FAST RETAILING

デジタルの力を駆使すれば、
「買う」という行為そのものを
エキサイティングな体験に
変えられる。

Hiroshi Date

SPECIAL 03

社員たちの「使命」と「実行」

ミッション・業務内容

ジーユーを世界で戦えるブランドにするために。これまでになかった購買体験をお客様にお届けするために。ジーユーのデジタル化部隊を率いる伊達寛は、オンラインストアの未来像を明確に描き出しながら、人と組織のレベルアップに挑んでいる。

ブランドの成長のために、
体験型のECサイトを実現したい。

「自分だけのショップ」がそこにあるような感覚は、
デジタル活用でこそ最大限に実現できる

私は入社以来、日本ならびに中国・台湾でのEC事業を担当しています。現在は、中国や台湾でのECも成長軌道に乗っていますが、さらなる情報の活用を軸としたビジネスの変革を進めるために、2018年春、ジーユーデジタルイノベーション推進部は創設されました。
今日のファストファッション市場は、競合環境が非常に熾烈です。ユニクロがこれまで着実に進めてきた方法、つまり、それぞれの市場で段階的に店舗を増やし、店長を育成していくというやり方をジーユーがそのまま踏襲しても、変化の速い今日の市場ではスピードが足りません。

私は前職で、ホテルや宿のオンライン予約事業に携わっていましたが、今世界では、価格を比較して予約をするだけではなく、Airbnbのように予約を決めるまでの顧客体験そのものが目的の一つであるサービスが出てきています。ファッションの業界においても、単に「服を買うためのサイト」に留まらず、もう一歩先の「体験型のECサイト」の実現にチャレンジしたい。これこそが、ジーユーを成長へと導くために必要なことであり、私が実現させたいことなのです。

リアル店舗とオンラインの双方でこれまでにない購買体験を実現する。
「自分らしいスタイル」を考える楽しさを提供したい

「デジタルを駆使した体験型のECサイトとは何であるのか?」。それは、リアル店舗とオンラインの双方でこれまでにない購買体験を実現し、「買う」という行為そのものをエキサイティングにしていくということです。このうちオンラインに関しては、ECサイト自体をパーソナライズ化していくことが究極のテーマです。

初めからその人に関係のないアイテムは排除して、好みに合うものばかりの中で商品が選べるようにしたい。また、着こなしのバリエーションに関しても、スタイリストが組み合わせたコーディネートだけを提示するのではなく、カスタマー参加型のコンテンツを充実させることにより、さまざまな組み合わせを可視化して、自分らしいスタイルを考えていく楽しさを無尽蔵に提供していきたい。

このように、訪れた人ごとに品揃えやスタイリングが変わっていく、いわば「自分だけのショップ」がそこにあるような表現は、デジタルこそが最大限に実現できる手法だと思うのです。

「世界一」になるための至上命題。

我々にとって、サイトのパーソナライズは
「できたらいい」ではなく「やらなければならない」こと

究極のパーソナライゼーション。いまだどのブランドも成し得ていないこの取り組みに我々が挑もうとしているのは、「世界で一番支持されるブランドになる」というビジョンを持っているからです。

世界一を目指すとなれば、さまざまな価値観や文化的背景を持つ人々を相手にすることになります。ましてやジーユーは、「YOUR FREEDOM 自分を新しくする自由を。」とブランドメッセージを掲げており、一人ひとりの「自由」を大切にするブランドです。ジーユーだからこそ提供できる「十人十色の着こなしの楽しさ」を訴求するには、一人ひとりのお客様に対する情報の最適化が不可欠であり、「実現しなければならない」ことだと考えています。

また、今はタイミングもちょうど良い。お客様も当たり前のようにECサイトを使うようになっていますし、AIやVR、ARなどの新たな技術が大きく発達し、実サービス化の水準にまで達してきています。現在はデジタル化を推進する上で、ベストなタイミングであると同時に、我々にとって勝負どころでもあると感じます。

M&Aか? 内製か?
イノベーションの
主体となるものは?

世界で働く1万人がデジタルテクノロジーを使いこなせたら、
そのスケール感こそがジーユーの強みになる

新たなテクノロジーを利用してビジネスを変革しようとする場合には、先端技術を持った企業を買収する方法などが考えられますが、現在のように実用化の目途が立ち、機が熟している時は、費用対効果や生産性の観点からも内製化が望ましいと思っています。

そのために必要なことは、メンバーのスキル形成。一部の人材だけでなく、ジーユーのメンバー全員がデジタルテクノロジーを理解し、活用できる状態に引き上げていくことが重要です。そうして皆が「デジタル活用のプロ」になったなら、そして、世界で働く約1万人のスタッフが顧客体験価値の高まる施策を一斉に実行できるようになったなら、そのスケール感こそがジーユーの強みとなって、マーケットをリードしていけるはず。そんな状況を創り出していくことが、私の思い描いているイノベーションの形です。

そのためには、店舗経営のあり方もこれまでとは全く異なるものになっていかなければならないと思っています。現場で働く一人ひとりにそういった感度が求められるわけです。

現在、ジーユーは攻めの時期を迎えている。
ジーユー自体が、この上なくエキサイティングな時期にある

私にはジーユーに入る前から大事にしている経営哲学があります。次に何が価値の源泉となるのか、世の中の流れを「見立てて」、具体的な施策に「仕立て、動かしていく」ことと、チャレンジングな内容であってもそれを「決め切り」、結果をもとに素早く「次の一手を打つ」ことです。今後も、自身の経営マインドをグローバルの組織全体に浸透させながら、デジタルでのイノベーションを推進していきたいと思います。世の中には、「見立てるだけ」「動かすだけ」の企業もありますが、ジーユーでは、「見立てて、仕立て、動かしていく」ことができ、幅広い能力を養うことが可能です。とりわけデジタルの分野では、どの技術を元にして、いかなる機能やサービスを仕立てていくかの検討が難しく、それゆえにやりがいも大きなものがあります。 加えて現在、ジーユーは攻めの時期を迎えています。グローバル展開を急ピッチで進めているために、各人が決断を下せる機会も多い。ジーユーのデジタル部門は今、この上なくチャレンジングで、エキサイティングな環境下にあるのです。

GU

伊達 寛

Hiroshi Date

ファーストリテイリンググループ 執行役員
ジーユー グローバルデジタルコマース責任者
ジーユー グローバルマーケティング

2016年中途入社。以後、EC(Electronic Commerce)を担うダイレクト事業部(現:ジーユーグローバルEC事業部)を率いてきた。2018年3月にジーユーデジタルイノベーション推進部の統括部長を兼務し、2018年9月より現職。

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