What Diversity Means to Us

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「もっと成長したい、可能性を広げたい」
そう思えるのは、誰にも挑戦のチャンスが平等にあるから

ユニクロインド 人事部・総務部・サステナビリティ部 
リーダー

※所属・役職は取材時のもの

ダイナミックな巨大市場インドの
ダイバーシティ&インクルージョン

インドの人口は約14億人。成長を続ける巨大市場です。文化や言語、宗教など多様性に満ちたダイナミックな国だけに、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の広がりが、一人ひとりの可能性を伸ばし、急速な経済成長にも貢献しています。その中でもユニクロは、D&I推進企業として注目されています。
インドにユニクロ1号店がオープンしたのは2019年ですが、私はその1年前に採用されて立ち上げ準備をしてきました。
インドのアパレル産業の生産や品質管理の現場では、「ユニクロ基準」という言葉が目標とする品質のアイコンとして使われることがあります。すでにユニクロは「高品質の象徴」になっていて、私はそこに大きな魅力を感じて入社しました。
一番の決め手になったのは、「誰にもトップになれるチャンスが平等にある。もちろん、あなたにも」というファーストリテイリング(FR)の経営幹部の言葉でした。

入社希望者が5倍に急増
「トップを目指せるグローバル企業」と評価

その言葉が建前ではないことは入社してすぐに分かりました。高い目標を達成する機会は等しくあり、真摯に成果を挙げてゆけば抜てきされ、さらに高い次元の仕事へと自ら活躍の場を広げられます。いくつかの企業を経験してキャリアアップをしてきた私にとっても新鮮なカルチャーです。
入社して間もなくインドでの人事制度の構築と運営という大役を担った私は、他社の同じポジションよりもはるかに大きな権限が与えられたこともあり、入社早々から「ガラスの天井」がない職場づくりを徹底して進めてきました。
ユニクロインドには年齢や性別、国籍などで昇進が止まってしまう障壁がありません。例えば、社員に6カ月後や1年先などの昇進ポジションや、その責任や可能性などを明確に示しています。
世界でも有望市場のインドは人材獲得競争が激しく、リーダーを目指す若い人たちは厳しく企業を見つめています。学生向けの就職説明会のトークセッションでは、誰にも平等に採用や昇進機会があることを具体的な例を挙げて説明し、入社後のキャリアパスの見える化をはかっています。「現地採用でも平等な機会は与えられますか?」と、面接で率直に尋ねる新卒応募者もいます。私たちは応募者からの質問に、ユニクロのポリシーと人事制度について丁寧にお答えしています。
透明性の高い人事制度と機会の平等は、学生の間でも広く知られるようになりました。その影響もあってか、現在、ユニクロインドは7店舗を運営し、従業員は約300人ですが、新卒入社の応募者は1000人を超え、2年前の5倍に跳ね上がりました。
こうした多様性をリスペクトするオープンな姿勢が高く評価され、「会社を信頼して情熱を傾けられる」「トップを目指せるグローバル企業」と幅広く認知されました。経済界も着目し、私は「インドをリードする人事担当者トップ100人」に選ばれました。

将来を見据えてキャリア形成ができる
多様性によって成長する「信じられる企業」

FRのオープンで公平公正な人事制度のおかげで、私は安心して毎日、自信をもって新しい課題に挑戦できています。なぜなら、誰に対しても敬意をもって接し、それぞれの違いや個性をポジティブに捉えて、個人も会社も成長していくカルチャーがあるからです。
女性活躍の推進にも積極的に取り組んでいます。店長やエリアマネジャーの7割は女性で、ライフステージに合わせた働き方の選択ができます。これは女性に限ったことではありません。
ユニクロがあらゆる人にLifeWearを提供しているように、インドにおいても、どの国や地域においても、ここで働く人にあらゆる成長の機会があります。私にとってユニクロは「本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します」という、ファーストリテイリンググループのミッションにまい進する「信じられる企業」なのです。