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最終更新日: 2014.04.10

2014年8月期 上期決算サマリー

株式会社ファーストリテイリング
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連結業績
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グループ事業別業績
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【決算ハイライト】上期の営業利益は6.8%増、全てのセグメントで増収増益

■2014年度上期業績:
売上高は7,643億円(前年同期比24.3%増)、営業利益は1,032億円(同6.8%増)、経常利益は1,075億円(同0.2%減)、純利益は645億円(同1.4%減)。全てのセグメントの売上高、営業利益で増収増益を達成、特に海外ユニクロ事業が大幅な増収増益。
■国内ユニクロ事業:
上期は増収増益。増収の要因は、既存店売上高が2.2%増となったことなど。売上高総利益率が改善した一方で、売上高販管費比率が上昇。下期では、既存店増収が続くこと、売上高総利益率の改善を見込んでいるが、一方で人件費、物流・倉庫費といった経費増が見込まれる。
■海外ユニクロ事業:  
上期は大幅な増収増益を達成。グレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国、米国、欧州の業績が計画を上回り、東南アジア地区も計画通り順調な業績を達成。下期も引き続き、グレーターチャイナ、韓国、東南アジア地区で高い成長が続くこと、米国での赤字縮小、欧州もドイツ旗艦店関連コスト増を含んでも、前年並みのほぼブレークイーブンの利益を確保できるため、海外ユニクロ事業の高い成長が続く見込み。通期の業績予想は、売上高、営業利益ともに大幅に増額修正。2014年8月期末の海外ユニクロ事業全体の店舗数は632店舗(前期末比+186店舗)の見込み。
■グローバルブランド事業:  
上期は増収増益。ジーユー事業は増収増益も、冬物在庫処分で計画比では若干下回る。通期のジーユーの年商は、計画通り1,000億円を超える見込み。
■通期の連結業績予想:  
通期の売上高は13,700億円、前年同期比19.9%増、営業利益は1,455億円、同9.5%増、経常利益は1,495億円、同0.3%増、当期純利益は880億円、同2.6%減、1株当たり利益は863.50円を見込む。1株当たり年間配当金は、中間配当金150円、期末配当金150円をあわせて300円を予想。

 国内ユニクロ事業

国内ユニクロ事業の2014年度上期の売上高は4,055億円(前年同期比4.7%増)、営業利益は702億円(同1.8%増)と増収増益になりました。増収の要因は、既存店売上高が2.2%増となったこと、スクラップ&ビルドによる店舗の大型化で1店舗当たりの売上高が増加したこと、2月末の直営店舗数が831店舗(フランチャイズ店18店舗除く)となり、前年同期末比で3店舗増加したことによります。既存店売上高2.2%増の内訳は、客数が0.5%増、客単価が1.7%増となっております。収益面では、売上高総利益率が前年同期比0.8ポイント改善した一方で、売上高販管費比率が同1.3ポイント上昇いたしました。販管費比率が上昇したのは、パート・アルバイトなどの店舗人件費が増加したこと、広告宣伝費が増えたこと、定番商品の在庫を積み増したことにより、物流費・倉庫費が増加したことによります。

国内ユニクロ事業の下期も既存店増収が続くこと、売上高総利益率の改善を見込んでおり、通期の売上高は7,150億円(前期比4.6%増)、営業利益は1,000億円(同3.3%増)を予想しております。売上高の予想に関しては、上期の下ブレ分を反映し直近予想より50億円を減額修正し、営業利益は人件費、物流・倉庫費といった経費増が見込まれるため、直近予想より145億円減額修正しております。

 海外ユニクロ事業

海外ユニクロ事業の上期の売上高は2,320億円(同77.6%増)、営業利益は280億円(同75.1%増)と、計画を上回る大幅な増収増益となりました。グレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国、米国、欧州の業績が計画を上回り、東南アジア地区についても、計画通り順調な業績を達成いたしました。2月末の海外ユニクロ事業全体の店舗数は、前年同期末比175店舗増加し、534店舗まで拡大いたしました。

グレーターチャイナにおける上期の業績は、計画を上回る大幅な増収増益となりました。この半年間で46店舗を出店(1店舗閉店)し、2月末店舗数は325店舗となりました。2013年9月には上海にユニクロ最大の売場面積(約2,000坪)を誇るグローバル旗艦店の上海店をオープンし、中国におけるユニクロのブランド認知をさらに高めることができました。韓国も冬のコア商品の販売が好調で、計画を上回る大幅な増収増益となりました。13店舗を出店(2店舗閉店)し、2月末の店舗数は116店舗となりました。米国は、グローバル旗艦店のNY5番街店をはじめとするニューヨークの3店舗が二桁増収と好調だったことに加え、この秋にショッピングモールにオープンした10店舗も順調に推移したことで、赤字幅が前年同期比で大幅に縮小いたしました。欧州も既存店売上高が二桁増と好調に推移いたしました。2014年4月11日にドイツ1号店(グローバル旗艦店)をベルリンに、4月16日にオーストラリア1号店をメルボルンにオープン予定です。

下期も海外ユニクロ事業の高い成長が続く見込みです。通期の売上高は4,000億円(前期比59.2%増)、営業利益は350億円(同90.7%増)を予想しております。引き続き、グレーターチャイナ、韓国、東南アジア地区で高い成長が続くこと、米国で赤字幅が縮小することを予想しています。欧州についても、ドイツ旗艦店関連コスト増を含んでも、通期で前年並みのほぼブレークイーブンの利益を確保できる見込みです。通期の業績予想は、上期の上ブレ分、および円安による為替差を反映し、売上高は直近予想より500億円、営業利益は70億円増額修正いたしました。2014年8月期末の海外ユニクロ事業全体の店舗数は632店舗と、前年期末比186店舗増加する見込みです。

 グローバルブランド事業

グローバルブランド事業の上期の売上高は1,253億円(同31.0%増)、営業利益は92億円(同7.7%増)と増収増益を達成いたしました。ジーユー事業は前年同期比では増収増益を達成したものの、計画比では若干下回る結果となりました。これは、第2四半期にアウター類などの冬物商品の在庫処分による値引き販売が増えたことによります。ジーユーはこの半年間に40店舗を出店(4店舗閉店)し、2月末の店舗数は250店舗となりました。セオリー事業は前年同期比増収となったものの、営業利益は計画を若干下回り、減益となりました。これは主に、米国の景気低迷による百貨店販売の不振、日米両事業で広告宣伝費や人件費などの経費が増加したことによります。J Brand事業も米国の景気低迷の影響を受け、計画を下回る業績となりました。コントワー・デ・コトニエ事業は計画を上回る増収増益、プリンセスタム・タム事業はほぼ計画通りの業績となりました。

グローバルブランド事業の通期の売上高は2,530億円(前期比22.7%増)、営業利益は210億円(同20.3%増)を予想しております。ジーユー事業は計画通り、年商1,000億円を超える見込みです。

 2014年8月期の連結業績予想

2014年8月期の連結業績予想は、売上高で1兆3,700億円、前期比19.9%増、営業利益は1,455億円、同9.5%増、経常利益は1,495億円、同0.3%増、当期純利益は880億円、同2.6%減、1株当たり利益は863.50円を見込んでおります。なお、2014年8月期末の店舗数は国内ユニクロ事業で857店舗(フランチャイズ店含む)、海外ユニクロ事業で632店舗、グローバルブランド事業で1,261店舗(うちジーユー277店舗)、合計2,750店舗に達する見込みです。なお、通期の1株当たり年間配当金は300円(中間配当金150円を含む)を予想しております。

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