What Diversity Means to Us

  • DISABILITIES

それぞれの違いがプラスになる。
安心して自分らしくいられる環境

リンク・セオリー・ジャパン デジタルマーケティング部

※所属・役職は取材時のもの

安心して意見が言えたことで、
入社早々に得られた貢献への実感

私はリンク・セオリー・ジャパン(以下LTJ)のデジタルマーケティング部で働いています。入社のきっかけは、障がい者支援センターからの求人紹介です。お会いしたLTJの採用担当の方は、落ち着いていて、人あたりの良い大人な方、というのが第一印象でした。面接中は終始穏やかに私の話に耳を傾け、こちらからの質問にも丁寧に答えてくれました。
私はメンタルの不調で働けない時期があり、新しい人間関係や職場環境に順応できるか心配でしたが、採用担当者の方から一緒に働く人への敬意と思いやりが伝わってきました。こういう方がいる会社ならば仕事に復帰できると思い、入社を決めました。
入社してすぐに、不安はなくなりました。とても風通しの良い職場だからです。私からのちょっとした改善の提案でも前向きに捉えてくれて、プラスになると判断したら、「やってみよう!」とすぐに実行する。そういう仕事の進め方が、自分に合っています。
私の業務は、販売データの管理です。刻々と変わるデータをまとめるだけではなく、最適なデータを自動で出せるようにして、業務に活用する仕組みづくりも行っています。入社前に想像した以上にデータ管理の仕事の幅は広くて、販売計画や大小様々の意思決定に貢献している充実感があります。入社早々にこうした実感を得られたのは、安心して意見を言えて、真摯に聞いてくれる上司や先輩に恵まれているからだと思います。

それぞれの「違い」が
プラスに働く、
風通しのよい環境

データ活用基盤は一度完成したからといって、それが終わりではありません。今のバージョンを「1」とすれば、改善して「2」にして、さらに使いやすい「3」にする。そういう積み重ねをすることが、私にとっては好ましい仕事のやり方です。
もっと使いやすいものにするために、今も週に一度は本部担当者や店舗の販売員へのヒアリングを続けています。この仕事を通して、それぞれの「違い」がプラスに働くことが分かりました。
最初の頃はヒアリングに苦手意識がありました。というのも、上司や先輩はすべてにおいて、お客様の気持ちになって考えて、お客様との結びつきを大事にしています。これまでの私にはなかった発想にはじめは戸惑いました。データ活用基盤は社内の人がユーザーです。私は合理的に考えるタイプなので、実際のユーザーではない「お客様」を、なぜこれほど重要視するのか最初はよく分かりませんでした。そのため社内ユーザーの様々な意見や要望を、どう取り入れたらいいか迷うことも多かったです。
しかし、ヒアリングを重ねるうちに、データ活用基盤の本来の目的が「お客様のため」であることに気づかされました。タイムリーに最適なデータを取り出せると、データを元にさらにお客様の期待に応える商品やサービスをつくり出すことがきます。このプロセスを確かなものにするために、私の理系思考を活かして、データ活用基盤の改善を重ねていこうと考えが変わり、ヒアリングへの苦手意識もなくなりました。
何より嬉しいのは、「データ活用基盤が改善されたおかげで、こんなに業務時間を短縮できた」など、感謝の声を聞けることです。成果が目に見えて分かり、それも直接伝えてもらえるので、やりがいが大きいです。こうした経験から、それぞれの「違い」は対立を生むものではないと分かりました。「違い」を活かすから、本来の目的をより高いレベルで達成できるのだと思います。

多様な人が集まっているから、
より良く変えていける

私が働きやすさを感じるのは、異なる素養や考え方、バックグラウンドを持つ人に来てほしいという、多様性を重視した採用方針があるからだと思います。
LTJで働くようになって、私自身も変化しています。仕事のことだけではありません。セオリーの服を着るようになって、服への考え方も変わりました。とにかく着心地がいい! 本当に感動しました。今では仕事着も普段着もすべてセオリーです。
ファーストリテイリンググループのミッションは「本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供する」ことです。実際に着てみて、セオリーの服はこのミッションそのものだと感じました。
販売データ管理の仕事に携わり、自社の服を毎日着るようになって、私自身もお客様を強く意識するようになりました。セオリーには服はもちろん、販売員の接客に愛着を感じて店舗に通われるお客様が大勢いらっしゃいます。セオリーとお客様のつながりが強いのは、「もっと、お客様の期待に応えよう。商品も接客サービスもより良く変えていこう」という企業姿勢と、ここで働く人の思いの現れです。私自身が店舗で直接お客様と接することはありませんが、データ管理や活用推進を通して、お客様と商品とセオリーで働く仲間の橋渡しをして、もっと貢献できるようになりたいと思っています。