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私たちは、世界のトップ企業と伍して戦うために、グループ売上高1兆円は最低限必要な規模だと考えています。
ボーダーレス化が進むファッション・アパレル市場
近年のファッション・アパレル市場には、2つの大きな特徴があります。
1つは、グローバルにビジネスを展開している企業が業績を拡大していること。自由貿易圏が広がり、ファッション・アパレル市場においてもボーダーレス化が進んだ結果、資金力や開発力のある企業がそのスケールメリットを活かし、世界市場でシェアを伸ばしています。
2つめは、グローバル化に伴い、流行の世界同時性が強くなっていること。ファッションのトレンドはこれまでパリを中心とした欧州のコレクションを発端とし、米国、アジア、世界へと広まっていましたが、現在では即時に世界に伝播する傾向があります。また、情報技術の革新も世界各国にファッション情報が広まるスピードを速めました。
その結果、アパレル小売企業は、グローバルにニーズを発掘するとともに、世界水準の商品を開発し、幅広い販売網を展開しながら、効率を追求し続けなければ生き残れない時代へと変化しています。
M&Aに3000〜4000億円の投資
ファーストリテイリングのM&Aの対象企業は、グローバルな展開が可能なアパレル関連企業で、将来的に1,000億円以上の売上と15%以上の売上高経常利益率を確保できる企業です。引き続きグループ戦略を積極的に推し進め、今後数年間で3,000〜4,000億円の投資を行うことにより、持続的な高成長を実現し、「2010年にグループ売上高1兆円、経常利益1,500億円」を目指したいと考えています。私たちがM&Aを進めていく基準は、まず、ユニクロで築いたSPA(製造小売業)としての強みが活かせる企業であるかということ。もう1つの基準は、グローバルに展開できる良いブランドであるかどうかということ。
M&Aを通じて、世界の主要市場でファーストリテイリングやユニクロのプラットホーム(事業基盤)を構築し、各地域で買収した企業を足がかりに、ユニクロの海外展開や、買収したブランドの成長を加速できる体制を作りたいと考えています。

