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最終更新日: 2008.04.10

2008年8月期 中間決算を発表(決算サマリー)

株式会社ファーストリテイリング
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連結業績
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【サマリー】中間期業績は大幅増益を達成

2008年8月期の中間業績(2007年9月~2008年2月)は、売上高3,164億円、前年同期比11.3%増、営業利益542億円、同25.8%増、当期純利益286億円、同26.3%増と大幅増益を達成することができました。
主力の国内ユニクロ事業は、ヒートテックインナー、カシミヤ、ダウンジャケットなど冬物のコア商品の売上が好調だったこと、値引販売が減少したことなどから、売上高、営業利益ともに計画を上回り、増収増益を達成いたしました。海外ユニクロ事業は、ニューヨークのグローバル旗艦店の業績が好調に推移したこと、中国、香港、韓国が引き続き順調に業績を拡大したことから、海外ユニクロ事業としては、初めて中間期で黒字を計上することができました。国内関連事業は若干計画を下回ったものの、グローバルブランド事業は計画通りの業績を達成しております。

2008年8月期の連結業績予想は、中間期に国内ユニクロ事業の業績が大きく上ぶれしたこと、国内関連事業の業績予想の修正を加味し、売上高5,855億円、前期比11.5%増、営業利益801億円、前期比23.4%増へと増額修正しました。1株当たり利益は403円33銭を見込んでおります。なお、1株当たりの中間配当金は65円とし、年間配当金は前年と同水準の130円を予想しております。

 国内ユニクロ事業

連結売上高の80%を占める国内ユニクロ事業の今中間期の売上高は、前年同期比8.1%増、営業利益は同24.1%増となりました。好調な売上高と売上高総利益率の改善により中間期の業績は計画を上回ることができました。

まず、計画を上回る売上高を達成できたのは、既存店ベースの売上高が前期同期比1.5%増となったことです。9月は気温が高く推移し秋物の立ち上がりが遅れたことから客数が減り減収となりましたが、10月中旬以降の冷え込みからカシミヤ、フリースなどの冬物商品の販売が好調に動きだし、シーズンの最需要期である11月~12月はキャンペーン商品として打ち出したヒートテックインナーやダウンジャケットが集客に寄与したことで大幅な増収となりました。特にユニクロが強みとしている「機能素材」を使ったヒートテックインナーのキャンペーンが成功し、ヒートテックはシーズンで2,000万枚を販売する大ヒット商品となりました。

中間期の出退店はほぼ計画通りに推移し、500坪規模の大型店は10店舗をオープンすることができました。この結果、2008年2月末の直営店舗数は前年同期末比で25店増加し、738店舗(フランチャイズ店含む:757店舗)となっています。

一方収益面では、主力商品の売上が好調だったことから値引販売が減少し、売上高総利益率は計画を上回り、前年同期比3.1ポイント改善いたしました。また経費面では、採用の拡大や地域限定正社員の登用による人件費増、ショッピングセンター出店にともなう家賃比率増により売上高販管費比率は前年同期比で0.6ポイント上昇しております。

下期の国内ユニクロ事業は、新規出店が改正建築基準法の影響によるショッピングセンターのオープン延期の影響を受け、出店数を期初計画から修正しております。しかし、春物の立ち上がりも順調で、3月の既存店増収率が前年同期比8.1%増となったことも反映し、下期の既存店増収率を期初計画の同0.2%増から同1.9%増といたしました。この結果、国内ユニクロの2008年8月期の業績は、売上高4,592億円(前期比8.1%増収)、営業利益792億円(前期比23.9%増)へと増額修正いたしました。

 海外ユニクロ事業

今中間期の海外ユニクロ事業の業績は、2006年11月にグローバル旗艦店をオープンした米国ユニクロの収支が改善したこと、中国、香港、韓国が引き続き順調に業績を拡大したことで前年中間期の営業赤字から黒字へ転換しました。

ニューヨークのグローバル旗艦店に続き、2007年11月にはロンドンのオックスフォードストリートにグローバル旗艦店をオープン、また、2009年秋にはパリのオペラ地区に3番目のグローバル旗艦店をオープンする予定です。すでに2007年12月にはパリ近郊のラ・デファンスにフランス1号店をオープンし、パリのお客様からの熱烈な支持を得ています。

2008年8月期の海外ユニクロ事業の売上高は300億円、前年比76.5%増、営業損失は4億円へ縮小の予定です。

 国内関連事業

今中間期では、キャビン、ジーユーがほぼ計画通りの業績を達成したものの、靴事業のワンゾーンの業績は厳しい競争環境の中、計画を若干下回りました。

下期は、キャビンが主要ブランドに集約することで事業の効率化を図り、通期では黒字を目指しています。また、ジーユーは、ウィメンズのファッション商品を強化するなどにより、1店舗あたりの売上を拡大し、採算改善を目指しています。また、2007年2月に終了した公開買い付けにより、連結子会社としたビューカンパニーの損益が下期より連結される予定です。この結果、2008年8月期の国内関連事業の売上高は508億円に修正いたしました。営業損失はワンゾーンやジーユーの業績回復が期初計画に比べて若干遅れていることから、27億円の営業赤字予想(前年実績35億円の営業赤字)へ修正しました。尚、4月1日付けで、ジーユー、ワンゾーンおよびビューカンパニーの3社は業務提携を締結し、事業の再構築および経営統合に向けた検討を開始しております。

 グローバルブランド事業

今中間期のグローバルブランド事業はほぼ計画通りとなりました。フランスを中心にフレンチカジュアルブランドを展開するコントワー・デ・コトニエ事業は、パリにおけるストライキが客数に影響したものの、スペイン、イタリアなどのフランス以外のヨーロッパで売上が好調に推移いたしました。また、ランジェリーブランドを展開するプリンセス タム・タム事業も引き続き順調に推移しております。

下期はコントワー・デ・コトニエ事業においてはフランス以外のヨーロッパ各国への積極的な出店をすすめ、プリンセス タム・タム事業ではフランス市場での基盤を強化する計画です。2008年8月期のグローバルブランド事業は売上高430億円、営業利益74億円を見込んでおります。

 2008年8月期の業績予想

2008年8月期の連結業績予想は、中間期に国内ユニクロ事業の業績が大きく上ブレしたこと、国内関連事業の業績予想の修正を加味し、売上高5,855億円、前期比11.5%増、営業利益801億円、前期比23.4%増へと増額修正しました。1株当たり利益は403円33銭を見込んでおります。なお、1株当たりの中間配当金は65円、年間配当金は前年と同水準の130円を予想しております。

 決算説明会の資料についてはこちらをご参照ください。

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