太い紡毛糸(紡毛糸=繊維長の短い羊毛使いの糸)を用いて平織りまたは綾織りにした、ざっくりした感じの厚手織物のことです。
もともとは手紡ぎの紡毛糸を毛染めにして、手織りで綾に織った布地を指していました。
縮絨(しゅくじゅう)や起毛をしないため、織り目がはっきりあらわれ、手ざわりが粗く、素朴な味わいが持ち味です。
主にジャケットやコート、パンツ、スカートなどに使われます。
名前の由来は、スコットランドとイングランドの境界を流れるツイード川流域にあり、このあたりにはタータンと並んでツイードを作り続ける小規模業者が集積しています。