HOME > サステナビリティ > News & Updates > カンボジアの元ユニクロ取引先工場Zhong Yin (Cambodia) B Textileにおける 労働争議について

News & Updates

最終更新日: 2018.02.21

カンボジアの元ユニクロ取引先工場Zhong Yin (Cambodia) B Textileにおける 労働争議について

株式会社ファーストリテイリング
株式会社ユニクロ
to English page

ファーストリテイリンググループがユニクロ商品の生産を委託していた、カンボジアの縫製工場Zhong Yin (Cambodia) B Textile Co., Ltd.において、2015年9月に一部従業員がストライキにより解雇され、労働争議が発生していました。ファーストリテイリングは工場に対して、労働組合との対話を通じて早期に再雇用などの和解を実現するよう求めていました。しかし、事態が長期化したため、2016年8月には同工場での生産を停止しました。その後、2016年10月に、解雇された従業員を代表するカンボジアの労働組合から工場との和解に合意したとする書簡を受領し、労働争議が解決したことを確認しています。

労働組合と工場間の和解合意内容には、工場は2015年9月に解雇された従業員のうち再雇用を求めていた従業員を再雇用すること、工場は解雇されてから再雇用されるまでの期間の賃金の80%を支払うこと、以後、労使間で問題が発生した場合には、仲裁評議会で審議の上、双方ともに仲裁評議会の裁定を法的拘束力のある決定として従うこと、などが含まれています。

さらに、2016年2月にも同工場で一部従業員が解雇されたとして、複数の国際NGOが2016年9月29日付の弊社宛て公開書簡の中で、ファーストリテイリングが工場に対し解雇された従業員の復職を求めるよう要請していました。これについても、Zhong Yin (Cambodia) B Textile Co., Ltd.と労働組合による話し合いの結果、仲裁評議会で審議し、その裁定を法的拘束力のある決定として従うことに合意しています。

ファーストリテイリングは、サプライチェーンにおける労働争議などの問題に対して、人権と労働者の権利を最大限尊重し、各国・地域の法令や制度に則り、労働者との対話を通じて適切に対応することを取引工場に求めています。

 

ページトップへ