What Diversity Means to Us

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多様なお客様すべてに喜ばれる服を提供したい

ユニクロ日本 銀座店

※所属・役職は取材時のもの

ユニクロの服はLifeWear。
あらゆる人のための服

ユニクロに就職するきっかけは、盲学校時代のインターンシップでした。バックルームで売場に商品を出すための準備を担当していたのですが、次から次にカラフルな服を出すたびに、「次は何色だろう?」とワクワクしたことを、今でもよく覚えています。
私が働くユニクロ銀座店は世界中から大勢のお客様が来店される、世界で数少ないグローバル旗艦店の一つです。ユニクロのLifeWearは、あらゆる人の暮らしを豊かにし、より快適にする服です。私がそうだったように、カラフルな服は多くの人をワクワクさせ、元気にします。こうしたユニクロの魅力を、全世界のお客様にお伝えするのがグローバル旗艦店の大切な役割ですから、ここで働くことに誇りと喜び、そして責任を感じています。

お客様のためにできること、
喜ばれることが増えていく。それがうれしい。

現在、私のメインの仕事はパンツの補正です。それまではバックルーム担当でしたが、上司や先輩が私の障がいを考慮した上で、補正業務を勧めてくれました。
ボトムスはデニムやストレッチ生地など素材も色も様々です。そのたびに補正のやり方を変えねばなりません。銀座店の補正は速くてきれいと好評ですが、現状に満足してはいけないと思っています。あえて他店で補正して品質を見たり、個人的に技術を高める工夫をしています。
できることが増えていくのは、私にとっての喜びです。最近では、補正のほかに、売場で接客するようにもなりました。

多様なお客様一人ひとりに最高の
お買い物体験を提供したい

ある日、ご不満を感じているお客様の接客をしました。最初はお怒りのご様子でしたが、私がゆっくり時間をかけてお話をうかがい、一つひとつ対応していくと、最後には「ありがとう」と感謝の言葉をいただけました。そんなことが何回かありました。
お客様は多様で、欲しい商品も知りたい情報が一人ひとり異なります。私は以前から、多様なお客様一人ひとりに最高のお買い物体験を提供するために、お客様をよく観察して対応することを心がけていました。細かい表情の変化がよく見えなくても声のトーンなどから、感情や要望を十分に汲み取っていると、上司や一緒に働く仲間たちは気づいてくれていたのです。

将来は子供と一緒にユニクロで働きたい。
ここで得られることは多い

先日はレジ業務のOJTを受けました。バックルーム担当、補正、売場での接客と仕事の幅を広げ、どの業務でも「もっとお客様に喜ばれるようになりたい」と意欲的に取り組む私を、上司や周囲の仲間たちが評価してくれたのだと思います。だから、さらにキャリアアップするために、レジ業務という新しい機会を得ようとしています。
ユニクロにはバッググラウンドや障がいの有無に関係なく、全従業員に新たな機会を与えるカルチャーがあります。「やりたい。やろう!」という強い意志があれば、何にでも挑戦できます。その分、店舗スタッフへの期待や要望は高く、それに応えていく努力は欠かせません。しかし、周囲に認められることで新しい業務を獲得し、自分自身の可能性を広げられます。それが私の仕事へのモチベーションを高めています。
私には、小学生の子供がいます。そして、将来、この銀座店で子供と一緒に働きたいと考えています。なぜなら、ここで学べること、得られることは多く、自らの意志で一つずつやりたいことを実現していけるからです。私がそうであるように、我が子に自らの可能性を切り拓いていく体験をしてほしいと思っています。