What Diversity Means to Us

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ダイバーシティ&インクルージョンをグローバルで進めるために多様性豊かなダイナミックな企業で働く

ファーストリテイリング 日本 Management and Innovation Center

※所属・役職は取材時のもの

様々なバックグラウンドと才能を持つ
すべての社員にサポートと教育機会を提供する

私は8年前にファーストリテイリングに入社しました。当時から真のグローバル企業になると思っていましたが、その通りでした。当社のダイナミックな成長を牽引するユニクロは、今では世界的に広く知られるブランドになっています。
私は人材教育を通じて、当社の包括的なグローバル化の加速を推進しています。とてもエキサイティングな仕事です。実際、ユニクロの成長は驚くべきものです。20年ほど前にロンドンに海外1号店をオープンしましたが、現在は25の国と地域に2,200を超える店舗を展開し、海外の店舗数は日本の店舗数をはるかに上回っています。ファーストリテイリングは世界中のお客様から受け入れられ、世界第3位のアパレル企業に成長しました。日本発の企業ですが、すでにグローバルな企業と言ってもいいでしょう。
私のメインの仕事は、様々なバックグラウンドを持つ人たちがそれぞれの能力を最大限に発揮できるような職場環境の構築です。それはまた、ダイバーシティ&インクルージョンの基盤をより確固なものにすることと重なっています。ダイバーシティ&インクルージョンは、私たち全員が社会のニーズに応えること、社会的目標への貢献につながります。そして、世界中のお客様に最高のショッピング体験を提供することにも役立っています。

ダイバーシティ&インクルージョンは
当社の重要な価値観であり強み

ダイバーシティ&インクルージョンは、グローバルに展開する当社にとてもマッチする、重要な価値観です。たとえば、グローバルヘッドクオーター(日本にある本部)の外国人スタッフは、私が入社してから6倍に増えました。今後は、本部の外国人スタッフを3分の1以上にまで増やしていきたいと考えています。確実に日本でもグローバル化が進んでいると思います。
私が働くグローバルヘッドクオーターでは、英語でのコミュニケーションが当たり前になっていますし、日本語が母語ではない新しい仲間を迎える際の導入研修や日常的なサポートの充実もはかっています。私の仕事は、民族、性別、文化、年齢、強み、考え方などの違いによる、目に見えない壁と目に見える壁の両方を見つけて取り除くことです。なぜなら、一人ひとりの個性をコアバリューと強みだと考えているからです。
日本人以外の新しい仲間がスムーズにチームに溶け込み、快適に日々の業務に集中できる環境づくりに注力しています。そのためには企業理念や歴史、文化の理解を進めるために、私から個別にアドバイスをしますし、日本文化や日本語の研修も設けています。それと同時に、日本人管理職や海外赴任者などを対象に、グローバル人材研修も行っています。
グローバル展開が急拡大する中、私はダイバーシティ&インクルージョンの重要性をますます感じています。そのため、様々な国や地域に赴いてサポートや社員教育を行い、世界中の多様な経営陣やキーパーソンとの相互理解とコミュニケーションの促進をはかることが欠かせません。
もしかしたら、私は異なるバックグラウンドを持つ人たちが互いに心を通わせるための、架け橋のような存在なのかもしれません。5カ国に住んでいた経験が、人材教育の仕事に役立っています。

次世代リーダー育成のために
グローバルで教育を推進する

私たちはダイナミックな進化と変化を続ける会社です。それゆえ、新しい仲間が活躍できる機会が豊富にあります。事業規模は大きくなりましたが、ある意味、私たちはスタートアップ企業のようにスピーディな事業展開や社内改革を行っています。常に前向きに、まだ誰も実現していない挑戦的な目標を達成するために果敢に挑んでいます。だからこそ、世界中から幅広く多様な才能を持つ、次世代リーダーを求めています。今こそ、私たちの仲間になるには最適な時期です。
事業課題を発見し、ワンチームで解決・改革の推進ができれば、バックグラウンドに関係なく活躍領域が広がり、重要なポジションを任されます。私たちは新しい仲間から常に多くのことを学んでいます。それによって、より良い社会貢献ができるようになると考えています。
一つの例として、当社らしいエピソードを紹介します。私がグローバルなサステナビリティ教育を担当したときのことでした。最初、私自身は対象者を数千人と考えていましたが、当時の上司から「当社にとって、とても重要なことです。一部の人ではなく、11万人(当時)の全従業員を対象に行いましょう」と提案があり、すぐに全従業員に実施しました。このエピソードからもわかるように、当社には良いアイデアをスピーディに実行・実現できる環境と企業カルチャーがあります。

お客様に最高の体験を提供し、
真摯に社会に貢献する

私はユニクロの店舗を頻繁に訪ねています。店舗は「現場・現物・現実」を見られる場所だからです。すべての社員はこの三現主義を徹底し、常にお客様のことを考えて最高のショッピング体験を提供してほしいと考えています。
店舗にはリアルな世界が広がっています。多様性豊かなお客様や、思いやりのあるスタッフがお客様をサポートしている姿を目の当たりにすると、仕事へのモチベーションが高まって、すべての社員にとって、もっと良い職場環境をつくっていきたいと強く思います。
店舗を訪ねると、私たちの根底にあるものに気づかされます。私たちはお客様に最高の体験を提供するために存在しているのです。そして、お客様や共に働く仲間たちの多様性を心から受容し、社会に貢献していきたいと考えています。
これが包括的なグローバル化を推進し、成長を続けているファーストリテイリングの核となる重要な価値観であり、企業理念だと思います。私自身、企業理念と目指す姿に共感し、エキサイティングで充実した仕事を楽しんでいます。