


ファーストリテイリングの中核を担うのはユニクロ事業です。
事業の多角化に向けて2005年からM&Aを開始し、フランスのコントワー・デ・コトニエ事業(婦人服)、プリンセス タム・タム事業(ランジェリー)、セオリー事業(婦人服)を買収し、グループ化を進めています。

ユニクロは、商品企画・生産・物流・販売までを一貫して行うSPA(アパレル製造小売企業)のビジネスモデルを確立し、高品質なカジュアルウエアを手頃な価格で提供することで飛躍的な成長を続けています。
1984年にユニクロ第1号店がオープン。1998年のフリースキャンペーンでは、日本中にユニクロブームが起こりました。その後は減収減益の時期を経て、ウィメンズ商品の拡大をテコに業績を回復。2001年から海外進出をスタートし、英国、中国、香港、韓国、米国、フランス、シンガポール、ロシア、台湾、マレーシアと、世界各地に出店しています。2011年秋には、台北、ニューヨーク5番街、ソウルにグローバル旗艦店をオープンし、世界市場での事業基盤を築いています。
2011年11月末現在の店舗数は、国内853店舗、海外223店舗です。


主要ブランドであるTheoryは、1997年にニューヨークで誕生したコンテンポラリー(現代的)な女性のためのファッションブランドです。「さりげないトレンド感のあるベーシック」をコンセプトに、ストレッチ素材を使用した着心地の良いフィット感が、美しいシルエットを生み出します。リンク・セオリー・ジャパンは、Theoryのほかに、HELMUT LANG、PLSTなどのブランドを擁しています。
Theoryブランドは、アンドリュー・ローゼンが中心となり創設されました。日本市場へは、アンドリュー・ローゼンの友人だった故・佐々木力(リンク・セオリー・ジャパン前代表取締役社長兼CEO)が、1999年に紹介しました。発売開始後、働く女性たちの圧倒的な支持を獲得し、ビジネスは一気に拡大しました。
2004年1月にファーストリテイリングが出資を行い、2009年3月に同グループの100%子会社となりました。2011年8月末現在、日本と米国を中心に371店舗を展開、売上高は、約500億円規模です。


コントワー・デ・コトニエは、1995年にパリと南仏トゥールーズのブティックから出発したウィメンズブランドです。
「本物であること、自然であること、女性らしくあること」を大切にして、洗練されたトレンドをセレクト。ブランドの真髄である母と娘の親密さをテーマに、1997年からオーディションで選んだ本物の母と娘を広告に起用しています。
2005年8月期から、ファーストリテイリングの連結子会社となりました。2011年8月末現在、フランス国内に229店舗、フランス以外の欧州諸国に106店舗、日本などアジアに44店舗、米国に7店舗の合計386店舗を展開しています。


プリンセス タム・タムは、フランス生まれのランジェリーブランドです。独創的なプリントと鮮やかな色彩に満ちた作品で注目を集めたヒリジー姉妹が、1987年にモンパルナスに1号店をオープンしました。ブランドのコンセプトである「女性が自分らしくあるための下着」は多くの女性の支持を集め、リピーターが多いのが特徴です。
2006年8月期から、ファーストリテイリングの連結子会社となりました。2011年8月末現在、フランスを中心とした欧州の有力百貨店や専門店などを含め、世界40カ国、合計1,000店舗のネットワークが広がっています。


ジーユーは、ファッショナブルで低価格なアパレルを展開しているブランドです。ユニクロ事業で培ったSPA(アパレル製造小売企業)のノウハウを受け継ぎ、企画・デザイン・生産・在庫コントロール・生産調整・店舗オペレーションの一貫したプロセスを手掛けることで、これまで日本市場になかった新しい低価格衣料事業のビジネスモデルを実現しています。
2010年に初の旗艦店を大阪の心斎橋にオープンし、2011年には東京都内初の旗艦店を池袋にオープン。人気グループAKB48の前田敦子さんを起用したテレビコマーシャルの効果もあり、飛躍的に知名度がアップしました。
株式会社ジーユーは、2008年9月にジーユーと靴事業のワンゾーンとビューカンパニーの3社を経営統合して設立されました。その後、靴事業については、2010年4月に株式会社ユニクロに移管しています。
2011年8月末現在の店舗数は、旗艦店を含め148店舗、売上高は300億円規模です。
