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最終更新日: 2019.01.25

中国のユニクロ取引先Pacific社における従業員の労働時間改善について

株式会社ファーストリテイリング
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香港を拠点とするNGO、Students & Scholars Against Corporate Misbehaviour(SACOM)が2015年1月に公表した報告書や、英国を拠点とする慈善団体、War on Wantが2016年10月に公表した報告書の中で、ユニクロ商品の生産に関わるPacific (PanYu) Textiles Limited(Pacific社)の工場での労働環境に関する問題が指摘されたことを受け、ファーストリテイリングは当該工場と共に改善計画を策定し、労働環境の改善を進めてきました。その結果、下記の通り、労働時間の改善が見られました。

当該工場は、上記の報告書などで長時間労働が指摘されていましたが、労働時間の中期目標として週63時間、長期目標として週60時間(弊社規定)の達成を掲げ、労働時間管理の改善に取り組んできました。2018年7月から同年12月までの実績を確認した結果、平均して従業員全体の90%超で、週60時間の労働時間を達成しています。

労働時間改善のため、当該工場で行った具体的な取り組みとしては、①生産計画の作成方法を改善し、計画の精度向上による無駄の削減、②生産過程で使用する機械の増強による生産性の向上、③労働時間管理の徹底と社内での意識改革、④労働時間削減にあたり、従業員の給与水準を維持するための基本給アップ、などに努めてきました。

また、労働時間以外に指摘された事項については、すでに解決済み、もしくは解決に向けた取り組みを進めることで、当該工場と合意しています。詳細は2018年3月のアナウンスメントをご確認ください。

中国のユニクロ取引先Pacific社における労働環境改善の進捗について(2018年3月30日)

ファーストリテイリンググループはこれからも、サプライチェーン全体の労働環境の改善に向けた取り組みを積極的に進めてまいります。

 

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