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【イベントレポート】学生の私達が柳井さんに直接質問しました!

<目次>

今回参加したイベントハイライト

今回インタビューにご協力して頂いたのはFAST RETAILINGが主催する4daysインターンシップの参加者であるお二人SさんとKさんです。こちらのインターンには全7チーム24名が参加。お題は「服の価値を再定義し、これまでにない顧客体験を創出すること」。各チームが考え抜いた本気の企画を経営者達にプレゼンしました。最終日にはFAST RETAILING会長兼社長の柳井とのダイレクトセッションに参加し、学生の皆さんは思い思いの質問をしていました。

柳井さんに聞いた質問

K:私は服とジェンダーについて質問をしました。
台湾での留学経験から、日本ではまだLGBTQ+に対する偏見があるように感じています。
その中で服はもっとジェンダレスに出来ると思うが、柳井さんはどの様に考えているか聞きました。
答えとしては、「服は自分のために着るが、同様に人のためにも着るものです。服とはコミュニケーションの手段。今の時代女性服を男性が着る、男性服を女性が着ることも増えています。私達は服屋として新しい着こなしを提案し続ける事が大切だと思います。」という答えが返ってきました。

私自身、社会課題を解決するために企業は何をすべきか。という一方通行な考えをしていた事に気がつきました。解決すべき社会課題と同時にお客様のニーズや提案の方法を考える事で、ビジネスを通して社会に貢献できると学びました。

S:僕は「UNIQLOの服にロゴがない理由はなぜか」という質問をしました。
自身の研究課題であるブランドマーケティングの観点で是非聞いてみたいと思っていたからです。
この質問で知りたかった事は2点あります。

①ブランドマーケティングの観点
②会社理念の浸透

僕はこの質問を出会った社員全員に聞いていたので、柳井さんはどの様に答えるのかとても関心がありました。
柳井さんの答えは「LifeWearとはお客様一人一人の生活をより豊かにするものであり、自社ブランドをアピールするものではない」という事で以前に聞いた社員の方々全員と同じ回答をされていました。
服への考え方、そしてその概念が全員社員と共有出来ている点が素晴らしいと感じました。
参加後ゼミのメンバーにも質問に対する答えをすぐに共有しました!

参加前の気持ち

K:日本を代表する経営者と直接話す機会は本当に貴重だと思い、緊張していましたが胸が高鳴る気持ちもありました。
柳井さんが入室されてからはいい意味で空気が一気に引き締まる感覚がありました。

S:僕は緊張よりも楽しみの方が大きかったです!
柳井さんが実際に質問した学生一人一人に丁寧に答えられていたので本気で向き合ってもらえていると感じました。

新しい気付き

K:今回実際に質問に回答いただき、現状はまだ学生目線でしか考える事が出来ないと感じました。
残りの学生生活では少しでもビジネスの観点やお客様のニーズを起点に考えてきたいと思いました。

S:柳井さんとの話の中で人としての真っすぐな姿勢と組織の一貫性の大切さを感じました。日本を代表する経営者ですが、大学生の質問全てに本気で答えて下さったので、何事にも真っすぐな姿勢で取り組む事が大切だと学びました。

また、一貫性のある組織がどれだけ強いのかという事も新しい学びでした。つい先日の話ですが、アルバイト先のカフェの店舗が全国売上1位を達成しました。セッションに参加をしてから、チーム全員で考えを共有する事を意識する様になりました。僕はコーヒー豆の販売担当をしており、「なぜ自社の商品をお客様に届けたいのか」「このコーヒー豆を届けるとどんな良いことがあるのか」この2点をチームメンバーに共有し続けました。
チーム全員で商品を売る事の意味やなぜそうするのか。という共有認識を持てた事で、自身なりに成果に貢献が出来たと感じています。今回の質問で得た学びが腑に落ちた瞬間でした。

次回参加者へのアドバイス!

Sさん:僕のグループにいたメンバーが柳井さんに質問をしなかった事を後悔していました。折角のチャンスなので普段から沢山の疑問を持って過ごす事や、目の前の事を考え抜いておく事は大切だと思います!勇気を出して是非質問してみてください!そして、とにかく夢を語れるインターンでした。実現可能性を重視されるインターンが多いですが、自由な発想で思考出来た事が、本当に楽しかったです。

Kさん:他社のインターンにも参加しましたが今回のインターンは参加者の視座が高く感じました。オープンに意見を出す事が出来たのが本当に良かったと思う点です。個性豊かな優秀な仲間たちと意見を磨き上げる中で、「この人達となら本当に世界を変える事が出来るかもしれない!」と感じましたし、常識にとらわれない発想が刺激的でした!