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【海外事業】
ユニクロを待ち望んでいる世界中の人々に届ける(後編)

2015年10月、ベネルクス諸国では第1号店となるベルギー・アントワープ店がオープンしました。
事業責任者を務める小林孝丞(こばやしこうすけ)さんに、後編ではアントワープ店立ち上げの経緯や、海外勤務に必要なスキルなどについて伺いました。
  • 小林 孝丞

    ベルギー事業責任者 

    2002年新卒入社、国内店舗の店長を経験しスーパーバイザーに。2007年から新店事業部に所属、2012年にはロンドン、その後イギリス、フランスの店舗立ち上げから店長までを歴任。2015年10月ベルギー初となるアントワープ店のオープンから事業責任者と店長を兼務している。

ベルギー第1号店はゼロベースからのスタート

01

──フランスで新規店舗を立ち上げたあと、ベルギー・アントワープ店を手がけることになったそうですが、いかがでしたか。

新店をオープンさせるという点では同じですが、事業を新しい国で立ち上げるという観点では、全く異なるものでした。
ベルギーにユニクロの拠点はひとつもないので、すべてゼロからのスタートです。

まず取りかかったのは全体の事業計画を組むこと。

ユニクロブランドをしっかりと伝えるために、当初の計画よりも広告に力を入れることにしました。
ただ、オープン直後だけ売れても意味はないので、「月毎にどうメリハリをつけて予算を使うか」に関しては、何度も協議を重ねました。

それと同時に進めたのがベルギーの責任者となるスタッフの採用です。

なにをするにも、まずはスタッフを束ねる責任者を採用しないといけません。
人事の責任者がいなければスタッフの採用もできず、現地の労働法で気をつけるべき点もわかりません。

また、マーケティングの責任者やビジュアルの責任者も同様です。
これらの人々は今後ユニクロブランドをベルギーで構築する上でのキーパーソンになるので、相当な覚悟と責任感を持って採用にあたりました。

02

次に店舗スタッフの採用も進めましたが、困難の連続でしたね。

まず、目標人数の半分しか採用できませんでした。

次に、採用した中からリーダー候補のスタッフを実務研修のためにパリに連れて行ったのですが、10名をパリで1週間研修させるとなると、交通費や宿泊費だけでも多大な経費がかかります。

誰を連れて行くのか、そもそも何を教えるのか、何日間やるべきかなど、細かい部分までマネージャーたちと徹底的に議論しました。

しかし、それだけ準備したにもかかわらず実際の実務研修は育成計画通りにはいかず、本当に焦りました。
まだ売上がない状態で多額のお金を使うことは、とてつもなく大きなプレッシャーでした。

アントワープ店のオープン時には、このようにさまざまな困難がありましたが、その度に自問自答をしました。

「(私は)なぜベルギーにきたのか?」

「なぜユニクロはベルギーに出店することにしたのか?」

「Life wearとは?」

「なにを成し遂げないといけないのか?」

「それは自分も成し遂げたいと思っているのか?」。

それらに対する答えがクリアになればなるほど、自分の信念や意思が研ぎ澄まされていき、多少の困難には動じなくなりました。

とにかく前を向いてプロジェクトを進めていましたが、ビジネスの土台作りにこれほどまで労力がかかるとは想像もしていませんでしたね。

▲オープニングセレモニーの一幕

▲オープニングセレモニーの一幕 ▲オープニングセレモニーの一幕

──アントワープ店立ち上げの戦略はどのように考えていたのでしょうか。

すでにヨーロッパに展開しているユニクロですが、ベルギーは第1号店。
外国のブランドということで敬遠されてはいけません。

ユニクロがオープンすることで地元の人にも幸せになってもらいたいし、彼らに愛されるブランドにならなければいけないですから。そのためにも、アンバサダーには地元の人たちを起用しました。

