What Diversity Means to Us

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ダイバーシティ&インクルージョンは
創造性と独創性の豊かな基盤

ユニクロEU サステナビリティ部 リーダー

※所属・役職は取材時のもの

ダイバーシティからインクルージョンへ

ダイバーシティ&インクルージョンは創造性と独創性の豊かな基盤であり、私たちが行うことの中核となるべきものです。ダイバーシティ&インクルージョンはお互いの違いに関係なく、すべての人を尊重するということです。
ダイバーシティとは異なる人たちが存在するという「状態」を示した言葉です。それに対して、インクルージョンとは成功する組織に不可欠なチームメンバー間の積極的な関わり合いといった「意図的な行動」が伴います。お互いの共通する部分と異なる部分の両方に耳を傾けて受け入れることによってのみ、よりスマートで素早く状況の変化に対応できる組織へと進化できると、私は考えています。
インクルージョンは一過性の取り組みではありません。インクルージョンは「考え方」です。私たちが他人と関わる姿勢にならなければならず、私たちの企業理念である「FR WAY」の一部になるべきものです。
インクルージョンとはお互いに挑戦し、より良く変わるためのインスピレーションを得るチャンスであり、あらゆる人にとって世界をより良い場所にすることです。けっして従業員を今の会社に適合させる戦略ではありません。私たちにとってのインクルージョンとは、ファーストリテイリンググループをすべての人にとってオープンでより良いものにするために再形成し、新しいシステムをつくることだと私は考えています。

EUにおけるダイバーシティ&インクルージョンの取り組み

新しくオープンしたイタリアでは、ユニクロは多様性を尊重し、オープン前から障がいのあるスタッフや難民の方々を雇用しました。地元の団体と協力して適切な候補者を見つけ、すべての人にとって適切で快適な環境を作るために、マネージャー向けのワークショップとダイバーシティのトレーニングを実施しました。
イタリアでは、ユニクロは最もインクルージョンを実現する企業であり、他のアパレル企業やファッションブランドにインスピレーションを与えています。私は障がいを持つ方々や難民の方々と共に働き、たびたび見過ごされてきた偏見を克服する機会を得られたことに、心から満足しています。

共に働くことで、
お互いに素晴らしい影響を与え合える

毎日の仕事の中で、多様なバックグラウンドを持つ人々に出会っています。それぞれが異なる考えを持ち、自分たちの仕事への情熱があり、常に自分自身と現状に挑戦しています。こうした積極的でエキサイティングな終わりのない挑戦は、本当に私の仕事を価値のあるものにしています。
また、新しい人との関わりやつながりを通して学び続けようと努力すればするほど、達成できることは増えていきます。お互いに知識を共有して活用し合うと、お客さまのライフスタイルによい影響を与えられます。 実際、私たちは仕事を通して、様々なバッググラウンドを持つ人たちの目標の達成や、変化を起こすための一歩を踏み出す手助けをして、彼ら・彼女らの人生に前向きな変化をもたらすことができています。
私のビジョンと夢は、今後数年以内にサステナビリティという言葉が、ファーストリテイリングで働くすべての人の行動に組み込まれることです。サステナビリティは戦略や考え方ではありません。それはビジネスのやり方そのものです。今後の私の目標は、ファーストリテイリンググループの文化を再構築し、すべての従業員が自分自身の利益のためだけでなく、ステークホルダーや環境、そして社会全体へ、さらによい影響を与えられる行動と結果に力を注げるようになることです。