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最終更新日: 2013.08.08

「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に関わる協定」への署名について

株式会社ファーストリテイリング
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ファーストリテイリングは2013年8月8日付で、「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に 関わる協定(Accord on Fire and Building Safety in Bangladesh)」に署名し、労働組合の国際組織であるIndustriALL Global Union および UNI Global Union※が主導する活動に参画します。本協定は衣料品工場の倒壊や火事などから労働者を守ることを目的としたもので、まず参画企業の資金により今後2年以内に全工場の防火・安全検査を行い、その後必要な修繕活動等の実施を通じて労働環境を改善していくことなどが定められています。

※IndustriALL Global Unionとは、スイスのジュネーブに本部を置く、加盟国140ヶ国、5000万人に及ぶ国際産業別労働 組合です。UNI Global Unionとは、スイスのニヨンを本部とする、加盟国150ヶ国、2000万人の国際産業別労働組合です。

ファーストリテイリングは、今年4月に発生したダッカ近郊サバールの商業施設、ラナ・プラザビル崩壊事故の後、本協定への署名について検討を重ねてきました。7月8日に公開された本協定の詳細内容を確認した結果、バングラデシュの衣料品工場で働く労働者の安全性を担保する有益な内容であると判断し、署名することを決定しました。

また、ファーストリテイリングは独自の取り組みとして、5月27日から現地のパートナー工場の防火、および建物の安全性に関する調査を開始しています。現在、監査会社による防火関連のチェックはすでに完了し、建物の安全性については日本の専門家による強度確認を予定しており、今年11月中にはすべてのパートナー工場の検査が完了する見込みです。当社は2004年に「生産パートナー向けのコードオブコンダクト」を 定め、外部の専門機関を通じてパートナー工場に対する労働環境のモニタリングを行っています。今回の 独自の取り組みはその一環として、防火およびビルの安全対策の強化のために実施しているものです。

なお、ファーストリテイリングは2010年から、バングラデシュで貧困、教育、衛生、ジェンダー、環境といった社会的課題の解決を目指し、ソーシャルビジネスを開始しています。今年7月には首都ダッカに2店舗(グラ ミンユニクロ)をオープンし、ユニクロのSPAとしてのノウハウを活用しながら、雇用の拡大、高品質かつ安価な商品の提供など、現地での貢献を進めています。

ファーストリテイリングは生産だけでなく小売店舗も展開する責任ある立場として労働環境の改善に努め、今後もバングラデシュの経済や社会のさらなる発展、より豊かな生活づくりに貢献していきます。

グラミンユニクロについての詳細は下記のWebサイトをご参照ください。
http://www.grameenuniqlo.com/jp/

 

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