最終更新日: 2025.02.24
気候変動分野で「CDP Aリスト」に3年連続選出 - 国際指標で最高評価を獲得
株式会社ファーストリテイリング
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株式会社ファーストリテイリングはこのたび、気候変動分野における取組みや透明性の高い情報開示が評価され、環境情報開示のプラットフォームを提供する国際的な非営利団体CDPにより、最高評価である「Aリスト」企業に認定されました。ファーストリテイリングの「Aリスト」認定は3年連続です。
CDPの環境情報開示とその評価プロセスは、企業の環境報告におけるゴールドスタンダードとして広く認知されており、2024年のCDPの質問書には、全世界で24,800社を超える企業が回答しました。
株式会社ファーストリテイリング グループ執行役員(サステナビリティ担当) 新田 幸弘のコメント
「当社は、お客様から必要とされる商品だけを作り・運び・販売する、あらゆる無駄を排除したビジネスモデルへの転換を加速させ、グローバルでの事業成長とサステナビリティの両立を目指しています。中でも、気候変動対応を最重要課題の一つと位置づけ、ステークホルダーと協働し、バリューチェーン全体で課題解決に取り組んでいます。2030年8月期目標の達成に向けて取り組みを強化するとともに、継続的な情報開示にも努めており、こうした取り組みの着実な推進が評価されたものと考えています」
ファーストリテイリングは、あらゆる人の生活を豊かにする「究極の普段着」というLifeWearの考え方を進化させ、品質やデザイン、価格だけでなく、環境・人権・社会に配慮した服づくりを進めています。気候変動領域では、2050年の温室効果ガスの排出量ネットゼロ実現をめざし、以下の目標を掲げて取り組みを強化しています。
目標 | 進捗 | |
---|---|---|
1 |
2030年8月期までに、店舗と主要オフィスなど、自社運営施設におけるエネルギー使用由来(スコープ1、スコープ2)の温室効果ガス排出量を90%削減(2019年8月期比) |
2023年8月期は温室効果ガス排出量を2019年8月期比で69.4%削減(前期は同45.7%削減) |
2 |
2030年8月期までに、ユニクロ・ジーユー商品の原材料生産・素材生産・縫製に関わる温室効果ガス排出(スコープ3、カテゴリ1)を20%削減(2019年8月期比) |
2023年8月期は温室効果ガス排出量を2019年8月期比で10%削減(前期は同6.2%削減) |
3 |
2030年8月期までに、全世界の店舗と主要オフィスの使用電力における再生可能エネルギー比率を100%に |
2023年8月期の再生可能エネルギーの割合は67.6%(前期は42.4%) |
4 |
2030年8月期までに全使用素材の約50%について、リサイクル素材など温室効果ガス排出量の少ない素材に切り替え |
全使用素材に対するリサイクル素材など温室効果ガス排出量の少ない素材の使用割合は2024年商品全体で18.2%に上昇(前年は8.5%)。ポリエステルについては全使用量の47.4%でリサイクルポリエステルを採用(前年は30%) |
上記目標1~3は、国際機関SBTイニシアティブにより、パリ協定の目標に基づいた温室効果ガス排出量の削減目標であるSBT(Science-Based Targets)として認定を受けています。
ファーストリテイリングの気候変動への取り組みの詳細は以下をご参照ください。
https://www.fastretailing.com/jp/sustainability/environment/climatechange.html