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ダッフルコート (duffle coat)

20061030wool_duffle_coat.jpgダッフルは、アントワープ(ベルギー)近郊の地名で、そこで最初に織られた起毛した厚手のウール織物のことです。その布地を用いたショート・コートです。 

もともとは北欧の漁師が着ていたショートコートで、フードが付き、ダブル・ブレストのフロント(上着の前打ち合わせが二重になって、ボタンが二列)、大きなヨーク(切り替え)とパッチ・ポケット(貼り付けたポケット)、留め木のボタン(トグル)をロープに掛けるなどが特徴です。

第二次世界大戦中にイギリス海軍の軍人用のコートとして採用され、戦後は軍服の放出品が人気を集め、カジュアル・コートとして定着しました。

ダッフルの意味は、アントワープ(ベルギー)近郊の地名からきており、そこで織られた起毛した厚手のウール織物のことです。その布地を最初に用いたことからダッフルコートと呼ばれています。