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最終更新日: 2012.10.11

2012年8月期 決算サマリー

株式会社ファーストリテイリング
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連結業績
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グループ事業別業績
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【決算ハイライト】 2012年8月期は増収増益を達成

■2012年8月期の連結業績実績:
売上高9,286億円、前期比13.2%増、営業利益1,264億円、同8.7%増、純利益716億円、同31.8%増と大幅な増収増益を達成。
■国内ユニクロ事業:
売上高は6,200億円、同3.3%増、営業利益1,023億円、同3.6%減と増収減益の結果。上期は既存店売上高がプラスに転じ、営業利益も前年同期比で増益となったが、下期は春物販売の不振、天候不順による夏物販売の本格化が遅れたことによる既存店売上高の減収で減益。
■海外ユニクロ事業:
売上高1,531億円、同63.4%増、営業利益109億円、同22.9%増と増収増益を達成。アジア地区では積極的な出店により引き続き業績が拡大。米国ユニクロでは、ニューヨーク3店舗の売上が伸び悩んだこと、旗艦店を中心としたブランドビルディングのための先行投資により赤字幅が拡大。中国、韓国は通期では増収増益だったが、景気減速の影響により4Qの業績は計画比で下ブレ。
■セオリー事業:
過去最高益を更新。特に日本セオリーは好調な売上げが継続。プラステ事業も収益寄与。
■ジーユー事業:
売上高は約580億円、営業利益は約50億円と大幅な増収増益を達成。3月にオープンした銀座旗艦店、テレビCM効果により、知名度が飛躍的に上昇。
■2013年8月期の連結業績予想:
売上高は初めて1兆円を超える予想です。通期の業績予想は、売上高10,560億円、前期比13.7%増、営業利益1,435億円、同13.5%増、当期純利益845億円、同17.9%増。1株当たり利益は829.62円の予想。国内ユニクロ事業は増収増益の見込み。海外ユニクロ事業は、アジア地区での出店拡大と米国赤字縮小により大幅な増収増益。グローバルブランドは、引き続きジーユーとセオリー事業が牽引し、増収増益の予想。
■配当金:
2012年8月期の1株当たり年間配当金は、中間配当金130円と期末配当金の130円あわせて、260円を見込み。2013年8月期の1株当たり年間配当金は280円を予定。

 国内ユニクロ事業

連結売上高の66.8%を占める国内ユニクロ事業の2012年8月期の売上高は6,200億円、前期比3.3%増、営業利益は1,023億円、同3.6%減と増収減益の結果でした。上期では、ヒートテック、ウルトラライトダウン、暖パンをはじめとする、冬のコア商品の販売が好調で、既存店売上高が前年同期比2.3%の増収となりましたが、3月以降は、春物在庫を絞り込んだことによる端境期商売の伸び悩み、気温が7月中旬まで低く推移した影響による夏物販売の本格化の遅れにより、下期の既存店売上高は同4.3%減となりました。また、上期においては素材価格や生産加工賃の上昇による原価率アップ、下期においては夏物処分の拡大により、通期の粗利益率は前期比0.8ポイント低下いたしました。また、経費削減努力をいたしましたが、通期の経費比率は前期比0.4ポイント上昇いたしました。

2012年8月期の出店につきましては、スクラップ・アンド・ビルドによる店舗の大型化を進めました。期を通して25店舗を出店し、23店舗を閉店した結果、期末の店舗数は845店舗(フランチャイズ店21店舗を含む)、期末の売場面積は前期末比4.8%増加いたしました。

ユニクロの商品開発では、お客様のニーズに応えるべく、素材メーカーとの開発体制をさらに強化しており、秋冬シーズンでは、ヒートテック、ウルトラライトダウン、暖パンなどを、また春夏シーズンではサラファイン、シルキードライ、ブラトップ、イージーエクササイズインナーといった機能性が高い商品を開発することにより、需要の拡大を図っております。2012年秋冬シーズンにおけるヒートテックの販売数量は1億点(海外での販売数量を含む)を達成しております。

2013年8月期の国内ユニクロ事業の業績予想では、売上高6,530億円、前期比5.3%増、営業利益1,090億円、同6.5%増と増収増益を見込んでおります。既存店売上高は0.9%増の増収、店舗数は直営店9店舗の純増を見込み、期末店舗数はフランチャイズ店を含み854店舗となる計画です。収益面では、生産工場の加工賃の上昇などコストアップが続く見込みですが、値引率のコントロール、経費削減努力を進めることで、営業利益の増益を見込んでおります。

