で行います。
生産部(品質・生産進捗管理)
上海、シンセン、ホーチミン、ダッカの生産事務所には、約250名の品質・生産進捗管理の担当者や匠チームが常駐しています。担当者は、お取引先生産パートナー工場(約70社)に毎週出向き、課題を解決します。また、お客様の品質へのご要望は、即座に生産部に届くので、問題があった場合は速やかに改善を図ります。
匠チーム
ユニクロでは、2000年以来、日本の繊維産業にかかわり、それぞれの分野を究めた「匠」チームが主体となって、お取引先生産パートナー工場での技術指導を行っています。さまざまな経歴をもった匠の一人ひとりが、ユニクロ商品の品質を支えるとともに、かつて世界に誇った日本の繊維の技を、次世代に伝えています。
生産工場
ユニクロのお取引先生産パートナーは約70社で、商品の約75%が中国で生産されています。生産拠点もアジア諸国(ベトナム、バングラデシュ、インドネシアなど)へと拡大することで、中国での生産集中リスクの軽減が進んでいます。将来的には、3分の1の商品を、中国以外の国で生産できる体制を構築する予定です。
在庫コントロール
在庫コントロールの役割は、週次ベースで各店舗の販売状況と在庫水準を確認し、必要な在庫や新商品を各店舗に送り込み、適正在庫を保つことです。また、店舗からの発注要望にも応えます。
さらにシーズン終盤には、商品を完全に売り切るために、マーチャンダイザー(MD)や営業部門と連携をとりながら、「限定価格」(通常価格の約2~3割安いお試し価格)や売価変更のタイミングを調整していきます。
マーケティング(販売促進)
季節ごとにコア商品(フリース、ダウンジャケット、ポロシャツ、ヒートテックなど)を対象に、キャンペーンを実施しています。キャンペーン期間中は、商品の特性や機能性などをテレビCMで広く告知します。
また、毎週土曜日に新聞折込みチラシを全国に配布して、シーズンごとの新商品を「土日限定価格」で提供しています。
オンラインストア
2 0 1 1 年 8月期の国 内ユニクロ事 業におけるオンラインストアの売上高は199億円(売上構成比3.3%)でした 。オンライン販売は中国・香港、台湾などの海外でも行っています。
「ユニクロオンラインストア」のサイトはこちらをご覧ください。
カスタマーセンター
年間7万件を超えるお客様からの電話、はがき、メールによるご意見やご要望を関連部署に伝え、商品・店舗・サービス・経営の改善に反映させています。
ユニクロへのご意見・ご要望は、「ユニクロお客様窓口」をご覧ください。
国内店舗
ユニクロは、売場面積150坪のロードサイド店を展開するチェーンとして出発しました。その後、店舗のスクラップ&ビルドを進めることにより、標準の売場面積を250坪へと拡大してきました。現在は500坪規 模の大 型 店を中心に、新規の出 店を進めています。2011年8月期末の大型店は129店舗(全体843店舗)となり、大型店の売上高は全体の約2割を占めています。
さらに、都心の大型店開発にも力を入れています。2011年9月に、東京・池袋の東武百貨店にユニクロ池袋東武店(売場面積約1,000坪)をオープンしました。2012年3月には銀座(1,500坪)、秋には新宿(1,250坪)にグローバル旗艦店をオープンする予定です。今後は、渋谷、原宿、上野、池袋などの都内や大阪、福岡といった日本を代表する繁華街にグローバル旗艦店を出店するとともに、全国の主要都市に1,000坪級の超大型店の出店を検討していきます。
ユニクロの「店舗検索」はこちらをご覧ください。
国内ユニクロの出退店情報は「IR情報 l 国内ユニクロ出退店情報」をご覧ください。
国内ユニクロの店舗写真は「フォトライブラリー|国内ユニクロ事業」をご覧ください。
海外店舗
2012年2月現在の海外ユニクロの店舗数は234店舗となりました。その内訳は、中国113店舗、香港16店舗、韓国68店舗、台湾7店舗、シンガポール5店舗、マレーシア3店舗、タイ3店舗、英国12店舗、フランス2店舗、ロシア2店舗、米国3店舗です。特に中国・香港、韓国、台湾といったアジア地区での出店ペースが加速しており、2012年度ではアジア地区で100店舗の出店を予定。アジア地区ではユニクロ事業は収益性の高いビジネスに育っています。2012年度末の海外ユニクロの店舗数は291店に達する見込みです。
一方、世界の主要都市にグローバル旗艦店を次々とオープンさせる戦略も進んでいます。2011年秋には、台北、ニューヨーク5番街、ソウルへとグローバル旗艦店をオープンし、それぞれの市場におけるユニクロブランドの認知度アップに貢献しています。
海外ユニクロの「店舗検索」はこちらをご覧ください。
海外ユニクロの店舗写真は「フォトライブラリー|海外ユニクロ事業」をご覧ください