人気カフェのバリスタや、ベーカリーの店員さん、近くの花屋さん……さらにはアントワープ出身でベルギー代表のホッケープレイヤーなんて方も。

オープン時には彼らに来てもらい、アンバサダーがお客さまに直接エスプレッソをふるまったり、花屋さんのオーナーがディスプレイを花で飾ったりと、さまざまな形でコラボレーションしました。

すごくありがたいことに、彼らは今でもプライベートで買いにきてくれるんですよ。
友人や家族を連れて。彼らを起用して本当によかったなと思います。

理想としては日本のブランドなのかベルギーのブランドなのかわからないくらい、この街に溶け込みたいと思っています。

ただ一方で認知度も上げていかなくてはならない。
今後のビジネス拡大を視野に入れ、改めて”From Tokyo to Antwerp”というコンセプトでプロモーション企画やアンバサダーの選定などを、今まさに議論しています。

▲地元出身のアンバサダーたち

▲地元出身のアンバサダーたち

ユニクロを通じて多くの人々の幸せに寄与したい

06

──並々ならぬ思いを感じるのですが、そのモチベーションはどこから来るのでしょうか。

今ようやく1店舗目を開店したところですが、それだけでも誰かの人生を変えていると思えることですね。

たとえば、アントワープ店では障がいのあるスタッフを2名採用しました。
ある日、そのスタッフの父親に「毎日楽しそうに仕事に行く娘を見て、僕は本当に幸せだよ」と直接感謝の言葉をかけてもらいました。

また、別のスタッフに昇格を告げたときには「大学を中退したとき、親を失望させてしまったことを本当に悔やんでいた。だけど、そんな私でもやればできるんだと思えて本当にうれしい」と涙ながらによろこんでもらいました。

お客さまにしてもそうです。

オランダのアムステルダムからも多くのお客さまに来ていただいているのですが、「今まではパリまでわざわざ買いに行っていたから、本当に近くなった。ありがとう」とおっしゃっていただいて……。

先日はあるお客さまが、「このヒートテックという商品は本当に素晴らしい。クラブ活動で使うから100枚買いたい」とおっしゃり、購入してくださいました。

「人生を変える」というと大げさかもしれませんが、人々が幸せになる場面に遭遇すると本当に感動するというか、「こちらこそありがとうございます」と心から思います。
それだけで自分がファーストリテイリングで、この店舗で働いている意味があると感じます。

ユニクロの製品それぞれの良さを理解していただき、私たちの企業姿勢に共感していただくことで、永く私たちのブランドを愛用していただく。
そうすればお客さまとスタッフ双方が幸せになれるでしょうし、その結果として売上げがついてくるのだと信じています。

▲クリスマスには「風呂敷」を使ったラッピングサービスを実施

▲クリスマスには「風呂敷」を使ったラッピングサービスを実施

海外で働くために必要なスキルとは?

──最後に、海外で働くために必要なスキルはなんだと思いますか?

すべてコミュニケーションに通じるのですが、1番目は、とにかく「明るいこと」。

僕自身はロンドンでの最初の半年間、これができていなかったからうまくいかなかったと思っているので(笑)。

ロンドン生活の最後のほうは、「Koh(小林)は、たまになにを言っているのかよくわからないが、俺は彼が好きだぜ」なんて、私の知らないところで言われていたそうです。

明るい人間だと、言葉は通じなくても人間関係が作りやすいと思います。

2番目は「フェアであること」。評価の公平性などは日本よりも厳しく見られています。

常にフェアでいようと決めて、自分を律していく必要がありますね。
評価だけではなく、フェアに議論できる雰囲気を作ること、フェアに情報を共有することも大事な要素です。

最後は「情熱があること」。

これはもちろん思っているだけではなく、表現、実行することが大事。
その情熱を言葉に出してきちんと伝えることが、周りの人々を動かしていく力の源になると思います。

▲夏の期間だけオープンするという川沿いのバー。夏は最高だそう。

▲夏の期間だけオープンするという川沿いのバー。夏は最高だそう。

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