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お買いもの体験プロジェクト

最終更新日: 2017.03.31
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世界各地のコミュニティに根差した活動で、課題解決に貢献

ユニクロシンガポール

ファーストリテイリンググループは、グローバルでの活動だけでなく、地域の課題解決に貢献していくために、それぞれのコミュニティに根ざしたCSR活動を重視しています。2013年に、ユニクロシンガポール事業の発案でスタートした、知的障がいのある子どもたちのための「お買いもの体験」プロジェクトは、自社の「服」「店舗」「従業員」を活用し、接客を受けながら"服を選ぶ""買いものをする"という社会体験の場を提供する取組みです。計算や記憶力の障がいなどの理由で買いものをする機会が少ない子どもたちが、自分で買いものをする体験を通じて、服を選ぶことや予算について判断する力を養い、ライフスキルの向上に貢献することを目指しています。

現在では、シンガポールの他に、米国、韓国、マレーシア、ドイツ、オーストラリア、中国、日本、タイランド、台湾、香港、インドネシア、英国、フランスなど、世界各地のユニクロに拡大。プログラムをアレンジをして、"店舗スタッフ体験"を取り入れたり、対象者を障がい者の他、恵まれない境遇にある子どもたち、ホームレスの人などに広げ、地域ごとの状況に対応しています。

今後も、ファーストリテイリンググループの事業に関連するコミュニティの本当のニーズを知り、行政やNPO、NGOなどと協働しながら、独自の活動でこたえ、ベストプラクティスを創造。そしてそれをファーストリテイリンググループ全体で共有し、展開することで、世界各地のコミュニティでの貢献を目指していきます。

※下記記載の日本円換算金額は、イベント開催時などの換算レートによる

ユニクロシンガポール事業の取組み

ユニクロシンガポールシンガポールでは、障がい者とともにコミュニティを築くことへの理解を進めていくことが、社会課題の一つです。ユニクロシンガポール事業では、障がい者支援に積極的に取り組んでおり、スペシャルオリンピックスシンガポールへの支援や、障がい者のためのコミュニケーション支援のイベントなどを実施。こうした活動が評価され、さまざまな賞も受賞しています。また、障がい者支援を目的に政府が設立した団体、SG Enableなどと連携し、より多くの障がい者が小売業界で働けるようトレーニングをする活動も進めています。

ユニクロシンガポール事業が独自の取組みとして、2014年2月に開始したのが、障がいのある子どもたちのための「お買いもの体験」です。子どもたちに一人100シンガポールドル(約8,000円)分のバウチャー(買いもの券)をわたし、ユニクロ店舗で"自分で服を買う体験"をするイベントです。計算が苦手だったり、記憶力に障がいがあるなどの理由で、買いものをする機会が少ない子どもたちに、実際に買いものをする場を提供し、ファッション(=何を着るか)や予算について自分で判断する力を養い、自信をつけてもらうことで、ライフスキルを高めることに貢献します。実施から得たイベント運営などのノウハウを蓄積し、より多くの店舗・従業員が参加できるように参加実績の管理や事前研修のマニュアルを整備、社内外への情報発信なども行いました。

ユニクロマレーシア事業の取組み

ユニクロマレーシアユニクロマレーシア事業では、ユニクロシンガポール事業の事例を参考に、2014年6月、知的障がいのある子どもたちのために、「お買いもの体験」を実施。子どもたちに、自分で買いものをすることを通じて、自信をつけたり、周囲との関わり方を学ぶ機会を提供しました。

知的障がいのある子どもたち20名をユニクロミッドバレーメガモールに招待し、一人ひとりに300リンギット(約1万円)分のバウチャーを贈りました。40名の従業員もこのプロジェクトに参加し、子どもたちに商品選びのアドバイスや、購入のためのサポートなどを行いました。この活動は、子どもたちはもちろん、従業員にとっても多くを学ぶ機会となり、参加した従業員からは「子どもたちが、初めて体験するお買いものを通じて、行動を変えた瞬間を目の当たりにし、本当にすばらしい活動だと実感しました」などの声が聞かれました。

ユニクロ米国事業の取組み

ユニクロ米国ユニクロ米国事業では2013年12月、米国国内で大きな社会課題となっているホームレス問題に対し、ニューヨーク市と、サンフランシスコのNGO、Children of Shelters、店舗が協働して、ホリデーシーズンの「お買いもの体験」を実施。ホームレス施設で生活する子どもたち200名に、新品の"服を選ぶ""購入する"という社会体験の機会を提供しつつ、必要な服を届ける取組みです。子どもたちにわたされた購入のための代金100USドル(約1万円)分のバウチャーは、ユニクロのお客様からの募金でまかなわれました。

イベントを終え、今回の協働パートナーであるChildren of Sheltersのディレクター、マンディ パイジ氏からは、下記のような感想をいただきました。

「ユニクロの活動に対して、本当に感謝しています。ある男の子は、予算の大半をお母さんのコートに使いました。また聖歌隊として教会で歌う際に着るコートを購入した子もいました。これらのギフトは、多くの人々にとっては平凡なことかもしれませんが、今回参加した子どもたちにとっては、彼らの人生そのものに大きな影響をおよぼすと思います」

ユニクロ韓国事業の取組み

ユニクロ韓国ユニクロ韓国事業では、事業スタート時からCSR活動を重要視し、専任担当者を設け障がい者雇用については、日本に次いで開始しました。さらに経営層トップ以下、従業員全体でコミュニティに根差した独自の取組みを展開。CSR専任者に加え、各営業エリア別に「CSRリーダー」を置くなど、推進体制を整備しています。

韓国での「お買いもの体験」は、国連NGOである救世軍韓国(The Salvation Army Korea)、孤児院(南山院)の2団体と連携し、2014年4月にユニクロ明洞中央店で、孤児を対象に開催しました。普段は服を買えない子どもたちに"服を選んで買う"という喜びを感じてもらうことが目的で、子どもたちそれぞれに贈られた10万ウォン(約1万円)分のバウチャーで、買いものを体験するという取組みです。当日は、80名の孤児が参加。また73名の従業員が、商品選び、試着、購入金額計算サポートなどを行いました。参加した子どもたちが新しい服を心から喜ぶ姿に触れ、サポートした従業員たちにとっても、学びの多い体験となりました。

ユニクロドイツ事業の取組み

ユニクロドイツ2014年8月、ユニクロドイツ事業では、経済的に恵まれない子どもを支援するNPO法人Die Archeから26名の子どもたちを店舗に招き、「お買いもの体験」を実施しました。子どもたちの多くは、自宅周辺から出たことがありません。見知らぬ環境での買いものや、初めて会う人との交流をとおして、対人関係能力や、予算を決めて買いものをするスキル向上の一助となります。当日は、それぞれに40ユーロ(約6,000円)分のバウチャーが配られ、従業員のアドバイスを受けながら買いものを体験。その後ベルリン動物園を訪れ、楽しいひとときを過ごしました。

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