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社外取締役・監査役からのメッセージ

最終更新日: 2012.01.31
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「My Company から Your Company へ」

代表取締役会長兼社長の柳井氏が経営・執行のトップを兼ね、かつ筆頭株主であるファーストリテイリング(FR)にとって、「My CompanyからYour Company へ」という課題は重要です。私たち社外取締役はステークホルダーに代わり、FRが健全な成果を出しているかどうかを評価していくことが求められていると思います。優れた経営者である柳井氏ですが、ときには彼にとって耳の痛い話もしなければなりません。その意味でも、さまざまな経歴をもつ4名の社外取締役が、業界の常識にとらわれない貴重な意見を提言していくことは、大変に有益なことです

今後数年間はFRにとって勝負の年であり、私たち社外取締役の力も試されるでしょう。私は総合商社で経営の一翼を担っていた経験を生かし、しっかりとフォローしていきたいと考えています。世界的に経済が低迷するなか、成長を続ける中国でユニクロが安定的に出店拡大していくことは、FRの成長戦略にとって重要です。そのためには、愛社精神をもつグローバルな人材育成のためのシステムを形成する必要があります。今後、国内外で一段高い成長をしていくためには、厳しい道が待っていることでしょう。だからこそ、より良き企業文化を醸成定着させ、「全員経営で目標に邁進」することが肝要です。

半林 亨 社外取締役

半林 亨 社外取締役
2005年11月、当社社外取締役に就任。ニチメン(現 双日)(株)代表取締役社長、ニチメン・日商岩井ホールディングス(現 双日)(株)代表取締役会長・Co-CEOを歴任。 現在、前田建設工業(株)社外取締役、ユニチカ(株)社外監査役。


「資本市場の視点から企業価値を客観的に評価」

米国の大手投資銀行でM&Aを担当してきた経験などを踏まえ、「資本市場から見たファーストリテイリング (FR)の企業価値」を客観的に判断し、その企業価値を高める方法についての提言をするのが、私の 役割だと考えています。FRの成長性が市場からもはっきりと見え、より良い企業グループになるために どうしたらいいか、このM&A案件は企業価値を上げるものなのか、株価が順調に上がっていくためには どうすべきか、といった視点を常にもっています。

私の専門分野として関わった案件のひとつに、セオリーの完全子会社化があります。この買収が妥当かどうかの判断には、今後の利益水準や成長性、買収後の経営体制など、さまざまな角度からの問題を明確にしました。その結果、買収するという最終的な判断に到達しました。買収後の収益が順調に拡大したセオリーは、M&Aの成功事例といえるでしょう。今後はより大型のM&Aを検討するケースも出てくるでしょうが、そのときには、これまでの失敗も含めて、すべての経験が生きてくると思います。FRは、誰も実現したことがない高成長をめざしている企業です。今後、リスクサイドのリマインドをきちんと行う集合体である取締役会の役割は、ますます重要になると考えています。

服部 暢達 社外取役

服部 暢達 社外取締役
2005年11月、当社社外取締役に就任。ゴールドマン・サックスを経て、現在はM&Aを専門に研究。一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究センター客員教授。みらかホールディングス(株)社外取締役。


「グローバルワンを支えるマネジメントの仕組みを構築」

ファーストリテイリング(FR)は日本を代表する企業となり、グローバルリテーラーとしての道を進んでいます。 さらなるグローバル展開には、日本市場はもちろん、アジア市場においても、抜きん出たナンバーワンであることが必須です。また優れたビジネスプラットフォームであるユニクロを基盤として、商品・サービス・人材すべてがグローバルでなくてはなりません。経営者的な発想を世界中の社員すべてが共有し、実行する仕組みを実現することが大変重要です。そのためのアイデアや異なる発想の提案を行っていくのが、社外取締役である私の役割だと考えています。

現在の取締役会は、FRの進むべき理想の実現に向けて、具体的な議論を重ねることが多くなっています。グループの成長シナリオは加速度的に動いており、取締役会もスピーディーな対応が求められています。私はグローバル企業の成長ビジネスを率いてきた経験と、長年にわたるコンサルタントで幅広い業種の改革にかかわってきた経験を生かし、グローバルワンを支えるマネジメントの仕組みづくりに力したいと考えています。

村山 徹 社外取締役

村山 徹 社外取締役
2007年11月、当社社外取締役に 就任。アクセンチュア(株)代表取 締役社長、会長を歴任、現在、早稲 田大学理工学術院で教授(経営 デザイン専攻)を務める。


「長期成長に貢献できる問題提起と提言」

ファーストリテイリング(FR)は、グローバル企業として新しいステージへ飛躍するために邁進しています。社外取締役として在任2年が過ぎ、長期ビジョンに対して貢献をすることを、より強く意識しています。 自分が経営者だったときに、社外取締役に期待した役割を、今後も果たしていくつもりです。これから起こる可能性のあるリスクを未然に防ぎ、リスクが起きたときには解決する方向性を示すことが大切だと考えています。

前年同月比で業績が語られるのが企業の宿命ですが、良かったり悪かったりの波があってこそ、良い経験になります。今後はミドルマネージメントの重要性が、より高まるでしょう。FRのようにこれから世界中で活躍していこうとする企業の社員は、誇りをもって、あらゆることにチャレンジしていけばよいと思います。目先の業績に振り回されず、大いなる可能性を常に意識して、次なるうち手を考えていくべきです。全員バックボーンが異なる現在の社外取締役は、常に活発に議論を重ねています。柳井氏は議論によく耳を傾けてくれますし、今後も取締役会というチームが一丸となり、柳井氏をフォローしていきたいと考えています。

新宅 正明 社外取締役

新宅 正明 社外取締役
2009年11月、当社社外取締役に就任。米国オラクル上級副社長、日本オラクル代表取締役会長を歴任。現在は(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモアドバイザリーボードメンバー、認定NPO法人スペシャル・オリンピックス日本副理事長。


「学習しながら成長していく企業」

ファーストリテイリング(FR)は、取締役会の機能を補完するため、各種の委員会(人事、CSR、開示、IT投資、コードオブコンダクト、企業取引倫理)を設置しています。監査役はいずれかの委員会に委員またはオブザーバーとして参加し、各議事内容についての適法性や適正性を確認するとともに、助言・提言を行っています。

私は「企業取引倫理委員会」の委員として、さまざまな提言を行っています。たとえば、B品(不良品)が発覚した場合、工場側に費用負担が生じるのが正しいのかどうか、工場側にその金額を負担させるのが妥当かどうか、ユニクロは工場側に無理なオーダーをしなかったかなどを公平・中立な立場から判断していきます。

FRの「グローバルワン」という考え方は上場前からあったもので、そのために柳井氏はさまざまな助言や提言に耳を傾け、会社を成長させてきました。柳井氏は、異見にはその場では反論しても、熟考して上手く融合させた考えへとまとめあげていきます。現在の取締役会は、さまざまな視点からの提言や助言が活発に交わされていて、今後もFRが学びながらより良い企業へと成長し続けていくためのサポートができると考えています。リスクは常に付きまといますから、私たちが率直に異見を述べつつ、より活発に議論を重ねていくことが重要だと思います。

安本 隆晴 社外監査役

安本 隆晴 社外監査役
1993年11月、当社社外監査役に就任。安本公認会計士事務所所長。 (株)ユニクロ、(株)リンク・セオリー・ジャパン、アスクル(株)の社外監査役。中央大学専門職大学院国際会計研究科特任教授。

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