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最終更新日: 2018.01.11

ファーストリテイリング 2018年8月期 第1四半期決算サマリー

株式会社ファーストリテイリング
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連結業績

グループ事業別業績

【決算ハイライト】

■2018年8月期第1四半期の連結業績:計画を上回り、増収増益を達成
・売上収益は6,170億円、前年同期比16.7%増、営業利益は1,139億円、同28.6%増と増収増益を達成。
・金融損益に為替差益39億円を計上した結果、税引前四半期利益は1,178億円、同13.1%増、親会社の 所有者に帰属する四半期利益が785億円、同12.7%増の増益。

■国内ユニクロ事業:秋冬商品の需要が強く、売上好調で計画を大きく上回る増益
・売上収益は2,570億円、前年同期比7.6%増、営業利益は541億円、同18.6%増と増収増益。
・既存店売上高は同8.4増。ヒートテック、ダウン、スウェット、メリノセーターなどの秋冬商品の需要が強く、売上は好調。
・11月は「ユニクロ感謝祭」の販売が好調、単月での売上は過去最高を更新。

■海外ユニクロ事業:計画を上回る大幅な増益。売上収益は初めて国内ユニクロを上回る
・売上収益は2,582億円、前年同期比31.4%増、営業利益は466億円、同54.7%増と、大幅な増収増益を達成。第1四半期の売上収益は、初めて国内ユニクロ事業の売上収益を上回る。
・特に、グレーターチャイナ、韓国、東南アジア・オセアニアが、引き続き大幅な増収増益。米国は、この第1四半期では黒字に転じる。

■ジーユー事業:既存店売上高は減収も、営業利益は計画を上回り増益
・売上収益は608億円、前年同期比5.6%増、営業利益は90億円、同31.8%増と、増収増益。
・10月以降は防寒衣料などの実需アイテムが少なかったことから、第1四半期の既存店売上高は減収。

■グローバルブランド事業:計画通りの増収増益
・売上収益は400億円、前年同期比13.8%増、営業利益は30億円、同10.4%増と、増収増益。
・セオリー事業は増収増益。コントワー・デ・コトニエ事業は計画を下回り減益。

■2018年8月期の連結業績予想:期初予想から変更なし
・2018年8月期の連結業績は、期初予想通り、売上収益2兆500億円、前期比10.1%増、営業利益2,000億円、同13.4%増、親会社の所有者に帰属する当期利益1,200億円、同0.6%増を見込む。
・1株当たり年間配当金は350円を予想。

業績概要

■国内ユニクロ事業:秋冬商品の需要が強く、売上好調で計画を大きく上回る増益

国内ユニクロ事業の第1四半期の売上収益は2,570億円(前年同期比7.6%増)、営業利益は541億円(同18.6%増)と、増収増益になりました。Eコマース販売を含む既存店売上高は同8.4%増でした。
ヒートテック、ダウン、スウェット、メリノセーターなどのユニクロが強みとする秋冬商品の需要が強く、これらの商品の在庫をしっかり持った商売ができたことにより、好調な売上となりました。11月は「ユニクロ感謝祭」の販売も計画を大きく上回り、単月での売上は過去最高を更新いたしました。Eコマースの売上は同25.6%の増収で、売上構成比は7.0%へと上昇しました。為替の社内レートの円安傾向が続いていることで、原価率が上昇していますが、売上総利益率は、値引率が改善したため、前年同期比で0.2ポイントの低下にとどまっています。売上販管費比率は、特に広告宣伝費、物流費の大幅な削減が寄与し、同1.7ポイント改善しました。

■海外ユニクロ事業:計画を上回る大幅な増益。売上収益は初めて国内ユニクロを上回る

海外ユニクロ事業の第1四半期の売上収益は2,582億円(前年同期比31.4%増)、営業利益は466億円(同54.7%増)と、大幅な増収増益を達成しました。海外ユニクロ事業は着実に事業を拡大しており、この第1四半期の売上収益は、初めて国内ユニクロ事業の売上収益を超えました。
エリア別では、特にグレーターチャイナ、韓国、東南アジア・オセアニアが引き続き大幅な増収増益となり、業績を牽引しています。グレーターチャイナ、韓国は前年に比べ、寒い秋冬シーズンとなったことから、特に防寒衣料の販売が好調でした。東南アジア・オセアニアは、常夏の気候に合った夏物商品が好調なことに加え、トラベル需要を捉えた冬物商品の販売が好調で、増収に寄与しました。また、赤字が継続していた米国は、この第1四半期では黒字に転じることができました。欧州も好調なフランス、ロシアの業績により、大幅な増益となりました。2017年9月にはスペインに初出店し、大成功を収めています。

■ジーユー事業:既存店売上高は減収も、営業利益は計画を上回り、増益

ジーユー事業の第1四半期の売上収益は608億円(前年同期比5.6%増)、営業利益は90億円(同31.8%増)と、増収増益になりました。9月はトレンド商品を中心に順調な立ち上がりとなったものの、10月以降は防寒衣料などの実需アイテムが少なかったことにより、第1四半期の既存店売上高は減収となりました。一方で、値引きのコントロールや経費削減により、営業利益は増益となりました。

■グローバルブランド事業:計画通りの増収増益

グローバルブランド事業の第1四半期の売上収益は400億円(前年同期比13.8%増)、営業利益は30億円(同10.4%増)と、増収増益になりました。セオリー事業は増収増益、コントワー・デ・コトニエ事業は減益、プリンセス タム・タム事業およびJ Brand事業は前年並みの赤字となりました。

■2018年8月期の業績予想:期初予想から変更なし

22018年8月期の連結業績は、売上収益2兆500億円、前期比10.1%増、営業利益2,000億円、同13.4%増、税引前利益2,000億円、同3.4%増、親会社の所有者に帰属する当期利益1,200億円、同0.6%増、基本的1株当たり当期利益は1,176.66円と、期初予想から変更していません。
各セグメントでは、期初予想通り、増収増益を見込んでおります。国内ユニクロ事業は、若干の増収増益、原価率の上昇により、粗利益率は若干の低下を予想。経費削減策を継続し、特に物流費、広告宣伝費の効率化を図ります。海外ユニクロ事業は、大幅な増収増益の見込みです。特に、グレーターチャイナ、東南アジア・オセアニア地区の大幅な増収増益が寄与し、北米事業(米国・カナダ)も赤字が半減する見込みです。ジーユー事業は増収増益、グローバルブランド事業も、セオリー事業の貢献により、増収増益を見込んでいます。2018年8月期末の店舗数は国内ユニクロで831店舗(フランチャイズ店含む)、海外ユニクロで1,246店舗、ジーユー事業で407店舗、グローバルブランドで1,019店舗、合計3,503店舗を予想しています。
なお、1株当たり年間配当金は、中間配当金175円、期末配当金175円を合わせて350円、前期と同額の配当金を予想しております。

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