SPECIAL 03
人材育成に対する考え
FRにはどんなキャリアがあるのか?
情報製造小売業である
FAST RETAILINGには
多種多様な選択肢がある
社内教育機関(FRMIC)部長
インタビュー
PART 01
新卒社員に期待すること
※FR MIC:FR Management and Innovation Centerの略称。
全社の人材開発・育成の人事教育および経営変革の推進を担う部門。

※FR MIC:FR Management and Innovation Centerの略称。
全社の人材開発・育成の人事教育および経営変革の推進を担う部門。
内藤 聡
FR Management and Innovation Center 統括部長
2002年に新卒で入社。社内公募制度を利用し、入社2年目にしてイギリスに駐在。帰国後、日本でスーパーバイザーなどを経て、2011年に再びイギリスへ。ドイツ事業を立ち上げ、COOを務めた後、2018年より現職。
※プロフィールはインタビュー当時のものです。
※現在は「UNIQLO AUSTRALIA PTY LTD」に所属し、Co-COOを務めています。

どこでも活躍できるリーダーに
世界で一番、必要とされる企業になること——。これが私たちFRの目指す姿です。そのためには世界で一番、「経営者」を教育・育成し、世界で一番、「経営者」を輩出している企業になる必要があります。一方で、あらゆる分野でグローバル化・デジタル化が進む現代において、皆さんには、世界中のどこへ行っても活躍できるリーダーになってほしいと考えています。世界各国における赴任先の現地(ローカル)で活躍する、あるいは日本国内からグローバルのビジネスを巻き込むなど、どのような形であっても世界をリードできる人材になっていただきたいのです。そのため皆さんには、変化の激しい世の中にあっても、自ら答えを出せる思考力・判断力や、他者を巻き込み成果へとつなげていく実行力を身につけていただきたいと思っています。
経営の経験があるからこそできる教育
私も入社3年目にイギリスに駐在し、店長の育成や店舗運営の確立に取り組み、終盤は複数店舗を統括する業務に従事しましたが、自分の力不足を痛感する毎日でした。そこで帰国後、スーパーバイザーの仕事に就かせてもらい、その経験を踏まえ再びヨーロッパへとわたり、ドイツ事業の立ち上げに成功することができました。失敗に基づく課題意識のもとに、不足していた経験、知識、人脈を培っていった成果ですが、最大の成功要因は「人の意見は違って当たり前」に気がついたことでした。私は当初、意見の食い違いを「文化の違い」や「国籍の違い」によるものと考え、対応していたのですが、帰国後、同じ日本人であっても意見は異なるという当たり前に気がつくことができました。とすると、その違いを乗り越えるために拠って立つところは、FRという企業が大事にする「理念・ビジョン・ミッション」なんですよね。経営とは価値観を共有していくことであり、そうした仲間をつくること。FRの教育においても、大事にしているポイントです。
FRでは、どんな力がつくのか?
身につくのは、
世界に通用する
経営者としての力
- 変革する力
- 社会が変化し続ける時代に、自らも変革し、価値を創造し続ける力
- 儲ける力
- お客様からのご支持のバロメーターとしての利益を出し続ける力
- チームを作る力
- 多様性のあるチームで、大きな成果をあげるために不可欠な力
- 理想を追求する力
- 自らの使命の実現に向けて、高い理想を追い求める力
社内教育機関(FRMIC)部長
インタビュー
PART 02
社員育成の考え方
第一人者がそろう職場環境を生かす
FRには各国の事業責任者はじめ、現役の経営者が数多くいます。各本部部署に目を向ければ、それぞれの領域のスペシャリストたちが多数在籍しています。つまりFRでは、各分野の「第一人者」から直接指導を受けられることが日常であるだけでなく、他社や大学などとの連携も強化しているので、事業全体を多角的見地から検証し、外部情報を素早くキャッチできる環境も実現されています。だからこそ社員には、こうした職場環境を学びの場としてフル活用することで、自身の活動、事業へと生かしてもらいたいと思いますし、FR MICとしても、そうした取り組みを後押ししていきたいと考えています。


FRの特性を活かした教育の仕組み
FRの研修体系は、財務会計、ITリテラシー、クリエイティブといった、経営者にとって必要な能力を包括的に身に付けていくこともできれば、任意のスキルを専門的に高めていくことも可能となっています。そして、一連の研修(OFFJT)をもとに経営の実践(OJT)を行い、そこで顕在化した課題を再びOFFJTの場へと持ち帰り、現役の経営者や各領域のスペシャリストからインプットを行っていきます。こうしてOFFJTとOJTを繰り返していくことを特徴としていますので、FRにはつねにチャレンジを奨励し、失敗から多くを学ばせる風土・文化や、そうしたチャレンジをサポートできる体制を構築しています。早ければ入社1年目から年商3億円以上の経営を任され、ヒト・モノ・カネ・情報のマネジメントができるのも、入社3年目から海外事業の経営に携われるのもこのためですが、それも自らの成功体験や失敗体験に優る教材はないことを、私たち自身が身をもって学んできたからです。


経営者の力を身に着けるための
育成方法とは?
「研修」と「実践」の
繰り返しが
社員の成長へとつながる
- 何を教えるのか? -
経営者の力をつけるための教育
- 「独立自尊の商売人」を育てる、店舗・営業教育
- お客様との直接接点である店舗でお客様を知り、経営の実践を通じて「売上利益の最大化」「顧客満足の達成」「部下育成」の実現に必要なスキルを学ぶ
- グローバル人材教育
- 世界中の社員とともに多様性を活かし、世界中でビジネスを牽引できる、真のグローバル経営人材となるために、日本文化・異文化理解・語学力を学ぶ
- マネジメントスキル教育
- 時代の変化とともに、自ら能動的に変化し、国の枠組みを超えて世界を見て意思決定ができる経営者となるために、必要な素養と知識を学ぶ
- 選抜制教育プログラム
- 各国・地域の事業経営を担う次世代の経営人材候補が、全社視点で課題解決を実行し、飛躍的な成長機会とする選抜制プログラム
- どのように教えていくのか? -
教えるのは各領域のスペシャリスト
- FR MIC
(社内教育機関) - 各国の経営者
- 各分野における
社内の第一人者 - 外部講師
「研修」と「実践」のサイクル

経営者に求められるのは「実行」。FRでは日々の実践を通じて「実行」するために必要な知識や見識を体得していきます。
OFFJT(研修)とOJT(実践)が渾然一体となった教育を通じて、経営者に必要な力を身に着けることができます。
研修(OFFJT)=経営に必要な知識
入社初年度で10回程度の研修を通して実施
※グローバルリーダー職と地域正社員職では
一部研修内容が異なります。
- 店舗・営業教育
-
- グローバル
人材教育 -
- マネジメント
スキル教育 -
実践(OJT)=経営の実践
実践を通して、「ヒト・モノ・カネ・情報」の
マネジメント能力を磨く
例えば、新卒入社後は店舗へと配属され、半期・月次・週次で商売を計画・実行・検証し、数字を変えるための意思決定の判断基準や、組織の力で目標達成を実現させるための人材マネジメント能力・リーダーシップを体得していきます。
これは近い将来に、皆さんが、ある国・地域の経営者として求められる力を身に着けるための第一歩です。OFFJTで学んだ知識を現場で経営実践し、キャリアの早い段階から経験できることが、FRの教育の強みです。
世界各国で事業を展開している中で、23の国と地域で店長職出身の経営者(CEO・COO)が活躍しています。