WORK
「お客さまにワクワクする買い物体験を提供する」
グローバルマーケティング部の役割と使命とは

ひとつの商品を、いかにお客さま、そして世界中に発信していくか

グローバルマーケティング部にはいくつかのチームがあり、僕たちが所属しているのは、商品マーケティング&コミュニケーションというチームです。主な仕事内容は、広告などのお客さまとのコミュニケーションにおいて、骨格となるコンセプトを作ること。チームごとにさまざまな役割があり、全体が連動してひとつの商品・プロジェクトをお客さまや世界中に伝え、発信していく、という仕事です。

とはいえ、言葉だけではイメージが湧きにくいかと思いますので、実際に僕たちが担当したプロジェクトを紹介しながら、グローバルマーケティング部の役割・使命を説明していきます。

高岸 耕(たかぎし こう)/グローバルマーケティング部 商品マーケティング&コミュニケーションチーム

渋谷駅をジャックしたUTプロジェクト

2010年に、UTのマーケティングを担当しました。このときは広告制作だけではなく、モデル撮影の立ち会いや、スタイリストと商品の着こなしについても議論しました。さらに、独自のカメラアプリを開発し、お客さまが進んでTシャツの写真や動画をシェアしたくなるような仕掛け作りもしました。マーケティング部が中心になり、広告代理店やクリエイティブディレクターとアイデアを出し合い、議論を重ねながら形にしたプロジェクトです。

その後、2013年には渋谷に「UT POP-UP! TYO(ユーティーポップアップ トーキョー)」という、大掛かりな期間限定ショップを作りました。

ちょうど渋谷駅の東横線と副都心線がつながるタイミングだったので、廃路となった東横線渋谷駅跡地を利用したんです。Tシャツの季節にはまだ早い3月末から、いち早くお客さまが集まる情報の発信地として実施しました。

もちろん、規模が大きいだけに苦労も伴いましたが、渋谷の若いお客さまに商品を見ていただくきっかけになったのではないかと思います。

村上 賢(むらかみ さとし)グローバルマーケティング部 商品マーケティング&コミュニケーションチーム

グローバルで一番になるために、まずは地域で一番を目指す

重要な新規店舗のオープンに関わることもあります。2014年に吉祥寺店をオープンした際には、店舗のコンセプト作りから、どのようにしてお客さまとコミュニケーションを取るかまで、店長と一緒に一から作りました。このときの仕事は「吉祥寺を愛する全ての人へ」をテーマに、吉祥寺店の近隣に住む方々を広告のモデルに起用したり、吉祥寺にゆかりのあるイラストレーターさんとコラボしたノベルティを作ったりしました。

「グローバルで一番になるためには、まずその地域で一番にならなければいけない」という考えのもと、このような地域に根ざした店舗作りを進めているところです。

そのかいあってか、吉祥寺店の店長は吉祥寺でお祭りが開催されたとき、お神輿に乗せてもらったそうです。商店街の方は「お神輿の上に乗れるのは限られた人のみで、それに選ばれたということは地域に受け入れられた証拠」とおっしゃっていました。

「店長と一緒に、吉祥寺のため、地域のためにやってきたことは間違いではなかったんだ!」と実感する出来事でしたね。

内定者とのQ&A

Q:LINEのクリエイターズスタンプを作成・販売する過程で宣伝の難しさを実感しました。広告をするうえで大切な要素を教えてください。

A:なにが一番の売りなのか、魅力なのかを「お客さま視点」で考えて絞り込み、「これだ!」というものを見つけることではないでしょうか。
例えばエアリズムインナーの場合、サラサラした肌感触、伸縮性、汗が乾きやすい、洗濯してもすぐ乾く……などなど、機能がたくさんあります。ただし、これらを全て伝えようとすると、結局なにがいいのかわからなくなり、商品の良さが伝わりません。
まずは商品の良さを分析して、その中からターゲットに刺さる要素を抽出すること。そして、お客さまにいかに「その商品を使う場面」をイメージしていただくかが大切なポイントです。他の商品を差し置いてでも買っていただけるよう、その商品の「強み」を伝えることが大事だと思います。

Q:グローバルマーケティング部に配属された場合、どんな経験をしておくと強みになりますか?

A:マーケティング部には中途採用の社員もいます。また、広告代理店などパートナー会社で働く方々は広告のプロです。そのため、マーケティングの専門知識がない状態で、知識や経験が豊富な人たちと一緒に働くことになります。そのなかで、実際に店舗でお客さまと直接やりとりをし、商売をしていた経験というのは強い武器です。
我々の仕事は商品や店舗ごとのコンセプトや、どのように商品のよさを発信していくかを考えること。それはすべて、ユニクロの商売の根幹である「店舗でいかにお客さまに商品を買っていただくか」のためなのです。
現場で「いかにお客さまに来ていただくか」、「いかにお客さまに商品を買っていただくか」を考えることと、マーケティングの目線は近いところがあると思っています。たとえば、「店舗のどこに広告があればお客さまの目にとまるのか」、「ポスターはどんなサイズがいいか」などを判断する際にも、店舗での経験が活かされますね。
将来的にマーケティングの仕事をしたいのであれば、店舗で働いているときから「自分はどうなりたいのか」「そのために必要なことはなにか」を考えながら行動するといいでしょう。

Q:グローバルマーケティング部で働くために、必要な資質や考え方はありますか?

A:マーケティングの仕事は、物事の本質を考えることです。「とりあえずやります」ではなく、「なぜそれをやるのか」を考えないといけません。その理由を細かく突き詰めていけるかが、大事なポイントですね。
言葉ひとつでも、「なぜその表現を用いるのか」を考え抜く必要があるため、日頃から人になにかを伝えるときは、できるだけ誤解されない言葉づかいを心がけています。この考え方を身につけることが、マーケティングの仕事においては重要だと思っています。