HOME > IR情報 > IRニュース > 2010年8月期 第1四半期(2009年9~11月 3ヶ月間)決算サマリー

IRニュース

最終更新日: 2010.01.08

2010年8月期 第1四半期(2009年9~11月 3ヶ月間)決算サマリー

株式会社ファーストリテイリング
PDF ( 19KB )
to English page

連結業績
491qsummary.jpg

【サマリー】2010年8月期 第1四半期:売上高39.8%増、営業利益49.1%増

2010年8月期第1四半期(2009年9月~11月)の業績は売上高2,634億円、前年同期比39.8%増、営業利益610億円、同49.1%増、当期純利益348億円、同57.2%増と大幅な増収増益を達成しました。好調な業績の背景は、主力の国内ユニクロが大幅な増収増益となったこと、海外ユニクロの収益拡大です。

国内ユニクロ事業は、既存店増収率が20.8%増と大幅な増収となり、期初計画に比べて売上高で200億円、営業利益で100億円上回る結果となりました。秋シーズン立ち上がりから、ネオレザーをはじめとしたアウターなどの新商品が好調だったこと、パリのグローバル旗艦店のオープン、デザイナーのジル・サンダー氏との取り組みによる「+J」の販売開始など話題も多く、客数を大幅に増やすことができました。機能性ウエアのヒートテックの販売数量を前年に比べて大きく増やしたことも大幅増収に寄与いたしました。

海外ユニクロ事業は、10月1日オープンしたパリのグローバル旗艦店の成功や「+J」の販売により、各国での既存店増収率が高まり、収益は拡大いたしました。国内関連事業は、GOVリテイリングの業績がほぼ計画通り推移したものの、キャビンの業績が下ぶれたことから減益となりました。グローバルブランド事業は、セオリー事業の連結を開始したこと、コントワー・デ・コトニエ事業が計画通り推移したことから、増収増益となりました。

 

2010年8月通期の連結業績予想は、売上高8,200億円(前期比19.7%増)、営業利益1,305億円(同20.1%増)、経常利益1,255億円(同23.9%増)と期初計画から増額修正いたしました。1株当たり利益は663.16円の予想です。尚、1株当たり年間配当金は中間配当金100円を含み200円を予想しております。

 国内ユニクロ事業

連結売上高の8割近くを占める国内ユニクロ事業の売上高は2,049億円、前年同期比30.2%増、営業利益は562億円、同42.9%増と大幅な増収増益を達成、期初計画に比べて売上高で約200億円、営業利益で約100億円上回ることができました。既存店売上高が前年比20.8%増と好調でした。秋シーズン立ち上がりから、ネオレザーをはじめとしたアウターなどの新商品が好調だったこと、10月1日にオープンしたパリのグローバル旗艦店のオープン、デザイナーのジル・サンダー氏との取り組みによる「+J」の販売開始、銀座店の増床リニューアルオープンなどが話題を集め、客数を増やすことができました。また、11月は、「ファーストリテイリング創業60周年キャンペーン」を実施したことから、前年大幅な増収となった11月の売上高をさらに上回ることができました。尚、機能性ウエアのヒートテックの販売数量を前年に比べて大きく増やしたことも、大幅増収に寄与しました。

収益面では、粗利益率が前年同期比1.1ポイント改善、売上高販管経費率も同1.3ポイント改善しております。粗利益率の改善の背景としては、シーズン始めに秋物新商品が好調に販売できたこと、ヒートテックの販売が好調だったこと、夏物処分を昨年度のうちに前倒しで実施し、早めのシーズン切り替えを行ったことがあげられます。

12月は、ヒートテックやダウンジャケットなどの販売が好調だったことから、既存店増収率は前年比11.5%増と好調なトレンドが続いております。ただ、1月以降は冬物在庫が欠品している影響が考えられることから、2010年8月通期の業績予想数値には、第1四半期の上ブレ分のみを反映し、売上高6,150億円(前期比14.3%増)、営業利益1,300億円(前期比17.4%増)へ増額修正いたしました。

第1四半期の出店は計画通りに推移し、11月末の直営店数は772店舗(フランチャイズ店含む:792店舗)と前年同期末比で25店舗増となりました。尚、500坪規模の大型店は11月末で81店舗に達しております。

 海外ユニクロ事業

海外ユニクロ事業の売上高は207億円、前年同期比129.1%増、営業利益31億円、同344.4%増と、計画を上回り大幅な増収増益を達成しました。中国・香港、韓国、シンガポールといったアジア地区では、出店も計画通りに進展し、業績は順調に拡大しております。英国、米国、フランスといった欧米では、パリのグローバル旗艦店成功のニュースや、「+J」の販売による効果で、ユニクロのブランド認知がさらに高まり、既存店増収率も高い伸び率を達成することができました。

2010年8月通期の海外ユニクロ事業の売上高は、期初計画の650億円から700億円(前期比85.2%増)、営業利益は45億円から60億円(同270.4%増)へと増額修正いたしました。グローバル旗艦店の売上が予想を大きく上回っているユニクロ・フランス、売上が好調な米国、英国、および中国の業績修正幅が大きくなっています。尚、2010年春にはモスクワにロシア1号店を出店する予定です。

 国内関連事業

国内関連事業の売上高は144億円、前年同期比6.2%増、営業利益はほぼゼロで前年同期比減益でした。GOVリテイリングの業績はほぼ計画通りでしたが、キャビンの業績が下ぶれたことから、国内関連事業全体では期初計画を下回る水準となっています。ジーユー事業は2009年3月に「990円ジーンズ」を発売して以来売上が大幅に伸びており、この第1四半期でも同様のトレンドが続いたことで、計画を上回る大幅な増収増益を達成しました。靴事業は、フットパークの閉店を進めたことで、閉店セールの影響から赤字幅は拡大しております。キャビンはファッションアパレル業界不振の影響を受け、既存店売上高の前年割れが続いており、業績は計画を下回っております。

2010年8月通期の国内関連事業の通期業績予想は、キャビンの既存店売上高の前年割れが続いていることから減額修正し、売上高は470億円(前年比8.8%減)、営業損失7億円といたしました。

 グローバルブランド事業

グローバルブランド事業の売上高は228億円、前年同期比189.4%増、営業利益は26億円、同167.4%増となりました。セオリー事業を新規に連結したことが、大幅な増収増益の主要因です。セオリー事業の売上はほぼ計画通りでしたが、収益面では在庫コントロールを強化したこと、円高進行による調達コスト低減により増益となり、計画を若干上回ることができました。コントワー・デ・コトニエ事業、プリンセス タム・タム事業は、それぞれほぼ計画通りの業績でした。グローバルブランド事業の通期の業績予想は、売上高850億円(前期比52.9%増)、営業利益45億円(同2.7%増)と期初計画通りです。

 2010年8月期の連結業績予想を修正

2010年8月期の連結業績予想は、国内ユニクロ事業と海外ユニクロ事業の増額修正、国内関連事業の減額修正により、売上高は期初計画の7,980億円から8,200億円(前期比19.7%増)、営業利益1200億円から1,305億円(同20.1%増)、経常利益は1,150億円から1,255億円(同23.9%増)と増額修正いたしました。よって、1株当たり利益は663.16円の見込みです。尚、1株当たり年間配当金は中間配当金100円を含み200円を予定しております。

 決算説明会の資料についてはこちらをご参照ください。

ページトップへ