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【イベントレポート】UNSTEREOTYPE SCHOOL  ❝ステレオタイプ❞への気づきから描くサステナブルな未来

FAST RETAILINGは、次世代エンパワメントの一環として「UNSTEREOTYPE SCHOOL(アンステレオタイプスクール)」を2019年から実施しています。

この「UNSTEREOTYPE SCHOOL」は、「服のチカラ」を通じて自分の中に根づいていたステレオタイプ(固定観念)に気づくことで、より良い未来をつくることを目指す大学生・専門学生とFR社員の協働型プロジェクトです。過去の取組内容は、こちらをご覧ください。

2021年度は、「GLOBAL FELLOWSHIP」にて参加者を募り、2021年12月から2022年3月にかけて実施しました。

大学生・専門学生32名と、有志のFR社員15名の計47名が7つのグループに分かれ、2日間に渡るオンラインワークショップに参加し、服を通じたイノベーションアイデアについてグループディスカッションを行いました。デザインコンサルティングファーム「IDEO」のファシリテーションにより、「2030年の地球社会と服のチカラ」をテーマに、グループごとに服を通じたイノベーションアイデアについてオンラインボードなどを活用し、活発なアイデア出しを行いました。

ワークショップの参加者からは、

「IDEOのツールを用い、環境問題やこれからの服のあり方について、真剣に取り組むことができた」
「実際に社員とディスカッションしたり、外部の人の話を聞くなど、濃密な時間を過ごすことができた」
「服で世の中を変えたい、という想いを持った同世代の仲間とディスカッションできて刺激的だった」

との声が寄せられました。

ワークショップ後も、それぞれのアイデアをブラッシュアップし、2022年3月末の「提言セッション」では、FRグループの執行役員、部長、リーダーを前に7グループがそれぞれの提言を発表しました。

審査の結果、最高得点を獲得したグループが「FR UNSTEREOTYPE AWARD」を受賞しました。受賞グループは、SNS経由でZ世代を対象にしたアンケートを実施。服を購入する際に「サステナブル」は意識されていない現状を受け、サステナブルを学べるファッションミュージアムを提案。サステナブルという選択肢が当たり前になる未来に向けて、具体的な構想を打ち出しました。

「提言セッション」発表アイデアリスト

・サステナブル体験型ファッションミュージアム(FR UNSTEREOTYPE AWARD受賞)
・SHAREQLO (洋服のシェアサービス)
・Public Closet for All (洋服のスワッピングサービス)
・UNIQLO ICHIGO PROJECT(サステナビリティ体験型店舗イベント)
・TAMAO(服のジャーニーを学ぶスマホゲーム)
・服の一生を体感できる、店内箱型VR
・UNIQLO Q(環境配慮型ブランド)

終了後、参加者からは

いまの服のあり方をどうやって変えていけるかについて考えたことを通して、普段の生活でも『なんでこれってこうなんだろう』と疑うことが増えた」
「いかにサステナブルなアクションを起こせるか、以前より考えて行動、生活するようになった」
「自分ごととして服のジャーニーについて考え、実行することがサステナブルな世界を生み出す最初の一歩。多くのインプットを終えて、世の中を変えるサステナブルリーダーとなり活躍する決意をした」

と日常の中で自身のステレオタイプやサステナビリティに対する意識の変化、そして未来のリーダーとしての自覚の声が特に多く寄せられました。

FAST RETAILINGは、今後も未来に向けて次世代と共にさまざまな課題に立ち向かい、服づくりのヒントとして生かすことができるよう、この取り組みを発展させていきます。

2022年度については、8月頃にGLOBAL FELLOWSHIPのサイトで募集を開始します。

皆さんの参加をお待ちしております!