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【インターンシップ体験記】ジャパンデジタルコマース部

ファーストリテイリングが提供する、グローバルヘッドクォーターでの長期インターンシップ「GLOBAL BUSINESS INTERNSHIP」。約1カ月間でさまざまな部門を体験するインターンを募集しています。

本記事では、2020年の夏、ジャパンデジタルコマース部で約1か月間勤務をしていた、King’s College LondonのTさんと、東京大学のIさんにお話を伺いました。

2人が当社を知ったきっかけや、インターンに参加した当時を振り返り、インターンで何に取り組んでいたのか、そしてどんなことを学んだのかを掘り下げていきます。

製造小売ならではの協業

渡辺:早速ですが、お二人はどんな経緯でこのインターンシップに参加されたのでしょうか?

Tさん:ユニクロはもちろん知っていたので、服屋さんのイメージはあったのですが、大学の授業のケーススタディの中にファーストリテイリングが出てきたのが、ちゃんと会社を知るきっかけでした。後にキャリアフォーラムで、ファーストリテイリングのブースに立ち寄り面談をさせていただきました。そこで詳しいお話を聞き、興味を持ったので、インターンシップに応募しました。特にデジタル化をどのように進めているのかにとても興味がありました。

 

Iさん:僕はサークルの先輩の勧めで応募してみました。その方は以前、ファーストリテイリングの「GLOBAL STUDY PROGRAM」に参加されて、そこでの経験がとても学びになったからと勧めてくれて、僕も興味が湧きました。また、グローバルに事業展開している会社で長期インターンを募集している会社は他に見当たらなく、「働くとは何か」を考えるために貴重な機会だと考えて応募しました。

 

渡辺:お二人はジャパンデジタルコマース部でインターンシップを受けていましたが、どんなことに取り組んでいる部署でしたか?

 

Iさん:オンラインストアに関連する業務を行っている部署でした。中でも、僕らが入ったチームはO2Oと呼ばれる分野に関わる部署で、店舗とオンラインストアをシームレスにつなげ、お客様により快適にお買い物をしていただくということを目指しているチームです。

 

渡辺:さまざまな部署と連携して仕事をしている部署という印象があります。オンラインストアは自社で作っているので、ITの部署はもちろん、マーケティングや、商品計画などの部署ともつながりがありそうですが、実際どうでしたか?

 

(写真はユニクロオンラインストア内ページ。ファーストリテイリングは自社でオンラインストアを運営しています)

 

Tさん:まさにその通りで、チームに入った当初はさまざまなミーティングに同席させていただき、いろいろな部署とどうつながって仕事をしているのか理解することができました。

 

Iさん:実際のミーティングに同席できたのはとても勉強になりました。僕はベンチャー企業でインターンシップをしていた経験があるので、ベンチャーがどんな形で仕事を進めるのかは理解していましたが、大企業がどう進めているのかはよくわからなかったので。ファーストリテイリングも大企業なので、いわゆる縦割りのイメージがありましたが、実際はそんなことはなく、いろいろな部署が横断的につながって仕事をしていました。

 

Tさん:役員との距離が近いことに驚きました。役員の仕事って、奥まった部屋でハンコを押しているイメージでしたが(笑)、現場の声を聞きながら、即断即決をしていくスタイルを目の当たりにしました。実際に役員とのミーティングに同席させてもらい、みなさんがどのようなことを基準にして、どんな判断をしているのかを知るのはとても貴重な経験でした。

 

オンラインストアのUI改善という実際の課題への取り組み

 

渡辺:最初は全体感をつかむためにさまざまなミーティングに出ていたということでしたが、その後はどんなことをされたのでしょうか?

 

Iさん:いくつか選択肢があったのですが、オンラインストア内の支払いに関するUIを改善することに取り組みました。

 

渡辺:具体的にはどんなことだったのでしょうか?

 

Iさん:オンラインストアを使う中で、支払いに関する表記に課題があると感じていました。支払方法が複数あって、複雑でわかりづらかったので表記を見直しました。

 

(写真はオンラインストア内の支払い方法の選択ページ ※2021年3月現在)

 

Tさん:なるほど。ユニクロのオンラインストアを利用している方は全国にたくさんいらっしゃるので、変更は影響が大きいですね。それによって売り上げが変わることもあるでしょうし。1カ月のインターンの中でそういった提案ができるのはさすがですね。

Tさん:いえいえ、そんなことはないです。部門の方々が助けて下さったので。

みなさんの助けもあり、最終的には役員の方々に私たちの案を提案することができました。そこで、「実際に変えて下さい」となったので、部門の方に引き継いでインターンは終了しました。最後までできなかったのは残念です。

 

渡辺:ちなみに結局それはどうなったのですか?

 

Tさん:私たちがインターンを終えた後、実際に変更がされました!
オンラインストアの表記が実際に変わったことで一つの達成感を感じられました。

こうやって自分の仕事が世の中に何らかの変化をもたらすのは面白いと思いましたし、就職先を考える一つのきっかけになりました。今回、私が体験したのは日本のオンラインストアの仕事でしたが、ファーストリテイリングは日本にグローバルヘッドクォーターがあります。グローバルの仕事はさらにスリリングだろうなと想像します。

 

グローバルヘッドクォーターが日本にある面白さ

 

Iさん:ヘッドクオーターと聞いて思い出しましたが、毎日毎日、売り上げに関する全てのデータがリアルタイムで上がってくるシステムに驚きました。どんな商品がどんな所で売れているなど、本当にリアルな情報を基に、すぐに改善につなげていくという会社の取り組み方にとても驚き、勉強になりました。

 

Tさん:確かにそれは驚きでした。それだけでなく、お客様の声なども世界中から上がってくる仕組みもあって、それをビジネスに反映させていくことに本気で取り組んでいる点は印象的でした。

(現在ユニクロ事業では2000を超える店舗を世界中で運営している ※2020年8月期アニュアルレポートより抜粋)

 

渡辺:お二人がおっしゃったことは、企画から販売までを自社で行い、グローバルにビジネスを展開し、さらには日本にヘッドクオーターがある会社だからこその面白さですね。

 

Iさん:OB訪問やインターンなどでいろいろな会社で働いている社員の方と話しますが、例えば外資系企業は日本支社に勤めているとできることに限界があるなんて話も聞きます。仕事をするからには自分の手で世の中に影響を与えていきたいと思うので、非常に魅力的だなと感じました。

 

渡辺:率直に、インターンシップはいかがでしたか?

 

Iさん:「働くとは何か」を考えたかった僕には100点満点のインターンでした。いろいろな社員の方ともお話ができたり、実際の課題に取り組めたり、自信をもって後輩にもおすすめできるインターンシップです。

 

Tさん:実際に部署の中に入り込んでお仕事をさせていただく経験ができて、とても良かったです。何より社員の方々がみなさん優しく、いろいろ教えてもらえましたし、日本のCEOにプレゼンできたり、最後には役員とランチをご一緒できたり(笑) 学校では経験できない充実した時間を過ごせました。

 

渡辺:お二人ともこれからさまざまな会社を見て考えて、進路を決めていくと思いますが、何か僕らにもお手伝いできることがあれば言ってくださいね。本日は貴重なお時間いただき、ありがとうございました!