CONCEPT MESSAGE

PEOPLE
デジタルの力を駆使すれば、
「買う」という行為そのものを
エキサイティングな体験に変えられる。

訪れた人ごとに品揃えが変化する。
「自分だけのショップ」がそこにあるような感覚は、
デジタル活用でこそ最大限に実現できる。

ブランドの成長のために、体験型のECサイトを実現したい。

私は、会社の成長に貢献するために、これまでの経験を活かしたいと考えてジーユーに入社しました。入社以来、日本ならびに中国・台湾でのEC事業を担当しています。現在は、中国や台湾でのECも成長軌道に乗っていますが、さらなる情報の活用を軸としたビジネスの変革を進めるために、2018年春、ジーユーデジタルイノベーション推進部は創設されました。私が新たに統括することになった部門です。

今日のファストファッション市場は、競合環境が非常に熾烈です。ユニクロがこれまで着実に進めてきた方法、つまり、それぞれの市場で段階的に店舗を増やし、店長を育成していくというやり方をジーユーがそのまま踏襲しても、変化の速い今日の市場ではスピードが足りません。そこでカギとなるのは、やはりデジタルだと考えています。

私は前職で、ホテルや宿のオンライン予約事業に携わっていましたが、今世界では、価格を比較して予約をするだけではなく、Airbnbのように予約を決めるまでの顧客体験そのものが目的の一つであるサービスが出てきています。ファッションの業界においても、単に「服を買うためのサイト」に留まらず、もう一歩先の「体験型のECサイト」の実現にチャレンジしたい。なおかつ、地域ごとに別々にECサイトを用意するのではなく、ワンプラットフォームで世界へアプローチしていくこと。これこそが、ジーユーを成長へと導くために必要なことであり、私が実現させたいことなのです。

「自分らしいスタイル」を考える楽しさを、無尽蔵に提供していきたい。

「デジタルを駆使した体験型のECサイトとは何であるのか?」。それは、リアル店舗とオンラインの双方でこれまでにない購買体験を実現し、「買う」という行為そのものをエキサイティングにしていくということです。このうちオンラインに関しては、ECサイト自体をパーソナライズ化していくことが究極のテーマです。

例えば現状、オンラインストアのトップにはWomen’sの商品が表示されているため、私たち男性はMen’sのタブを押さなければなりません。しかし、男性には男性の、女性には女性の、20代には20代の欲しいものがあるのですから、初めからその人に関係のないアイテムは排除して、好みに合うものばかりの中で商品が選べるようにしたい。また、着こなしのバリエーションに関しても、スタイリストが組み合わせたコーディネートだけを提示するのではなく、カスタマー参加型のコンテンツを充実させることにより、さまざまな組み合わせを可視化して、自分らしいスタイルを考えていく楽しさを無尽蔵に提供していきたい。

このように、訪れた人ごとに品揃えやスタイリングが変わっていく、いわば「自分だけのショップ」がそこにあるような表現は、デジタルこそが最大限に実現できる手法だと思うのです。

我々にとって、サイトのパーソナライズは
「できたらいい」という程度のテーマではなく、
「やらなければならない」こと。

「世界一」になるための至上命題。

究極のパーソナライゼーション。いまだどのブランドも成し得ていないこの取り組みに我々が挑もうとしているのは、「世界で一番支持されるブランドになる」というビジョンを持っているからです。

世界一を目指すとなれば、さまざまな価値観や文化的背景を持つ人々を相手にすることになります。ましてやジーユーは、「YOUR FREEDOM 自分を新しくする自由を。」とブランドメッセージを掲げており、一人ひとりの「自由」を大切にするブランドです。ジーユーだからこそ提供できる「十人十色の着こなしの楽しさ」を訴求するには、一人ひとりのお客様に対する情報の最適化が不可欠であり、「実現しなければならない」ことだと考えています。

また、今はタイミングもちょうど良い。お客様も当たり前のようにECサイトを使うようになっていますし、AIやVR、ARなどの新たな技術が大きく発達し、実サービス化の水準にまで達してきています。現在はデジタル化を推進する上で、ベストなタイミングであると同時に、我々にとって勝負どころでもあると感じます。

一部のエキスパートだけでなく、
世界で働く1万人以上の人材がデジタルテクノロジーを使いこなせたら、そのスケール感こそがジーユーの強みになる。

M&Aか? 内製か? イノベーションの主体となるものは?

新たなテクノロジーを利用してビジネスを変革しようとする場合には、先端技術を持った企業を買収する方法などが考えられますが、現在のように実用化の目途が立ち、機が熟している時は、費用対効果や生産性の観点からも内製化が望ましいと思っています。

そのために必要なことは、メンバーのスキル形成。一部の人材だけでなく、ジーユーのメンバー全員がデジタルテクノロジーを理解し、活用できる状態に引き上げていくことが重要です。そうして皆が「デジタル活用のプロ」になったなら、そして、世界で働く約11万人のスタッフが顧客体験価値の高まる施策を一斉に実行できるようになったなら、そのスケール感こそがジーユーの強みとなって、マーケットをリードしていけるはず。そんな状況を創り出していくことが、私の思い描いているイノベーションの形です。

今はジーユー自体も、この上なくエキサイティングな時期にある。

私にはジーユーに入る前から大事にしている経営方針があります。次に何が価値の源泉となるのか、世の中の流れを「見立てて」、具体的な施策に「仕立て、動かしていく」ことと、チャレンジングな内容であってもそれを「決め切り」、結果をもとに素早く「次の一手を打つ」ことです。今後も、自身の経営マインドをグローバルの組織全体に浸透させながら、デジタルでのイノベーションを推進していきたいと思います。

世の中には、「見立てるだけ」「動かすだけ」の企業もありますが、ジーユーでは、「見立てて、仕立て、動かしていく」ことができ、幅広い能力を養うことが可能です。とりわけデジタルの分野では、どの技術を元にして、いかなる機能やサービスを仕立てていくかの検討が難しく、それゆえにやりがいも大きなものがあります。

加えて現在、ジーユーは攻めの時期を迎えています。グローバル展開を急ピッチで進めているために、各人が決断を下せる機会も多い。ジーユーのデジタル部門は今、この上なくチャレンジングで、エキサイティングな環境下にあるのです。