CONCEPT MESSAGE

PEOPLE
仕事も、結婚も、子育ても。
自分がロールモデルとなって、
あとに続く女性たちを勇気づけたい。

地域に根差した売り方を突き詰めていこうとした時に、
キーパーソンとなるのは、私たち地域正社員。

今、店舗の存在意義が問われている。

私が社会人として最初の岐路に立ったのは、入社から約2年が過ぎた頃。結婚が見えてきたことで、これまでのように転勤を続けていくのが難しいという問題に直面したときのことです。でも、仕事を諦めたくはない…。悩み始めたその時に、上司が教えてくれたのが、転勤をせずとも働ける地域正社員の制度でした。もともとはグローバルリーダー社員としてキャリアを積んでいく考えだったため、葛藤はありました。ですが最終的には、高齢になりつつある両親のそばにいたいという気持ちもあり、地域正社員への任用替えを決意。彼の勤務地であり私自身の地元でもある福岡へと戻り、任用替えをした半年後に結婚し、翌年には地域正社員で初となるスーパーバイザーへの昇格も果たしました。

店長からスーパーバイザーへ。入社以来、営業一筋に働きながらマーケットを見ていて思うのは、小売業全体が厳しい時代に入っているということです。グローバル化やデジタル化が進展し、ネットショップなどのコンペティターが増加する中で、「実店舗にわざわざ足を運んでいただく」という行為自体が当たり前ではなくなっている状況に、強い危機感を覚えます。そんな時代だからこそ、「実店舗は実店舗にしかない価値」をお伝えしなければいけないし、チェーンストアとは言いつつも、地域に合わせた売り方やサービスを突き詰めなければ生き残れないと思います。そしてジーユーが、各地に根差した展開をしていくうえで欠かせないのが、私たち地域正社員。その土地に長く暮らし、その土地を理解している地域正社員こそが、ローカライズのキーパーソンなのだと考えています。

「地域正社員=販売」という固定観念を打破。
新たな仕事を自らの手で切り拓く。

IMD、MD、教育、人事…。さまざまな可能性を視野に。

都市型のお店や幹線道路沿いの店、ショッピングセンター内のお店など。店舗というのは立地によって、客層も、売れ筋の商品も、適したサービスも違うもの。地方のロードサイドのお店の場合、高齢のお客様が多いので、セルフレジのご使用方法なども丁寧に説明することが必要になってきます。また、郊外型のあるショッピングセンターは、30代~40代のファミリー層が多く住むエリアにあったため、通常は売り場の奥に陳列しているベビー・キッズ向けのアイテムを前面に出してみたところ、商品が非常によく動き、お客様にも喜んでいただけました。その土地に関する知見を生かし、地元のお客様に貢献していける地域正社員は、大変に意義深い立場だと感じます。

ですが反面、職域も、携わる店舗の数も限られる分、良くも悪くもマンネリが起きる懸念があります。自ら外向けのアクションを起こし、自己成長し続けるパッションを持たなければ、グローバルリーダー社員や多くのジョブローテーションをしている人たちと大きく差が開いてしまうと思います。そのため、地域正社員としての働き方や仕事を深掘りする方法などを、仲間たちと意見交換しているところです。

店長やスーパーバイザー以外の仕事を発掘していくことも、核となる議題の一つです。例えば現状、売り場を管轄するIMDや、品揃えを担当するMD、教育・人事などの仕事は本部に集約されていますが、地域に即した売り場展開や品揃えを追求していくにあたっては、IMDやMDの業務の一部を地域正社員が担ってもいいのではないかと思います。地域正社員は、そこで働く他の社員の様子にも細かく目を配ることができるため、教育・人事に関しても寄与できる部分があるはずです。地域正社員の仕事開拓は、地域正社員の手で――。今後は本部の人たちとも協力し、自分たちの職域を拡大していきたいと考えています。

後輩の不安を払拭し、女性の活躍推進を図るには、
身近なところにロールモデルが居たほうがいい。

周囲のサポートを受けながら、妊娠中も無理なく勤務。

私たち女性にとって、もう一つ重要なのが仕事と家庭の両立です。当然と思われるかもしれませんが、結婚前と結婚後では、後者のほうがタイムマネジメントの重要性が格段に増しますね。幸いなことに私の場合、主人が理解をしてくれていますので、家事の分担を頼んだり、家庭内のルールをつくったりすることで、仕事を続けてこられました。

営業に関わる職種中、店長とスーパーバイザーでは勤務形態が異なりますが、1日に2~3店舗を巡回する形で働くスーパーバイザーは、自分自身で行動計画を立て、時間の管理ができる職種。フレキシブルに働けるため、妊娠中はとても助かりました。産休と育休は、1年2か月ほど取得する予定になっており、現在は市街地の大型店で店長を務めています。営業部の仕事は半期が一つの区切りとなるため、複数名の店長がいる店で、周囲のサポートを受けながら産休までの残り期間を過ごしている状況です。

いずれ復職し、育児と仕事を両立していくにあたっては、短い勤務時間で同じ成果が出せるよう、これまで以上に仕事の質を高める必要があるでしょう。ジーユーは会社自体がまだ若く、育児をしながら働いている先輩方がさほど多くはありません。お手本が少ないため、試行錯誤することになるかもしれませんが、自分を磨き、キャリアアップをし続けたいと思います。

ファッションブランドで、女性社員の比率が高いジーユーにおいて、女性の活躍推進は重要なテーマ。優秀な女性の皆さんがライフイベントに合わせて柔軟に、そしてポジティブに、長く勤務していける会社でなければいけません。僭越ではありますが、そのためにも私自身がロールモデルになっていきたい。私という人間がそばにいることで、少しでも多くの女性社員や地域正社員を勇気づけることができたら、と願っています。

「制度」というのは、会社に与えられるものがすべてではないと思うから、能動的な発信で職場環境に「革新」を。

革新への挑戦は、上司や会社への恩返し。

ジーユーの女性たちがこれからもっと活躍し、長く働いていくために、フレックスタイム制の適用範囲を店舗で働くスタッフの皆さんにも広げられたら、さらに働きやすくなり、雇用が安定するのではないかと思います。ファーストリテイリングには、「Women’sダイレクトミーティング」など、現場で働く社員の声をすくい上げる場が用意されていますので、そうした機会も利用して、経営層や人事部の人たちに自分の意見を積極的に伝えています。

一度きりの人生を悔いのないものにするためにも、自分自身の考えを能動的に発信するのは、大切なこと。「制度」というのも、会社から与えられるものがすべてではなく、むしろ、自分たちでつくっていくべきものだと考えています。だから、自分のためにも、これからの女性のためにも、良いと思うものは進言し、子育てをしながらでも生き生きと働ける新たな制度を生み出して、職場環境に「革新」を起こしていきたいのです。

私はこれまで、グローバルリーダー社員から地域正社員への任用替えをさせてもらったり、地域正社員で初となるスーパーバイザーに登用してもらったり、多くの上司に支え育てられながら、恵まれた社会人生活を送ってきました。職場環境を革新していく挑戦は、これまでに出会った上司や会社への恩返しでもあるのです。