2012年9月には、株式会社ビックカメラとの協業から生まれた、グローバル繁盛店、「ビックロ ユニクロ新宿東口店」をオープンし、話題を集めております。また、11月2日には、プランタン銀座店に、ファーストリテイリングのグループブランド(ユニクロ、ジーユー、PLST、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム)をひとつの店舗で展開する「ユニクロマルシェ プランタン銀座店」をオープンする予定です。

 海外ユニクロ事業

2012年8月期の海外ユニクロ事業の売上高は1,531億円、前年比63.4%増、営業利益109億円、同22.9%増と、大幅な増収増益を達成いたしました。特にアジア地区で積極的な出店を行ったことにより、業績が拡大しております。一方、米国ユニクロでは、ニューヨークの3店舗の売上が伸び悩んだこと、旗艦店を中心にブランドビルディングのための先行投資を行った結果、赤字を計上する結果となりました。

海外ユニクロ事業全体の期末の店舗数は前期末比111店舗増加し、292店舗となりました。中国・香港、韓国、台湾では大量出店を実施、これらのエリアでの出店数は合わせて100店舗に達しております。2011年9月にはタイに1号店、2012年6月にはフィリピンに1号店とアジアにおける出店エリアの拡大も進め、いずれのエリアでも大成功を収めております。また、2011年秋にはソウル、台北にグローバル旗艦店をオープンし、ユニクロのアジアにおける事業基盤を強固なものといたしました。米国では、2011年10月にグローバル旗艦店「ニューヨーク 5番街店」と、メガストア「ニューヨーク 34丁目店」をオープンいたしました。これらの店舗の出店により、米国市場のみならず、世界中でユニクロの知名度を高めることができました。

2013年8月期の海外ユニクロ事業の業績予想は、売上高2,160億円、前期比41.0%増、営業利益160億円、同45.5%増の増収増益を予想しています。これは、アジア地区における継続的な成長と、米国、英国における収益性改善によるものです。中国では、景気低迷の影響を受け、一時的に成長スピードが鈍化するものと考えておりますが、慎重な売上高の予想を前提に、経費、粗利益率をコントロールすることで、増益の見込みです。中国・香港における出店数は82店舗と、昨年の66店舗に続き、大量出店を計画しております。また韓国では、ウォン安の影響で、粗利益率が若干悪化するため、営業利益は前年比ほぼ横ばいを見込んでおります。

2012年9月に米国ニュージャージー州のショッピングモールに「Garden State Plaza店」を、10月には米国西海岸初の出店となる「San Francisco Union Square店」をオープンし、好調な滑り出しとなっております。2013年8月期における出店は、アジア地区では144店舗、欧米では3店舗の出店を予定し、期末の海外ユニクロ事業全体の店舗数は437店舗に達する見込みです。

 グローバルブランド事業

グローバルブランド事業の2012年8月期の売上高は1,530億円、前期比23.3%増、営業利益は145億円同65.4%増と、大幅な増収増益となりました。特に増益幅が大きかったのはジーユー事業で、2012年8月期の売上高は約580億円、営業利益は約50億円に達しました。ジーユー事業では、2012年3月に銀座旗艦店を出店したこと、人気タレントを起用したテレビCM効果により、ジーユーブランドの知名度が飛躍的に高まり、この結果、通期の既存店売上高は前期比35%増の大幅増となりました。また、店舗数も28店舗増加し、期末店舗数は176店舗となっております。

2012年8月期におけるセオリー事業の業績も好調で、過去最高の営業利益を更新いたしました。これは、日本のセオリー事業で好調な既存店増収が継続していること、プラステ事業の収益寄与によります。コントワー・デ・コトニエ事業は、上期の業績は苦戦いたしましたが、春夏コレクションから売上が回復したことにより、通期では増収増益を達成いたしました。プリンセス タム・タム事業は、計画通り、前年並みの業績となっております。

2013年8月期のグローバルブランド事業の業績は、売上高1,850億円、前期比20.9%増、営業利益185億円、同27.2%増を予想しています。特にジーユー事業、セオリー事業の成長を見込んでおります。ジーユー事業の売上高は800億円、店舗網は216店まで拡大する見込みです。

 2013年8月期業績予想:1株当り利益は829.62円、年間配当280円を予想

2013年8月期の連結業績は売上高10,560億円、前期比13.7%増、営業利益1,435億円、同13.5%増、経常利益1,425億円、同13.8%増、当期純利益845億円、同17.9%増を予想しております。通期の1株当たり利益は829.62円の見込みです。1株当たり年間配当金については、中間配当金140円と、期末配当金の140円をあわせて、280円を予想しております。

 決算説明会の資料についてはこちらをご参照ください。

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