私が考える「おしゃリスタ」。
GUにはおしゃリスタという制度があります。
おしゃリスタとは、名前の通り「おしゃれを提供する人」です。ただ、私はそれだけだとは思っていません。おしゃリスタとは、「お客様が求めている本質の部分を汲み取り、提供する人」と考えています。要は、困ったときに助けてくれるコンシェルジュ的な役割です。時には、お客様がお持ちになったGU以外の商品と組み合わせてコーディネートを提案することもあります。お客様が求めている以上のものを提供する、というのがGUのおしゃリスタの役割です。かゆいところがあったら先にかいてしまえ!精神ですね(笑)。それを繰り返していると、お客様からのありがとうもどんどん増えていくんです。それが本当に嬉しくて、私のモチベーションに繋がっています。以前、初めてご来店頂いたお客様に「初めてきたけど、あなたがいるからまた来るわ」と言ってくださった方がいて。忘れられないですね。とても嬉しかったです。
笑顔の連鎖。楽しさの連鎖。
そんな私も、最初からおしゃリスタだったわけではありません。私には子どもがいます。いわゆる、ママさんおしゃリスタです。入社時は若い子ばかりで少し戸惑いはありましたが、おしゃれをとことん楽しもう。と思考が変わっていきました。楽しんでいれば、トレンドも自然に入ってきますからね。そうしているうちに、同世代の方から「こんな服も着れるんだ」とお声を頂くことが多くなってきました。そこで、自分がおしゃれを楽しめば、他の人の勇気になり、おしゃれの楽しさが連鎖するということに気付きました。よくある、「若くないとこんな服着れない、GUは若者向けの服だ」という固定概念を拭いたかったんです。そんなタイミングで、店長から声をかけてもらい、おしゃリスタになりました。おしゃれで人を動かしたい。そんな思いが根底にあったのかもしれません。
GUだから実現できたこと。
その中で多かったのが、私と同じようなママさんおしゃリスタ。子供がいるとどうしても活躍の場が制限されてしまうので、そういう人たちでも活躍できるということをアピールしたくて、自分で声をあげて、ママさんおしゃリスタを呼んでおしゃリスタの体験イベントを開催しました。もちろん、自分1人の力じゃどうにもなりません。
本部の方に相談し、協力して頂いたことで成し遂げられたイベントです。その時本部の方から「立場関係なく自分の意見を発信する人は、会社の宝なんだよ」と言われました。自分のやっていることは間違っているかもしれない。でも、自分の意見は言わないと始まらない。GUは、立場関係なくフラットに自分の意見を伝えることができます。今は、マーケティング部の人と協力して、テレビや新聞などに自発的に企画書を持ち込んだりもしています。もっとGUを知ってもらいたいという一心で、自分の枠に捕らわれず動いています。
声を上げれば本部の人だって「やろう!」と言ってくれる環境なのが本当に良いですね。こうやって、色々な事に挑戦ができるのも、GUの素晴らしいところだと思います。
10年後も必要とされる人間で
有り続ける為に。
おしゃリスタはこれから1番必要になっていく役割だと思います。テクノロジーが発達していって、作業はどんどん機械に淘汰されます。現に、GUのセルフレジだってそうです。
ただ、お客様の本質を見抜き、一緒に考え、最善な内容を提案することは機械ではできません。なので、これからおしゃリスタは更に重要な役割になっていくと思っています。そして、おしゃリスタはお客様と一番近い存在でもあります。お客様のニーズに最大限お答えし、「あの人がいるからまた来よう」。と思わせるお店つくりをしていきたいですね。