HOME > IR情報 > IRニュース > 2014年8月期第3四半期決算サマリー

IRニュース

最終更新日: 2014.07.10

2014年8月期第3四半期決算サマリー

株式会社ファーストリテイリング
PDF (227KB)
to English page

連結業績

グループ事業別業績

【決算ハイライト】第3四半期累計の営業利益は9.9%増、全てのセグメントで増収増益

■第3四半期累計連結業績:営業利益は9.9%増益
売上高は1 兆880 億円、前年同期比22.8%増、営業利益は1,362 億円、同9.9%増と増収増益を達成、また全ての事業セグメントで増収増益を達成いたしました。特に海外ユニクロ事業が大幅な増収増益となりました。営業外収支では為替差益が前年同期比125 億円減少した結果、経常利益、純利益は前年同期比で若干の減益となっております。
■国内ユニクロ事業:売上高総利益率が改善で、通期増益の見込み
第3四半期(3ヶ月間)も既存店売上高が2.8%増と順調な売上トレンドを維持したことに加え、売上高総利益率が前年比で大きく改善したことで、営業利益は前年同期比27.1%増となりました。通期の国内ユニクロ事業の営業利益は1,000 億円、前年比3.3%増を見込んでいます。
■海外ユニクロ事業:グレーターチャイナ、韓国、欧州の好調が続く
第3四半期(3ヶ月間)も70%を超える大幅な増収増益となりました。特にグレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国、欧州の売上高、営業利益の大幅な増収増益が続いています。米国事業では、ニューヨーク3店舗が2桁増収を継続している一方で、出店経費増などにより今期も赤字の見込みです。4月にはオーストラリア、ドイツに初出店を果し、さらにユニクロのブランド認知度を高めることができました。
■グローバルブランド事業:ジーユー、J Brand はやや計画を下回る
第3四半期(3ヶ月間)において、ジーユー事業、J Brand事業が計画を下回ったことから、グローバルブランド事業の営業利益は若干計画を下回りました。ただし、通期のグローバルブランド事業は増収増益を達成する見込みです。
■通期の連結業績予想:
通期の売上高は1 兆3,700 億円、同19.9%増、営業利益は1,455 億円、同9.5%増、経常利益は1,495 億円、同0.3%増、当期純利益は780 億円、同13.7%減、EPS765.34 円を見込んでいます。1 株当たり年間配当金は、中間配当金150円、期末配当金150 円をあわせて300 円を予想しております。

 国内ユニクロ事業

第3四半期9ヵ月間の売上高は5,694億円(同5.1%増)、営業利益は948億円(同7.3%増)と増収増益となりました。増収となったのは、既存店売上高が2.4%増収となったこと、スクラップ&ビルドによる店舗の大型化で1店舗当たりの売上高が増加したこと、5月末の直営店舗数が前年同期末比で8店舗増加したことによります。5月末の国内ユニクロの直営店舗数は841店舗(フランチャイズ店21店舗除く)となりました。既存店売上高2.4%増収の内訳は、客数が0.5%減、客単価が2.8%増となっています。売上高総利益率は同1.7ポイント改善しておりますが、これは、春夏のコア商品や新商品の販売が好調だったことから、値引き率を計画通りコントロールすることができ、その結果、第3四半期3ヵ月間において、売上高総利益率が大幅に改善したことによります。当期の売上高販管費比率は同1.3ポイント上昇いたしました。これは主に、パート・アルバイトなどの店舗人件費が増加したこと、定番商品の在庫を積み増したことによる物流費・倉庫費の増加によるものです。

4月に発表した直近予想に比べて売上高で約 15 億円、営業利益は約 30 億円上回っておりますが、通期の業績予想については変更せず、売上高は 7,150 億円(前期比 4.6%増)、営業利益は 1,000 億円(同 3.3%増)の増収増益を予想しております。

 海外ユニクロ事業

第3四半期9ヵ月間の売上高は 3,277 億円(同 71.3%増)、営業利益は 343 億円(同 75.1%増)と、計画通り大幅な増収増益となりました。特にグレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国、欧州は、好調な既存店売上高の伸びが続いており、計画を上回る増収増益を達成しております。海外ユニクロ事業全体の5月末の店舗数は、前年同期末比 188 店舗増の 598 店舗まで拡大いたしました。

グレーターチャイナにおける同期間の業績は、特に計画を上回る大幅な増収増益となりました。77店舗を出店(2店舗閉店)し、5月末店舗数は355店舗に達しています。同様に韓国も、既存店売上高の増収が続き、計画を上回る増収増益となっております。5月末の店舗数は132店舗に達しております。米国事業では、ニューヨーク3店舗が2桁増収を継続しております。当期にショッピングモールへ14店舗出店し、特に西海岸での店舗の売上が好調に推移しております。ただし、米国事業では出店費用などが増加しているため、今期も赤字が継続しております。東南アジア・オセアニア地区では、第3四半期3ヵ月間の売上が計画を下回ったことから、営業利益は計画を下回っております。ただし、4月にオーストラリアに初出店したメルボルン店は計画以上に好調な売上を達成し、順調な業績となっております。欧州事業(英国・フランス・ロシア・ドイツ)は計画を上回る増収増益を達成しております。4月にドイツへ初出店したベルリンのグローバル旗艦店も順調な売上を達成しております。

通期の海外ユニクロ事業の売上高は 4,000 億円(前期比 59.2%増)、営業利益は 350 億円(同 90.7%増)を見込んでおります。なお、2014 年8月期末の海外ユニクロ事業全体の店舗数は 634 店舗と、前期末比 188 店舗増加する見込みです。

 グローバルブランド事業

第3四半期9ヵ月間の売上高は 1,888 億円(同 25.2%増)、営業利益は 149 億円(同 11.3%増)と増収増益を達成いたしました。第3四半期3ヵ月間では、ジーユー事業と、J Brand 事業が計画を下回ったことから、グロ ーバルブランド事業の営業利益は若干計画を下回っております。第3四半期9ヵ月間のジーユー事業の売上高は増収、営業利益は若干の増益、セオリー事業の売上高は増収、営業利益はほぼ前年並み、コントワー・デ・コトニエ事業の業績は計画を上回る増収増益、プリンセスタム・タム事業は計画を下回る減益でした。

通期のグローバルブランド事業の売上高は 2,530 億円(前期比 22.7%増)、営業利益は 210 億円(同 20.3%増)を見込んでおり、ジーユー事業は計画通り、年商 1,000 億円を超える見込みです。

 2014年8月期の連結業績予想

2014年8月期の連結業績予想は、売上高1兆3,700億円、前期比19.9%増、営業利益1,455億円、同9.5%増、経常利益1,495億円、同0.3%増、当期純利益780億円、同13.7%減を見込んでおります。なお、J Brand事業で減損損失の可能性があることから、特別損失の予想を60億円から160億円へ修正いたしました。1株当たり当期純利益(EPS)は765.34円の予想です。

なお、2014年8月期通期の業績から国際会計基準(IFRS)ベースで発表する予定です。IFRS導入後には、のれん償却が無くなることや、為替の影響がありますが、今期のIFRSベースでの当期純利益の予想は、日本基準の780億円と同水準になる見込みです。

2014年8月期末の店舗数は国内ユニクロ事業で852店舗(フランチャイズ店含む)、海外ユニクロ事業で634店舗、グローバルブランド事業で1,256店舗(うちジーユー275店舗)、合計2,742店舗に達する見込みです。

なお、通期の1株当たり年間配当金は300円(中間配当金150円を含む)と当初予想通りとなっております。

 IR情報に決算データや各種リリースなどを開示しております。

ページトップへ