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パートナーからのメッセージ

最終更新日: 2008.02.26
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瀬戸内オリーブ基金 安藤忠雄氏

ユニクロと提携して活動することになった理由・経緯を聞かせてください。

中坊公平氏と私とで呼びかけた「瀬戸内オリーブ基金」が発足して間もない平成12年の秋に、著名な画家であり、私の30 数年来の友人である長尾淘汰氏からのお手紙で柳井さんのことを紹介していただきました。ユニクロのブランドイメージや、環境に対する考え方に沿うのではと、産声をあげたばかりの基金への協力を呼びかけたのがきっかけでした。

当初は、飛ぶ鳥を落とす勢いの成長企業であるユニクロさんが、瀬戸内海の一角で細々と始まった緑化運動などに関心を示してくださるかどうか、正直不安なところもありました。ところがその回答は非常に好意的なものであり、「これは本当に大切なこと(運動)です。」という柳井さんの言葉に、我々も深く勇気づけられた覚えがあります。

なぜ「オリーブ基金」を設立したのですか?
(なぜ他の活動でなかったか)

「瀬戸内オリーブ基金」は、豊かな自然のある美しいふるさとを子どもたちに残したいという離島の人々の切なる願いから始まった運動です。20世紀、人々は欲望のままに大量生産大量消費を続け、自然環境を破壊してきました。そのしわ寄せが、目に見える形で最も明確に現れたのが、瀬戸内の島々だったのです。廃棄物の投棄や、土や石の乱獲、沿岸部の工場地域から発せられる有毒ガスなどで、緑は失われ、かつての美しい自然は見る影もありません。私はその風景を見るたびに胸が締めつけられる思いでした。「我々に何かできることはないか」豊島事件で島民とともに戦ってこられた中坊さんと話し合い、基金を設立する運びとなったのです。

今後、ユニクロに期待することはなんですか?

ユニクロさんには、これまで企業自身からの寄付や、募金箱の設置によるお客様への呼びかけ、基金主催の講演会の協賛など、さまざまな形で多大な支援を「瀬戸内オリーブ基金」にいただき、感謝の意に堪えません。このうえもし望むことがあるとすれば、今後は、貴社の環境に対する考えやその深い造詣をもっと前面に押し出し、植樹を始めとした自然再生にむけてのより実践的な活動にも参加していただけたらと思います。

瀬戸内オリーブ基金 安藤忠雄氏

安藤 忠雄氏

1941年大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年安藤忠雄建築研究所設立。環境とのかかわりの中で、新しい建築のあり方を提案し続けている。代表作に「光の教会」「大阪府立近つ飛鳥博物館」「淡路夢舞台」など。
79年「住吉の長屋」で日本建築学会賞、93年日本芸術院賞、95年プリツカー賞、03年文化功労者、05年国際建築家連合(UIA)ゴールドメダルなど受賞多数。
91年ニューヨーク近代美術館、93年パリのポンピドー・センターにて個展開催。イエール、コロンビア、ハーバード大学の客員教授歴任。97年から東京大学教授、現在名誉教授

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