HOME > サステナビリティ > お客様とともに > 品質・安全管理について

品質・安全管理について

最終更新日: 2017.03.31
to English page

お客様のお手元に商品をお届けするまでの徹底した品質・安全管理体制

インドネシア工場の様子ユニクロ事業は、事業展開を行っている日本・欧米・アジア諸国など、国や地域を超えて各国で制定されている安全基準のなかで最も厳しいものを「グローバル品質・安全基準」として採用しています。これらの基準は、生産担当役員をトップとする「品質確定委員会」で決定され、生産部の生産リーダーが中心となって取引先工場と連携しながら、素材・染色・縫製の専門家「匠」メンバーによる知見・経験を踏まえ、すべてのユニクロ商品がこの基準を満たしているかを確認しています。確認した情報は、関連部署間で共有。商品品質顧客対応チームが中心となってお客様からの問い合わせに円滑に対応できる体制を整えています。また毎月、CS(Customer Satisfaction:顧客満足)推進チームの「お客様のご意見・ご要望」と、商品品質顧客対応チームの「お客様お申し出案件」をもとに、各海外生産事務所(上海、ホーチミン、ダッカ、ジャカルタ、イスタンブール、バンガロール)にフィードバックし、それぞれ改善と対策を立案した「異常値事例集」を作成。各事業所間で水平展開することで、同じ商品にかかわる担当者の啓発や品質改善に役立てています。

ユニクロ事業の品質・安全管理体制

ユニクロの品質・安全管理体制

品質と安全性を守る「匠」制度

匠

ユニクロ事業は、2000年より、日本が世界に誇る繊維産業で長年の経験をもつ「匠」と呼ばれる技術者を各取引先工場に派遣し、生産現場での技術指導や工程管理、人材育成にあたっています。素材匠と縫製匠にわかれ、中国をはじめとした生産地域で活躍しており、必要に応じてジーユーなど、グループ事業の取引先工場の品質・安全性の管理、指導も行っています。

「匠」制度は、商品品質だけではなく、取引先工場とのパートナーシップも含めて「世界最高水準の服づくり」を支える独自の仕組みであり、すべてのプロセスで品質の向上はもちろん、生産効率の改善や安全な作業環境の確保まで、重要な役割を果たしています。同時に、「匠」制度は、取引先工場の技術レベルを向上していく仕組みであり、サプライチェーンにおけるキャパシティビルディング(組織の基盤強化)においても、有効な取組みの一つです。なぜなら、多くの取引先工場はユニクロの製品だけを生産しているわけではありません。「匠」によってもたらされる技術やプロセスの改善、従業員のスキルアップは、その工場自体の成長をもたらします。さらに、「匠」が多くの工場を担当することや、現在の取引先工場とともに中国外で事業を展開する際に新たな取引先となる工場に対しての技術支援も実施することにより、その地域のアパレル製造産業全体のレベルアップへの貢献も目指しています。

ユニクロにとっても、取引先工場にとっても、次の課題は工場内や生産国内で次世代の「匠」を育成していくことです。そのため、2013年には主力生産地である中国において、「匠」候補として現地スタッフを採用し、マンツーマンでの育成を開始しました。

  • 「匠」のインタビューはこちらをご覧ください
  • 危険化学物質排出撲滅に向けた取組み

    2012年に「化学物質管理基準」を改定し、改定基準にもとづく危険化学物質の含有検査を開始しました。衣料業界におけるリーダーとして、環境負荷の問題についてリーダーシップを発揮し、取引先の皆さまとともに対応を進めていきます。

  • 詳細はこちらをご覧ください
  • 安全性に関する第三者検査機関の品質調査

    ユニクロ商品に使われるすべての素材は、第三者検査機関(※1)によるサンプル検査(染色堅ろう度検査(※2)やホルマリン(※3)検査など)を実施して安全性を確認しています。量産時には「本生産検査」を実施して、さらに安全性を確認し、工場出荷時にはすべての商品に「出荷前検品(針・危険物の混入のチェックも含む)」を行っています。また生産パートナー工場でこうした検品が確実に行われているかを確認する「出荷前監査」を、第三者検査機関などと実施。倉庫へ商品搬入後には、倉庫での「投入前検品」の実施に加えて、第三者検査機関による「抜取検査」も実施され、安全・品質管理体制の強化を図っています。

    第三者検査機関による品質調査を、ジーユー事業でも同様に運用しています。

    ※1 第三者検査機関:公正な第三者の立場から検査を行う機関。繊維業界ではおもに、繊維および商品に対する品質テストを行う。日本では、「一般財団法人カケンテストセンター」などがある
    ※2 染色堅ろう度検査:染色された製品固有の耐久性検査のこと
    ※3 ホルマリン:ホルマリン(ホルムアルデヒド)は、縮みを防ぐための防縮剤、防しわ剤や柔軟剤などとしてごく少量が天然繊維の加工に使われるが、皮膚がデリケートな方などに湿疹やかぶれ、皮膚アレルギーなどを引き起こす可能性がある

    ページトップへ